もし私が8歳の頃に、
同じ8歳のお母さんと友達だったら、、、
私たちは「知らない」から相手に文句も、ニーズもぶつけてしまいます。
今持っている悲しみも不安も同じように母親がかつて抱えていたことを知っていたら、
分かり合えないと思っていた母親と友達だったら、
同じような態度にはならないかもしれません。
これは母親でも、父親でも、理解に苦しむパートナーでも同じです。
知らないから勝手に想像して、勝手に決めつけて、勝手に理想を求めてしまうことがあります。
今日、紹介する映画は「秘密の森の、その向こう」
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あらすじ:
主人公は8歳の少女ネリー。
ネリーは母と父の3人で他界した祖母の遺品を整理するために、祖母が生前に母が暮らしていた家に行きます。
祖母を亡くした悲しみから母親が突然と姿を消します。
残されたネリーはかつて母親が小さい頃に遊んでいた森の中に。
そこには自分と同じ8歳の母親がいて、、、。
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この映画ではネリーと母親がどのような関係なのかほとんど描かれていません。
しかし、子供だった頃の母親とネリーが共に時間を過ごしていく中でふたりの想いが垣間見えてきます。
特別なことがあるわけではないけど、些細な時間がふたりの絆として残っていきます。
相手の悲しみを知るにはまだ知らないことが多くて私たちは傷付いてしまうことがあります。
子供には母親のことが分かりませんし、母親の小さい頃なんてもっと分かりませんからね。
その傷が癒えるのは相手の悲しみの意味を知ることができるようになるからです。
また相手の幸せを知ることで、私たちの傷も癒えることもあります。
カウンセリングで母親の幸せを受け取っていくセッションをすることがあります。
怒りも、ニーズも、不満も、すべてぶつけていた母親との関係が、相手の幸せを知る(受け取る)ことで変わっていくのです。
知っているようで知らない大切な人の悲しみも、幸せも、知るのに遅すぎることはありません。
相手を知ることは癒しと許しの始まりです。
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