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嘘を付いた罪悪感に苛まれるけど、やめられない。嘘を付いてしまう心理について

「パートナーが嘘をついて信じられない」
「嘘をついてしまって自己嫌悪を感じる」

カウンセリングでは「嘘」にまつわる相談は多くあります。

今日はそんな「嘘」についてあれこれ書いていきます。

嘘の種類とその違い

まず嘘には大きく分けて2種類あります。

一つは明確な目的がある嘘です。

例えば、

平日の夜に推しのライブがある。

定時まで仕事していたら間に合わない!

だけど、正直に推しのライブに行きたいのでと言っても、早退は許可されない!

「すいません、親戚に不幸がありまして、、、、」

と、嘘の理由を作ります。

「推しのライブに行く」

その明確な目的を遂行するために嘘をつきます。

明確な理由のない嘘

もう一つは明確な目的が分かっていない嘘です。

例えば、学生時代を思い出してください。

試験当日の朝、

「全然勉強していない、、、」と友達が言ってきて、

本当は自分は試験勉強をそれなりにしていたけど、

「私も全然してなくて、やばいよ、、、」と返事してしまうような嘘。

友達を騙してやろう!とか、明確な目的はありません。

ついその場の雰囲気に合わせて、事実とは違うことを勝手に口がしゃべってしまう感じです。

目的がないのに嘘をついてしまうのは!?

嘘を付くことの善悪は横に置いてといて、

嘘には目的がある嘘と目的のない嘘があるわけです。

目的がある嘘は、隠したいことがあります。

上の例で言えば「推しのライブに行くこと」ですね。

目的があるなら嘘をつく理由も分かると思います。

でも、目的のない嘘はなぜついてしまうのか?

理由も目的もなければ必要ないと思われるかもしれません。

むしろ、その嘘がバレた時にネガティヴな結果を引き起こすだけで損しかないと。

上の例では、実は試験勉強をちゃんとしているわけですから、テストの成績がいいかもしれません。

そのテストの結果を見て、本当に勉強をしていなかった友達は「うわ!騙された!」と感じて信頼を失うこともあります。

目的も理由もなくて、ネガティヴな結果を引き起こしてしまう。

そんなリスクしかないのに、なぜ、嘘をついてしまうのでしょうか?

寂しさや孤独を埋める嘘

そこには寂しさや孤独が隠れていることがあります。

例えば、仕事ができないと思っている人が「忙しさ」をアピールすることがあります。

仕事が出来なくて自己評価が低いので、周りに「忙しさ」をアピールすることで認めてもらおうとするわけです。

ネガティヴな感情があって、それを補うために事実とは違うことをアピールする心理が人間はあります。

これの応用編です。

先ほどの試験前の話を参考にします。

寂しさや孤独を感じるのは、友達との間に安心感をしっかりと感じられていないのかもしれません。

また、自分だけが友達と違う行動をするとよくない。

そんな不安があるので、相手に発言に自分を合わせてしまうのです。

「勉強していない」という一体感は生まれますからね。

つまり周りに合わせることで、孤独や寂しさを補っているわけです。

相手に合わせるような嘘の場合もあるし、自分を認めてもらおうとする嘘の場合もあります。

自分では事実と違うことを言っていることは分かっていても、嘘をつくことがなかなかやめられません。

それは「嘘」をつくことで、心の空白を埋めようとするからです。

でも、「嘘」をついちゃう自分をまた嫌いになって、空白が埋まらない。

そんなループにハマってしまうことがあります。

心の空白を言葉にしていくこと

「嘘をついてしまう自分が嫌です」という相談を受けますが、

まずは嘘を止めることよりも、心の空白を埋めていくことです。

寂しさ、みじめさ、悔しさ、カッコ悪さ、不甲斐なさ、、、

言葉には出来ない気持ちが嘘には隠れているのです。

そんな自分をもう責めなくていいです。

誰にも見せたくない大嫌いな自分を見せてみる。

そのチャレンジは必要かもしれません。

いつも正直に生きられなくても

嘘で隠した心の空白を言葉にしてみることです。

いつも、すべてを曝け出して生きていく必要はないと思います。

たまには嘘とついてしまうことも、隠したくなることも、

人間ですから当たり前にあると思います。

いつも誰かの決めた正しさの通りに生きられなくて大丈夫です。

ただ、自分が押し込めていたみじめさも、悔しさも、悲しみも、痛みも、一度言葉にして手放すことで楽になれることがあります。

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