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優しい夫を男として見れない問題と自己嫌悪について

優しい夫にときめかない問題がありまして。

めちゃくちゃ夫が優しくて、子供たちの面倒も見てくれるし、好きなことも自由にさせてくれるけど、「男としてはちょっとな〜。いい人なんだよ。いい人なんだけど、ちょっとな〜」と

女性の「ちょっとな〜」は「ちょっとではない!」と心理学の師匠に教えてもらいましたので、この「ちょっとな〜」は「まったく男として見れない!」なわけでして、「セックスも我慢してなら、、、」もしくはいいムードになりそうだと逃げる!わけです。

この問題を抱える女性は大きく分けて2つのパターンがあります。

夫をフルボッコにするパターン

優しい夫だけど、とにかくフルボッコにします!

やってくれたことより、できないことに目をつけて、叱りつけます。

感謝を伝えてもいい場面でも「だって、あなたはあの時〇〇しなかったじゃん!」とダメ出ししてしまいます。

夫も反論する時もあれば、ほとんどの場合は【嵐が過ぎ去るの待つ作戦】を敢行して、無抵抗主義になります。

自分が怒っても何も反応しない夫にますます怒りが湧いてきて、エンドレスダメ出しになります。

夫から逃亡するパターン

もうひとつは、夫から逃亡するパターンですね。

直接的に夫を攻撃することはないのですが、他の用事をたくさん詰め込んで向きあわないようします。

ハードワーク作戦ですね。

資格の勉強やママさんバレー、お料理教室、心理学のお勉強など。週末の予定を入れまくります。

優しい旦那さんですから、妻のやることにも応援してくれます。

不仲という感じはしませんし、むしろ仲がいいです。

でも、「男として見るのはちょっと、、、」なわけです。

妻、エネルギーが有り余る

夫に怒りをぶつけるのも、夫以外のことでハードワークになるのも、エネルギーが有り余っているからなんですよね。

悶々とした思春期の男の子が夜中に走りまくるような感じです。

自分のエネルギーをどこかに向けてたくなるわけです。でも、セクシャルエネルギーとしては出せないから、形を変えて別のことへと情熱を注ぎまくります。

結婚する前は役員とか、リーダーとか、先生とか、絶対無理!と思っていたけど、結婚してからなぜが地域のまとめ役になって、サークルのリーダーになって、カウンセラーにまでなってしまった!」なんてこともよくあります。

有り余ったエネルギーが社会的な自立のエネルギーになっていきます。

ただ「せっかく資格を取ったけど、私が本当にやりたかったことはコレだっけ?」なることも、また、いろいろな仕事や役職を背負いすぎて燃え尽きてしまうこともあります。

自立からの燃え尽きはどうぞこちらのイベントへ

自己嫌悪も、傷付いた男性性も自分を愛することが鍵ですからね。

夫もエネルギー迷子になる。

旦那さんも自分のエネルギーを少しずつ消していくことがあって。

中性的になるというか、「優しいパパ」みたいに性的なエネルギーを感じることないマスコット的な存在になっていきます。

もちろんガツガツ来てくれるタイプの旦那さんもいます。でも、どこかで自分のセクシャルエネルギーを妻に拒否られているのを感じてますからね。

思春期の男の子みたいに、湧き上がる性的なエネルギーをどうしていいか分からなくて、悶々としてしまいます。

拗ねたり、甘えん坊になったり、よく分からん態度の夫が爆誕することもあります。

セクシャルエネルギーの自己嫌悪

優しい夫にときめかない問題を抱える人の中に、自らのセクシャルエネルギーに嫌悪感を抱えている方は少なくありません。

男としてちょっと、、、」は、実は自己嫌悪が投影されているわけですね。

私、女としてちょっと、、、」と実は自己嫌悪を感じているわけですね。

で、ややこしいのが、自己嫌悪を自覚していることもあれば、自己嫌悪すら抑圧して気がつけないこともあります。

セックスが苦手で、、、」という方もいれば、「いや、こっちもセックスには情熱があるんだよ。でも、夫とは、、、」という方もいます。

また、不倫や浮気など、罪悪感や刺激が強い関係なら自分にGOサインを出せる方もいます。「私、何してんだろう」と思いながらも、その関係で救われている自分もいて、抜け出せなくなることも。

イケナイ関係だと分かっていても、愛されることに安心感を感じるわけです。

セクシャルエネルギーの隠れ蓑?

カウンセリングでも自己嫌悪を癒していくセッションを繰り返していくことになります。

でも、「そもそも自己嫌悪を抱えているのによく結婚したね!?」と疑問を持たれる方もいるかもしれません。

自己嫌悪は恋愛成就を阻む壁にもなり得ますからね。

分かりやすいケースとして。

夫と出会う前はめちゃくちゃ遊んでいたけど、「結婚するならいい子にならなければ!」と、今までと真逆のタイプを結婚相手として選ぶことがあります。

ちょいワルな人が好きだったけど、めっちゃ誠実で真面目な人を選ぶ!みたいに。

「好きではない人を選ぶ」こともあるかもしれませんが、どっちかと言うと「男性として素敵な部分もあるけど、そこをあえて見ないようにして選ぶ!」に近いですね。

結婚=女性としての自分封印】の構図?方程式?が出来上がっているわけです。

だから、このようケースの場合は、そもそも男性としての魅力を感じない相手を結婚相手として選ぶこともあります。「いいパパになりそう!」とか「仕事を真面目にしそう!」とか。「男として」の基準がではない部分で選択します。

(もちろんそれが悪いわけではありません。)

結婚することで、自分のセクシャルエネルギーに蓋をするわけですね。

このケースの場合は、大抵お母さんの影響が強くあります。母親の姿を見て、「結婚とは女性として我慢すること!」と母親の背中から学んでいたりします。

また、逆のパターンとして、母親も自由に恋愛していて、「ああはならないぞ!」と自分のセクシャルエネルギーを否定することもあります。

どちらにしても母親との関係が影響しています。自己嫌悪を癒していく過程で、母親との関係を見つめ直していくことがあります。心理的に母親を手放していなければ、どうしても影響を強く受けてしまいますからね。

長々と書きましたが、「結婚」がセクシャルエネルギーの隠れ蓑になっていることがあるのです。

自己嫌悪を癒して新しい関係へ

じゃぁ、自己嫌悪を癒したらどうなるの?ですが。

新しい関係性を作っていくステージへと向かっていきます。

自分のセクシャルエネルギーを解放していくことで、夫婦関係にも自然と変化が出てきます。妻が自分のセクシャルエネルギーに許可を出すことで、夫も今まで消していたエネルギーを発揮することもありますし、「私は自由に恋に情熱的に生きる!」と我が道を選択されることもあります。

「あれ?夫は男としてもめちゃくちゃかっこよくない!?」と再発見することもあります。

自分の中に溢れるセクシャルエネルギーが新しい視点をもたらしてくれます。

それまで抑圧していたエネルギーが自分の情熱に真っ直ぐに注がれるようになります。

解放したエネルギーを感じながら、「自分はどう生きたいのか?」それをコミット(決断)していくことになります。

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