嫉妬は嫌いな感情ランキングの上位をキープする感情で。
「嫉妬するのも、嫉妬されるのも嫌なんだぜ!」なワケです。
SNSでも「いかに嫉妬を手放すか?」の記事に溢れているのですが、今日は逆の「嫉妬のすすめ」です。
「嫉妬」と「手放し」は大切なテーマになります。
でも、嫉妬は嫌な感情だけど、その感情を抑圧して見て見ないフリをしてたら、自分のエネルギーも湧いてこないぜ!ってことがありまして。
(抑圧と手放しは違いますからね。抑圧は「あるもの」を感じないように蓋をすることで、手放しは「あるもの」を感じた上でそれを適切に処理することです。)
どんな感情でも、そのエネルギーをどう扱っていくか?で人生は変わっていくワケです。
悲しみも独りで抱えていたらウンザリですが、誰かとシェアして繋がることもできます。悲しみを知ることで、他人の悲しみを理解できることもありますからね。
どんな感情のエネルギーも使い用なのです。
怒りも、悲しみも、寂しさも、無視して抑圧しているとよくないわけで。
「いい子ちゃん(優等生キャラ)」をしている人ほど、自分の中にある嫉妬心を隠すことがあります。「嫉妬してはいけない!」と。
悔しさとか、惨めさとか、自分を責めるエネルギーに使えば苦しいですけど、前に進むエネルギーにすれば未来を開拓していけます。
例えば、「会社で同期の方が出世している!」と本当は嫉妬しているけど、いい子ちゃんキャラが発動して、「あの子は頑張っているから!」と応援するポジションに入ってしまうことがあります。
本心から応援しているなら大丈夫なんですけどね。
「嫉妬してはいけない!」と自分が作り上げたいい子ちゃんキャラを維持する為に、無理やり嫉妬の気持ちを抑え込んでいると、どこかで【ねじれ】が生じていきます。
悔しい気持ちから自分の才能やエネルギーを開花させることがあるのですが、そのきっかけを作ることができません。
いい意味で平和主義者と言いますが、ハングリー精神が出てこないんですよね。
「〇〇したいけど、まぁ私はこれくらいでいいかな」と、無意識にブレーキをかけてしまいます。前に出る抵抗、目立つことの恐れと言い換えてもいいかもしれません。
人生に希望や目標を持つことを禁止していることもあります。
自分の欲求や夢にブレーキをかけるし、自分の才能や可能性も小さく扱ってしまいます。無意識の諦めがあるんですよね。
「嫉妬しない」=「自分の本当の気持ちに蓋をしてない?」かもしれないのです。欲しくないふり、望んでいないふりをすれば、嫉妬の気持ちすら沸きませんからね。
また、本当の気持ちを無視しているので、モチベーションも上がらないので、毎日がただのルーティンに感じて不毛な感覚を感じることもあります。
「あの人は成功する人だから。でも私はそっち側の人間じゃない」と。
自分の才能や可能性の価値と、自分が受け取っている価値の【ねじれ】が生まれていきます。
「〇〇ちゃんならすぐに成功するのに!」
「〇〇はもっと評価されるから堂々としてなよ」
「実力はあるから、あとはアピールするだけだよ!」
と、友達や同僚の方がちゃんと価値を見てくれていることもあります。
だけど「私は、そんなんじゃないから」「わたしのダメさを知らないから言えるんですよ」と受け取れません。
「いい子ちゃんキャラ」の裏側には無価値感が隠れています。
わたしには価値がないから「いい子」をしなきゃいけない!
〇〇みたいに才能があれば我が道を行けるけど、わたしにはできない!
そうやって自分の欲求や夢よりも「いい子ちゃん」を優先させてしまいます。
嫉妬はある意味、自分の才能ややりたいことに気がつかせてくれます。
でも、その嫉妬を感じないように封印してしまえば、自分の才能もやりたいことも無視したままでいられますからね。
ナイフも感情も使いようです。
自分を傷付ける為に使うのはオススメしませんが、自分を活かすために使っていきましょう!
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