魅力とは、蓋をするものを取り外すことが出来れば自然と花開いていきます。
太陽の光と水があれば植物がすくすくと育っていくように、魅力を開花することは自然の法則そのものかもしれません。
「私には魅力がありません」
それは正しく翻訳すると
「私は魅力に蓋をしています」ということになるのです。
美しい花も真っ暗な布で覆ってしまえば、太陽の光は届かずに花を咲かせることはありません。
また、水を与えてあげなければ、その潤いは枯れ果ててしまいます。
花も緑もどのように扱うかによって運命は変わっていきます。
あなたは自分の魅力をどのように扱っているでしょうか？
真っ黒な布で覆ってしまっていませんか？
世の中のはたくさんの美しい花や緑があります。
それぞれ美しいのですが、好きな花は人によって違います。
薔薇が好きな人もいれば、向日葵が好きな人もいて、紫陽花が好きな人もいます。
目の前の人が薔薇よりも向日葵が好きだからと言って、薔薇の美しさは無に消えてしまうことはありません。
私たちは勘違いをしてしまいます。
自分を選んでくれない相手や物語を前に、自らの美しさが消えてしまった錯覚を起こしてしまいます。
しかし、薔薇よりも向日葵が好きな人がいるように、向日葵よりも薔薇の方が好きな人もいるのです。
私たちは自分を取り囲む世界を自分の思い通りに変えることは出来ません。
私たちは「何を選ぶのか？」は自分で決めることが出来ます。
そして、「何を選ぶか？」は唯一未来を変えてくれる魔法でもあります。
薔薇を好きだと言ってくれる人の声を選ぶのか？
向日葵を好きだと言ってくれる人の声を選ぶのか？
私たちはそれを選ぶことが出来ます。
今まで不遇な環境に身を置かなければいけなかったこともあるかもしれません。
陽の当たらない場所で、水のない場所で、
耐え忍ぶように身を守るだけで精いっぱいで。
もし、そうであるならば、
これからは自分の魅力を陽のあたる場所で大切に育てていきませんか。
「過去の何年間、何十年間、こう生きてきたら、、、」とこれからも同じように生きていく必要はありません。
人生をいつからでも変えることが出来るとするならば、
それは今までと違うものを選択し続けるということです。
残念ながらたった一回の選択ですべてを変えられることは出来ません。
しかし、
何度も何度も、自らの内にある美しい魅力の種に水を注ぐように、選択と決断を繰り返すことで花を咲かせることが出来るのです。
最後に一つイメージワークと呼ばれるおまじないを紹介しますね。
目を閉じて、胸の真ん中に片方の手を当ててください。
ゆっくりと深呼吸をしていきます。
気持ちが落ち着いていくまで深呼吸を繰り返していきます。
心の中でも、声に出してでも、どちらでもいいので、
目を閉じたまま胸に手を当てたまま、こう自分に言ってあげてください。
あなたを大切に扱ってあげられなくてごめんね。
これからは一生懸命大切にしてあげるからね。
まだ、「自分の魅力が何なのか？」はっきりを分からなくても大丈夫です。
自分の中の美しい魅力を大切にしてあげること、それを自分と約束してあげてください。
花も緑も１日で成長することはありません。
焦りすぎて心を枯らすことはないのです。
まずはこのおまじないが、あなたの心にたくさんの栄養を与えてくれます。
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