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幼少の頃の親との関係を振り返ることに抵抗が出てくる件について

ずっと「いい子」をやってきた人は、幼少期の頃の親との関係を振り返る時に抵抗が出てくることがあります。

親には感謝しなければいけない!

親に文句を言ってはいけない!

今さら振り返っても意味はない!

と。

別に幼少期の頃の親との関係を振り返ることは親を非難することではありません。

また、誰だって完璧にお母さん、お父さんできませんからね。

親を否定するわけではなくて、親との関係で出来上がったパターンを知ることに意味があるわけです。

現在抱えている問題に、〇〇が関係しているかもよ!」と知ることでそのパターンを変えていくことが肝なのです。

お母さんを悪者したくない!お父さんを責めたくない!

嫌なことがあっても、悲しいことがあっても。

幼少の頃から、そうやってお母さん、お父さんを愛してきたんだと思います。

カウンセリングでは【現在抱えている問題】を扱うので、親との関係がネガティヴに作用している部分にフォーカスすることが多くなります。

でも、ポジティヴに作用している部分もあるわけです。

親との関係性を振り返る時に、親を責めるような気持ちがして罪悪感や抵抗が出てくるのは、ポジティヴな部分もあるからです。

親との関係がネガティヴに作用しているのは、「親に愛情がなかった」とか、「思いやりがなかった」ことを証明するものではありません。

先ほど書きましたが、誰だって完璧な存在ではありません。

愛しているのに優しくなれないことも、大切にしたいのに傷付けることもあります。

あなたのお母さん、お父さんも、自分の親との関係で培われてきたパターンもありますからね。

幼少期の親との関係を振り返ることは親を非難することではなくて

もっと自分を、また親についても、知ることなのです。

知ることで変えられること、変わることがあるからです。

別の言い方をすれば、幼少期の親との関係を振り返ることで「親をもっと愛なきゃ!」とか思いすぎる必要もありません。

それがプレッシャーになって、抵抗が出てくることもありますからね。

まずは知ることから始めてみればいいし、知ることだけでいいのです。

そこから自分がどのような判断をして、何を選択するのか?は自分が決めていいですからね。

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