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「自分を不幸にする」という母親への復讐を手放していく

私たちは怒りを抱えていると、それが思わぬ出来事を引き起こすことがあります。

その一つが自分を傷付けるというやり方です。

「お前のせいで私はこんなに傷付いた!」と相手に見せることで、怒りを表現しているのです。

直接相手を攻撃することはありませんが、自分をしんどい状況に追い込むことで復讐しているのです。

母親への復讐

例えば、コントロールの強い母親に対して

「お前のせいで、あたしは幸せになれなかった!!!」と主張するために

幸せにならない状況をあえて選択することがあるのです。

この怒りの表現の最大のデメリットは、「終わりがない」ということです。

どんな感情でもそうですが、適切に感じていくことができれば、その感情は消えていきます。

ですが、この怒りの表現方法だと、より自分の中にある「被害者意識」を強めてしまいます。

母親に復讐しているつもりでも、実際に自分を傷付けているわけですからね。

その傷が癒えないまま、新しい傷を付けていきます。

焦りと怒りでどんどん消耗していきます。

また、その姿を見て母親が過干渉になったり、余計な言葉を言ってきたりして、

そこでまた怒りを溜め込んでしまうループにハマってしまうこともあります。

カウンセリングでも母親との関係を見つめていく時間をたくさん取ることがあります。

それは母親に対しての怒りが自分の幸せをこのようにブロックしていることがあるからです。

もしかしたら母親も同じパターンを持っている?

ちょっとだけ補足ですが、

もしかしたらお母さんも同じパターンを持っていたかもしれない場合もあるのです。

あなたにはではないですが、誰かに抱えた怒りを自分を不幸にするという形で表現していた可能性もあります。

夫婦関係がうまくいかなかったり、嫁姑問題で疲弊していたりと、言葉にもできない怒りをひとりで抱えていたのかもしれません。

その怒りが思わぬ形で表現されてしまった。ということもあるのです。

怒りを手放していくことで

このブログを読んでいる方や実際にカウンセリングを受けている方で、

お母さんとの関係(またはそれ以外の怒りを抱えた相手との関係)を見つめ直している最中の方もいると思います。

怒りをどんどん手放していくと、

あれ?私は何をしたかったんだろう?」「これからどうしたらいいの?」という感覚が出てくることがあります。

好きな人のタイプがガラッと変わった!」「仕事へのやる気が急になくなった」なども

それは今まで怒りを原動力して「不幸になろう!」としていたので、

怒りを癒すことで、燃料も目的地も分からなくなってしまった状態です。

でも、焦る必要はありません。

ちゃんと怒りを癒していけてるわけですからね。

おすすめは卒業記念パーティーを開催することです。

これkらどうなるか?よりも、今まで頑張ってきた自分を認めてあげることです。

ちょっと贅沢するのもいいですし、自分への卒業証書を渡してあげるのもいいですね。

怒りを手放していくことは今までの生き方を手放すことでもありますからね。

それまでは想像もしなかった幸せへの切符が手に入っていきます。

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