私たちの心は、自分でも何気なく通り過ぎているように思える出来事にも影響を受けます。
それは心理的な要素もあれば、生物的な要素もあります。
生物的な部分では、急な大きな音にストレスを感じるのも、「大きな音=危険が近付いている」と察知するので、緊急モードになり、ストレス状態が高くなります。
生存本能、防衛反応の一部なわけですね。
心理的な側面では、SNSが分かりやすいかもしれません。
直接的にあなたに向かって投げかけられた暴力的な言葉ではなくても、心は反応して、傷ついてしまいます。SNS疲れと言われますよね。
休憩のつもりでSNSを見ていたのに、なんだが休憩前よりも、どっと疲れている。
主語を理解できない心
私たちの心は「主語」を理解できない部分があります。あなたに向けられていない言葉でも、まるで自分に向けられたようにキャッチしてしまいます。
でも、これは必ずしもマイナス面なわけではありません。ポジティヴな言葉もまるで自分に向けられているようにキャッチできるわけですからね。
優しい言葉や慈しみのある言葉に触れることで、少し安らぎを感じられるようになります。
何気ない言葉に自分を否定されていると感じる傾向が強い時は、心がいろんな場面で過剰に反応している場合があります。
例えば、目の前の人の発言だけに心が反応して、ネガティヴな気持ちになっているのではなくて、小さな否定的な言葉への反応が重なって、耐えられないほどの重みになるのです。
すぐに自分の考え方や感じ方が間違っていると思わなくて大丈夫です。そうやって焦って「変わらなければ!」と思うことも、自己否定の後押しをしている場合があります。
もちろん、考え方を変えることで楽になれることもあります。でも、まず必要なことは、否定されると感じる場面や状況から離れることです。
「これ以上傷付けられない」
その安心感を得て、自分を向き合えればいいですよね。
強くならなければいけないと、戦場で筋トレして、自分を変える必要はありません。
まずは戦地を離れて、安全を確保してからです。
「心の弱さ」や「心の強さ」という言葉があります。
でも、見境なく乱暴な言葉に耐えることが「心の強さ」なのでしょうか。
過剰に反応する心や繊細にキャッチする心を大切にすることは「心の弱さ」なのでしょうか。
あなたが傷付き、疲弊しているなら、求めるのは「心の強さ」ではなくて、安心できる時間ではないでしょうか。
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