ヒーローは
負けない人、勝ち続ける人というよりも
何度も立ち上がる人だ。
思いっきり食らわされて、
下手こいて、片膝ついて、いじけても
立ち上がっていく。
僕らには悪の結社を叩き潰して平和をとり戻すなんて分かりやすいハッピーエンドは待ってない。
日々の生活の中で悔しい想いをする。
だからこそ、それぞれの自分だけの立ち上がり方がある。
人からは逃げているように見えても
その人の中で立ち上がった瞬間もあるだろうし、
周りからは成功しているように見えても、
挫折を抱えて生きているかもしれない。
立ち上がった先にも悔しい想いはきっとする。
ワンクールで終わるアニメと違って僕らの日々を続いていく。
そもそも立ち上がるってなんだろう。
凹まされても、負けても、悔しくても、前を向けなくても、
それでも生きてくことは立ち上がることなのかもしれない。
悔しさを抱えながらも、日々を生きていくってだけでもうヒーローだ。
仮面ライダーは悪の結社と闘って、自分とも戦っている。
自分と戦うってなんだろう。
なりたい自分に少しでも近づこうとすることかもしれない。
見えない未来に決断していくことかもしれない。
答えのない問題を問い続けることかもしれない。
立ち上がり続けることは、生きることそのものだ。
本郷猛は仮面ライダーになっても葛藤して、負けて、何度も立ち上がっていった。
スーパーパワーを手に入れてもそこで終わりじゃない。
僕らも立ち上がり続けよう。
立ち上がり続ける人達と共に。
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