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人生に閉塞感を感じるのは、次のステージにいくのが怖い!?

あるクライアントさんから、
「最近落ち込むことが出来なくなった」
という話がありました。

カウンセリングを受けだした頃、
もっと言えば、カウンセリングサービスの記事やカウンセラーのブログを読みだした頃は、
スーパーで開催されるにレジ袋に野菜詰め放題の イベントのように、
あれやこれや問題を心の中に詰め込んでいたそうです。

そこから、
自分の心と向き合ったり、心理学のワークショップに出かけたり、
カウンセリングを受けていく中で、
どうにも落ち込めなくなってしまったみたいです。

『落ち込めなくなった』
こう書くとちょっと面白いですよね。

落ち込みたくなくて、
心理学を勉強してきたのに、
いざ、落ち込まなくなったら、

それはそれで、「困ったもんだな〜」となってしまったみたいです。

今までは問題にぶつかると、
そのことばかり考えて、
いや実際にはそこから予想される最悪な状況を想定して、
不安になり、気を取られて、
いつも心がココにない状態だったようです。

自己肯定感が高くなったのか?
それともカウンセリングを受けていく中で、
問題を乗り越えることへの自信や経験を手に入れて、

問題に出会ったとしてもそこから、
ネガティヴな視点だけではなく、
ポジティヴな視点を持つことが出来るようになったからかもしれませんね。

まるで
 高校や大学を卒業した時のような気持ち、

今まで頑張ったけど、
ここから先の新しいステージで何をしよう!? 

そんな嬉しい悩みを持ってしまったのでしょうね。

例えば、
あなたが仕事でどんどん成果を出して
『ニューヨークの支社で働いて欲しい!』と言われたとします。

あの時、徹夜で働いて良かった!
絶対に間に合わないと思っていたプロジェクトを成功させることが出来て良かった!

大変だったことや、
苦労したことなどが思い出されるかもしれません。
それと同時にやりがいや達成感なんかも感じられるでしょうね。

そこで、
次の舞台はニューヨークか!?
となるワケです。
外資系の会社でしょうかね。

そこでは今まで日本で、
乗り越えてきた困難とは別のハードルが用意されているかもしれないし、
今までのやり方が通じないかもしれない。

『よっしゃ!行ってやるぞ!ニューヨーク!
待ってろよ!自由の女神!』

と鼻息荒くチャレンジできればいいですよね。

 『落ち込めなくなった』
と意気揚々と言えないときは、
このニューヨーク支社への転勤をちょっとビビってしまうような、気持ちに似ているかもしれません。

今までの環境や現状では、
何とかやって行けると思っているけど、
ステージが変われば、

また問題にぶつかってしまうような気持ちになってしまうのでしょうね。

つまり、
自分には手に負えないような事件が降り注ぐように思ってしまうのです。

せっかく、
自己肯定感や問題解決の能力は上がってきているのに、 
次のステージでは自分は通用しないと感じてしまっているようです。 

自分の殻を破る怖さと言えるかもしれませんし、
羽化して羽を伸ばす最終段階に来ているとも言えますよね。

おかしな言い方に聞こえるかもしれませんが、

もう問題を乗り越えるチカラがあるのに、
なぜか問題が恋しくなってしまうのです。

 今までのステージなら、
何とか攻略できたけど、
次のステージではもっと苦労するからと言って、

何度もクリアしているマリオの一面でしか遊ばないようなものですよね。

最初のステージは、
そりゃ何度もやってるし、もう目をつぶってもクリアできるくらいです。

そこでは何も障害には出会わないけど、
物足りないし、つまらないワケですよね。

初めてマリオブラザースのゲームをして、
一面のステージに挑んだ時のような、
胸の高鳴りが欲しいワケですよ。

ゲームの難易度を変えれば、
新しいステージを攻略することができれば、
それはそれで楽しいし、やりがいがある。

新しいステージと言っても、
今までやって来たゲーム攻略のコツが生かされて行きますからね。

スイスイと次のステージも楽しみながら、
クリアできるかもしれませんよ。

で、
これはゲームだけの話ではないんですよね。

今問題があるから次に進めないのか?
もう問題はクリアしているのに、次に進むことが出来ないのか?

このポイントが、
ごちゃ混ぜになってしまっているのなら、
一度整理してみた方がいいかもしれませんね。

もう問題はクリアしているのに、
まだ問題があると勘違いしてしまっていたら、
それこそ底のない沼のようにハマって出てこれなくなりますからね。

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