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気を使っているのに、「偉そう」と言われてしまう原因と対処法について

※(記事下記にある予約状況とカウンリングについてのリンクが正常に動作していませんでしたが修正いたしました。正常にリンクに飛ぶようになっております。)

自分では普通にしているのに(何なら謙虚で大人しくしているのに)、周りから「偉そう! 」「上から目線だよね」とか言われた経験はありませんか?

なぜ、自分では真面目で謙虚にしているのに、そう言われてしまうのか?

そして、どんな人がこのパターンにハマってしまうのでしょうか?

今回はそれについて解説していきます。

なぜか偉そうに思われてしまうパターン①

失敗をしないように気を付ける真面目さんが、このような誤解を受けるパターンがあります。

失敗をしないように気を付けることはいいことなのですが、その真面目さが正論を強調しているように、相手に受け取られてしまうことがあります。

失敗を許さないキャラクター像は、先生や上司など自分より上の立場を相手が投影しやすいんですよね。


あなたが悪いのではなくて、勝手に相手が「先生」や「上司」「先輩」を投影しているのです。過去の経験を無意識に思い出しているんですよね。

例えば、昔、担任の先生がミスや失敗に厳しく、ルールや約束を破るとすごく怒られた経験があるとしますよね。その経験から大人になっても、ルールやミスに厳しい人を苦手となってしまいます。

あなたが自分の中だけでルールや失敗に厳しく、他人には優しくしていたとしても、あなたの内側にあるちょっと厳しい面を、相手は勝手に嗅ぎ分けてしまいます。

相手も無意識に反応しているので、気付かないケースがほとんどです。


なぜかあなたを苦手に感じるけど、その理由が分からなくて 「偉そうにしている!」「可愛げがない!」とその理由をあなたの責任にしていることがあります。

ポジティヴな投影を引き起こす

「勝手に相手が反応しているなら、どうしようもないじゃない! 」と思うかもしれませんね。 

相手が苦手に思っているのは「投影」が無意識に働いているからです。

それは過去のネガティヴな体験の投影ですよね。それなら過去のポジティヴな投影が働くようにきっかけを作っていけばいいのです。

相手に少し優しく接してあげることです。

「偉そうに!」「可愛げない」など言われると自分が怒られているような気になってしまい、「相手により気を使ってしまうか?」「距離を取ってしまうか?」になってしまいますよね。

自分からも相手に近づきたくないし、離れたくなりますよね。

でも、その態度やスタンスは相手から見れば避けられているような感覚になります。お互いが勘違いから磁石のN極同士のように反発してしまいます。

自分から少しずつ相手に歩み寄って近づいていくことで相手の中にあるネガティヴな思い込みが少しずつ外れてきます。

相手も「自分は嫌われているわけじゃない」と思えるようになると、あなたにも優しく丁寧に接してくるようになります。 

今まで絶対に可愛がってくれないと思っていたキャラクターが、自分を可愛がってくれるようになるのですからね。

最初は警戒されることも

最初は警戒されるかもしれません。今までの様子や態度と変わっていきますからね。
相手にはその変化の理由が分かりませんし、慣れていませんからね。

また、ネガティヴな投影が強い度合いだけ、それが薄まるまで時間もかかります。

同じ犬が苦手な人でも、過去の吠えられた経験がある人と噛み付かれた人では、苦手な犬を克服するのに時間はかかりますよね。

ネガティヴな思いの強さだけ慎重になって警戒します。

攻撃的に見える人の中にも

たまに、、すごく厳しい人や偉い人を手懐けている人っていませんか?

権威ある人の中にある隠れた「甘えたい願望」「褒められたい願望」を上手に扱ってあげることが出来るからです。

あの上司は誰にでも厳しいのに、あの後輩だけ可愛がられてずるい!!

と思ったことはありませんか?

実はその後輩が上司の隠された願望をうまく可愛がってあげているのです。

近付きにくい人ほど、周りから謙遜されますからね。自分に近づいてくれる人が嬉しいんですよね。

なぜか偉そうに思われるパターン②

甘えることが苦手な人は「偉そう」とか「可愛げがない」とか思われることが多くなってしまいます。

私達には、愛されたい欲求もあれば、愛したい欲求もあります。

甘えることが苦手な人は、あなたを愛したい欲求を拒絶する人に思われることがあります。t頼ってくれないし、甘えてくれないわけですからね。

「愛したい」とは、恋愛だけではなくて、後輩として可愛がってあげたい、面倒をみてあげたい、教えてあげたいなどの意味を含みますし、

また同僚や仲間として、助けてあげたい、チカラになってあげたいなどの意味も含みます。

それら相手の思いを、拒絶しているように思われてしまうのです。

誤解からすれ違っていく

「求めてないのに、与えようとするな!!」と思うかもしれません。

そのように拒絶した気持ちがれば。「偉そう」とか言われても理解できるかもしれません。

でも、自分は拒絶するつもりがなくて「むしろ可愛がってほしい」「助けてほしい」のに相手に誤解されてしまうケースがあります。

この矛盾した状況がさらなる相手の誤解を招いてしまいます。

あなたがお腹空いているように見えたから、相手が料理を作ってあげたのに、目の前の料理に手を食べないで、お腹空いたアピールをされたら、、、

相手は、あなたを「偉そう!」とか「可愛げがない!」と思ってしまいますよね。

甘える練習をしていく


相手に「私、甘えることが苦手なんです」と伝えてみてください。

たったこれだけでも、相手は優しさや想いを受け取ってくれない理由が理解出来て、あなたの取扱説明書を手に入ります。

また、あなたが受け取りやすい形で差し出してくれるようになることもあります。

もう一つ、「甘えることが苦手」を克服する方法として、競争意識を手放す方法があります。

「甘える」の反対の言葉として、「ストイック」という言葉が使われることがあります。

ストイックな人は向上心があるとも言えるのですが、自己制限をかけて、自分一人の力でやり遂げるクセがついているとも言えます。

甘えること、頼ることが苦手で、自立しているわけですね。

競争意識を手放す

ストイックさ(自立)を手放そうとする時に、弱くなってしまう、ダメになってしまう怖れが出てくる人がいます。そこに競争意識が隠れていることがあります。


誰と比べて弱くなると思っていますか?
なぜ負けてはいけないと思っていますか?

母親や父親、学生時代のクラスメイトや兄弟だったりするのですが。

甘えることは、その無意識の競争に負けたような気分になるのです。

自分が競争をしていることに気が付けば、手放すことが出来ますから、掘り下げてみてくださいね。

おまけ*マウンティングしてくる人の心理*

ここで話の角度を少し変えていきます。

今までは自分が偉そうに思われてしまう理由を見ていきましたが、あなたの周りにマウンティングしてくる人はいませんか?今まで解説したメカニズムが働いて相手からマウンティングされているように(上から目線、偉そうに)感じることがあります。

相手も頼れないし、甘えられないだけかもしれないのです。

マウンティングされているからと言って、相手があなたを嫌っているわけではないんですよね。

そのことだけでも理解していると少しは気持ちが楽になるかもしれません。

気持ちが楽になることで、相手との接し方が変わりますからね。相手との関係性も変わってくることがあります。

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