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その怒りの正体はセクシャリティ!?


いつまでも消えない怒り

カウンセリングをしていると、『漫然とした怒りが掘り下げても、掘り下げてもなくならない〜!』という声をいただくことがあります。

最初は怒りの矛先や理由がはっきりしているんですよね。旦那だったり、両親だったり、会社や学校の友達だったり、、

カウンセリングを進めていくと、

(もちろんご自身でその問題を解決されて)

ずっとカウンセリングやワークをしてきたのに、癒されない部分があるんですか?』

『なんか怒りが消えないんですよね〜』

という場面に出会います。

心理学やカウンセリング、ヒーリングマニアと呼ばれる類の人達からもこの声は度々あがります。

それだけ抑圧してきた『怒り』が大きいということもありますし、

癒し』を目的としてしまうと、そこに乗り越えるべき問題を作る必要があるので、怒りによって問題を作り出してしまうという罠(トラップ)にハマっていることもあります。

どこかで書いた『一人SMプレイ』ですよね。

怒りはやる気のエネルギー!?

人によっては、『漫然とした怒り』と『倦怠感・無気力・無意味感』が交互に押し寄せてくるように感じられる方もいるかもしれません。

怒り』はやる気のエネルギーでもあります。

芸術への創作活動になることもありますし、『あいつを見返してやる!』仕事やスポーツでのモチベーションにもなりますよね。

「疲れてくると、イライラしやすい」ってこともありますが、これは疲労感を怒りのエネルギーで乗り越え

ようとしていると読み取ることも出来ます。

十分に休息を取ったら、

『別に気にすることでもなかったな〜』とイライラしていたことをスルー出来るようになったりします。

怒り』というやる気のエネルギーが満ちてきても、そのエネルギーを投資するべく目標や目的がない!?

すると、

『私何をやってるんだろう、、』

『何をしても意味ないのにな〜、、、』

という気持ちが出て来てしまって、無気力、無意味感に繋がってしまうことがあります。

怒りは感情の蓋である!?

そうなんですよね。

先日この記事でも書きましたが、

怒り』とは、その下に隠れている感情の蓋として利用されることがあります。

怒り』とは何かを隠すために便利なワケですよ。

怒っていると、人と物理的にも、心理的にも、距離が取れますからね。

怒り』の性質について前置きをして来ましたが、ここからが本題です。

その『怒り』を使って隠しているものが、

そうセクシャリティです。

セクシャリティの説明が難しいですが、

ここはあえて色気で訳していこうと思います。

(女性性や生命力、魅力とも訳します)

カウンセリングでも、

たぶん、その怒りの正体はセクシャリティですよ!』

と指摘すると、まったくピンと来てない様子か、

『ひえ〜〜〜!!』

テンションも声も絵に描いたように高くなります。

思春期を迎えて、子供の身体から大人へと成長する時に、私達は初めて自らのセクシャリティと遭遇します。

ここでは、正体が何やら分からないので抑圧したり、無視したりしてしまうこともあります。

しかし、このセクシャリティが上がってきているのは、どこかしら感じとっているワケですよね。

すると、それがバレたくないので、思春期の頃から、

『もう、部屋に勝手に入らないでよ〜!』

『お父さんが入った湯船に入りたくないし、私が入った湯船にも入らないで欲しい!!』

『洗濯は別々にして!』

と、そこは『怒り』のエネルギーをふんだんに使って、セクシャリティを隠していこうとするのです。

昨日まで平気だったことに、だんだんと嫌気がさしてきます。

この『怒り』を使ってセクシャリティを隠してしまうことは思春期で経験していることなんですよね。

色気とは感情!?

セクシャリティは色気と訳したのは、

』という言葉の成り立ちが(諸説ありますが)男女の交わりから、感情→顔色→色彩という意味を持っていったからです。

色気のある人というのは、

感情を豊かに表現出来るということかもしれません。

色気』を表現するポイントに、

見られていること』を意識するということがあります。

これは自分の中にあるセクシャリティ・色気をきちんと受け取ることでもあります。

セクシャリティ・色気に対して、

どこかタブー視されていたり、自己嫌悪とセットになってしまっていることがありますからね。

思春期にどう扱っていいか分からないので、イジメや自己否定・自己嫌悪の原因となりやすい側面もあります。

自分を表現していく

セクシャリティは色気とも訳しますが、

生命力・魅力でもあるので、その人が生まれ持つ個性でもあります。

それは否定しようと、隠そうとしても、そこに存在しているものなんですよね。

切っても切り離せないあなたらしさなんですよね。

あなたの本質を見られること、

あなたの本質を見せていくことを

受け入れていくことでセクシャリティは解放させて表現していくことが出来ます。

あなたがどう見られているか?

受け身の姿勢でいることから、

あなたをどう魅せるか?

意識と選択が必要になってきます。

あなたが内面でどんな感情を感じているかではなく、あなたが周りにどんな感情で影響を与えているか?意識してみてくださいね。

あなたは今自分のセクシャリティをどれくらい受け取っていますか?

何パーセントでしょうか?

ノートやスマホにバッと思いついた数字を書いてみてください。

セクシャリティとは色気ですから、

あなたが受け取れる色(感情)が多いほど、

あなたが表現出来る色(感情)が多いほど、

人生も豊かに色を帯びていきます。

怒り』の合図をヒントに、

あなたの中に眠るセクシャリティを受け取っていきませんか?

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