ライフ

あなたの中に眠れる森の美女を助けにいく

私達の感情というのは、ピラミッドのように積み重なって出来ています。

第1の層     怒り

第2の層     悲しみ、寂しさ

第3の層     分かって、愛して、助けて欲しい

第4の層     愛(愛したい)

簡易的ではありますが、

このように段階的な層を形成して、積み重なっています。

感情というのは、『感じること』で消化されていくのですが、間違った感情を感じていくとその下にある感情は消化されずに残っていきます。

過去の感情が影響すること

幼い頃に両親が離婚した女性がいました。

小学3年生で、理由も分からずに父親と会うことが出来なくなります。

母親にも聞いても、『お父さんにはもう会えないから』と深くは説明してくれません。

最初はたくさんの「寂しさ」「悲しみ」でいっぱいです。『どうして?』小学3年生の頭では理解しきれない答えを一生懸命探します。

しかし、時が経つに連れて、

生活が経済的に厳しくなっていきます。

母親一人で、家庭のこと、仕事のことをやっていかなければいけません。

少女は、母親を助けるために頑張ります。

『こんなにもお母さんが大変なのに、お父さんは何をしているの!?』

お母さんを苦しめる父親に、怒りが湧いてきます。

何故?助けてくれないの?

何故、会いに来てくれないの?

疑問と怒りが交差していきます。

見捨てられしまった私

と、

もう誰にも頼ることが出来ない。

1人で生きていく強さを身につける私

思春期を終えて、社会人になり、自立して1人で生きていけるようになります。

しかし、、

恋愛が上手くいかない、

仕事でもオーバーワークになってしまう、

対人関係で距離が出来てしまう、、

1人で生きていく強さを手に入れたのに、

どこか心は空白が空いたまま、

感じるのは、

自分たちを見捨てた父親への怒り?

助けたいと思っていた母親への我慢?

どうせ男性(人)は信じられないという諦め?

掘り下げても、掘り下げても、

抜け出せない感情と思考の迷路に迷い込んでしまった、、、

もう一人では生きていくのはできない、

でも、じゃあ、どうやって?

誰を頼ったらいいの?

過去のせいで、今の私があるのなら?

過去を変えられないのなら?

もう、誰か助けて、、、

感情の蓋を開けるのが怖い

例えば、こんな風に頑張ってきた女性達の相談を聞きます。

もう一人では無理!と思っているのだけれども、

誰かに頼れない!、、、

頼ることが出来ないというより、

頼り方が分からないという言い方の方が正しいかもしれません。

今まで我慢してきた感情や想いのフタを開けてしまうと、何十年も溜まっていたものが溢れ出してしまいそうで、自分か弱くなってしまいそうで、、、

また、

今まで我慢してきた感情や想いが大きすぎて、

どこから手をつけていいか分からない。

鬱蒼(うっそう)と茂る暗い森の中を行くように、

生命が枯れ果てた砂漠を行くように、

その中を歩いていくにも、身を削る思いをしそうです。人生を変えたいけど、その中に飛び込むことが出来ない。

頭では分かっているのに、心が動き出せない。

すごく葛藤してしまいますよね。

こんな風に相談される女性は、『何とか1人でこの感情や問題と向き合う具体的な方法を伝授してください!!』と頼まれたりします。

勇気を出して

もちろん、それでもいいのですが、

「そこまで来ても一人で頑張らなくでもいいんじゃないかな〜?」

「頭で理解しようとしなくても、感覚的に向き合ってみてもいいじゃないですか〜?」

とサラっと言わせてもらってます。

ここまで来ても頼れない気持ちと、頼りたい気持ち、その両方があるんですよね。

僕はカウンセラーとしての役割として、

いくつもの感情の層に閉じ込められた『眠れる森の美女』を探しにいくお手伝いをすることだと思っています。

そうなんですよね。

ずっと蓋をして覗いてこなかった感情の層には、『眠れる美女』がいるんですよね。

それは、『自分らしさ』や個性、魅力、セクシャリティ(女性生)、慈愛、癒し、やりがい、生きてきた意味と呼ばれるものかもしれません。

たくさんの悲しみや怒り、寂しさで見えなくなってしまうのです。

『自分らしさ』が見えないから、生きづらさを感じてしまうのです。

感情の層に隠れているのは!?

感情の層とは、

第1の層     怒り

第2の層     悲しみ、寂しさ

第3の層     分かって、愛して、助けて欲しい

第4の層     愛、愛したい眠れる美女 

となっているんですよね。(僕流ですが)

「愛したい美女」

感情の中に潜っていき、彼女を目覚めさせれば、眠る必要はありませんね。

美女ってもちろんあなたのことですからね。

『自分らしさ』、個性、魅力、セクシャリティ(女性生)、慈愛、癒し、やりがい、生きてきた意味、

それらって、誰かを愛したいって気持ちと実は繋がっているんですよね。

怒りや悲しみで、

その『愛したい!』という

生命(いのち)の底からの欲求を

我慢しているから、

自分らしさや生きる意味が分からなくなってしまうのです。

『感情を感じていくこと』は、

一つ一つの感情の層の中に入っていき、

【眠れる森の美女】を探していくことなんですよね。

自分の中の愛を見ていく

過去の感情を見つめていくことは、

痛みに向き合っていくことのように感じてしまうかもしれません。

でも鬱蒼(うっそう)と茂る暗い森や荒れ果てた砂漠を傷付きにいくために感じるのではなく、

あなたの自分らしさを救い出すために向かっていくんですよね。

上の小学3年生のお話を振り返ると、

愛していなければ悲しむこともないし、

愛してなければ怒りが湧いてくることもありません。

ということは、

悲しみや怒りの感情で諦めてしまった、

(諦めてしまったから、怒りや悲しみに変わってしまった)

『愛したい!』という欲求

あなたの中に眠れる森の美女を探し出して、

その『愛したい!』という欲求を表現してみませんか?

人との親密感や安心感を感じるためには、

自分の中の眠れる森の美女とも仲良しになることかもしれません。

僕はその『愛したい!』という女性の想いに触れる度に、女性の愛のアーティスト性に感動しています。

あなたの中に眠れる森の美女を、

探しにいきませんか?

桑野量の予約状況やカウンセリングのご利用は以下のボタンよりご確認ください。

最新予約状況

カウンセリングについて