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繊細な自分を追い込まないようにするために、繊細さはネガティヴなことではない

「繊細さ」であることをネガティヴに感じてしまうかもしれません。

しかし、「繊細さ」そのものはネガティヴなものでも、ポジティヴなものでもありません、

その「繊細さ」をどうやって使っていくのか?それがポイントです。


傷つくほど繊細になってしまう理由

過去の失敗や痛みによって、より繊細になることがあります。

例えば、海外でパスポートを盗まれた経験があると、二度と同じことがないように細心の注意を働かせますよね。「また盗まれるかも!」と警戒していきます。

人が繊細になるメカニズムもこれに似ています。

もう傷付かないように繊細になる。

↓↓

繊細になってたくさんの情報をキャッチするので、疲れる

↓↓

気を使っていたのにうまくいかない、また傷付く。

↓↓

さらに警戒するようになって、より繊細になる。

このループが始まっていきます。

繊細さで疲れてしまうのは

職場にめんどくさい上司がいるとします。

その上司は「いつ?何で?怒るのか?」読めないので、いつも気を使って繊細に対応をしなければいけません。

緊張感があり、疲れ果ててしまいます。

しかし、人は完璧になれませんし、その上司も自分の気分次第で怒ります。

どれだけ細心の注意を払っても、上司に怒られてしまいます。

より繊細に気を使っていた度合いだけ疲れ果ててしまいます。それまでの緊張感や疲労感がありますからね。

これが上司でも、旦那(妻)でも、恋人でも、友達でも、母親でも、日常のあるゆる場面で起きてしまいます。

「繊細さ」は「優しさ」や「気遣い」といった才能でもあります。

相手の細かい気持ちに気付いてあげたり、言葉に出来ない感覚を掴んであげたり、コミュニケーションにとても役に立つ才能なんですよね。

でも、その使い方がうまくいかずに結果的に自分を傷付けてしまいます。大事なのはその「繊細の才能」の使い方なんですよね。

そもそも心のHPが減っている

先ほどの上司の例えですが、それまで気を使ってエネルギーを使っているので、HPがほぼ残ってません。

上司とのストレスダメージが100だったとして、心の体力が完全回復してHPが20000ある時は上司のダメージを耐えることが出来ますが、HPが残ってない状態では致命傷になってしまいます。

繊細にアンテナを起動しているのは、毎日フルマラソンを走っているようなものです・通常モードですごく心が疲弊します・

回復アイテムである温泉、スパ、ヨガ、カフェなどの自分の好きなことをしようと思っても、疲れ果ているので、その余裕がありません。

本当の最大体力は20000あるのに、いつも残りHPが 10しかない状態です。いつでも倒れておかしくない状態で、なんとか踏ん張っているわけですね。

その状態ではちょっとした刺激でも(何をしても何を言われても)、傷付いて倒れてしまいます。

「繊細さ」をフル稼働させ過ぎていて、それで疲れ果てて小さなダメージが致命傷になっているんですよね。

エネルギー不足なのに追い込んでしまう。

繊細さを弱さだと思っていると、「強い自分に変わらなければ!」と自分を追い込んでしまいます。

心の体力が完全回復した状態ならそれでも大丈夫かもしれません。

でも、あなたの残りHPは10しかありません。自分に打ち付けた鞭のダメージですら致命傷になります。

そこで疲れて、変われない自分を嫌ってしまうかもしれません。

これはオーバーキルです。

(ゲームなどで、もう倒している敵に攻撃を加えること。別名死体蹴り)

繊細さが親密感への恐れになっていく

どんどん繊細になっていくと、人の距離を取ることで自分を守ろうしていまします。

自分を守るためには有効な作戦ですが、「親密感への恐れ」になる場合があります。好きな人や仲良くなりたい人にも近づけなくなるのです。

ここがポイントなのですが、
繊細さんが一人になることは防衛の手段として仕方なくやっている作戦なんですよ。

本当は出来ればそうはしたくありません。しかし、それしか自分を守るために作戦がないのです。本当は誰かの側で安心感を感じたいかもしれないし、緊張感のない状態で喜び楽しみたいかもしれないのです。

でも、それが出来ません。

繊細な自分=傷つきやすい

周りの人々=そんな自分の繊細さに気が付いてくれない

という構図が出来上がってますからね。

極端に言えば周りが敵のように感じることもあるかもしれません。

この構図があると安心感が感じられずに孤独感が強くなってしまいます。集団の中にいるのに孤独を感じるので、より虚しさを感じやすいかもしれませんね。

繊細さから完璧主義になっていく

また、ここから完璧主義者になっていくことがあります。

「完璧な自分になれば傷付つくことはないだろう」という発想です。これも一つの身を守る為の防衛手段なのですが、本心ではそれを望んでいないことが多いです。

本当の望んでいるのは、どんな私でも受け止めてくれる相手の場合があるんですよね。完璧主義者になることで、それがプレッシャーとなって緊張感が生まれて、疲れやすくなります。 

繊細さで繋がっていく

ここから抜け出すためには、「繊細さ」で人と繋がることなんですよね。

「繊細さ」は人を遠ざけるものではなくて、相手を理解するための才能なんです。

そんなバカな!と思うかもしれません。

でも、才能は使い方なんです。ナイフと一緒です。自分を傷つけることも、果物を切ることもできますよね。使い方次第なんです。
 

繊細さんの注意ポイント

ここで注意したいのですが、

「繊細さ」と人と繋がりましょう!と書くと、いきなり難しい相手からチャレンジすることがあります。

先ほどの例の「怒り散らかす上司」に近付いて行くかもしれません。

やる気があることが良いことかもしれませんが、いきなりは辞めておいた方がいいですよ。

すぐにボス戦に取り組まなくていいのです。すぐにボス戦に挑みたくなる心理を解説すると、そこにエゴの罠があるんですよね。

人は「現実は変えられない」という概念を持つことがあります。

その概念が強いほど、難しいことにチャレンジしてしまいます。

「ほら、私が頑張っても何も変わらないでしょ!?」

そう思うことで、現実は変えられないことを証明しようとしまう。その罠には引っかからないようにしましょう。

まずは体力を回復させる

まずは心の体力を完全回復させていくことからです。

ひとりになる時間も、ゆっくりする時間も意識的に作ってあげてください。周りの人の機嫌や気分に気を使っていたエネルギーを自分のために使ってあげてください。

最初はどうしていいか分からないかもしれません。

それだけ周りに気を使って、自分のことを後回しにしていた可能性があります。自分に優しくしたいけど、その体力や気力が残っていないことがあります。

まずはそれを回復させることからです。

繊細にゆえに大きくなった恐れを克服する

「愛は与えれば与えるほど増えていく」という耳の痛い言葉が心理学にはあります。

自分のHPを回復させるためには、相手に愛を注いでいきましょう!ということなんですよね。

これもそんなバカな!と思いますよね。

「与えれば与えるほど、私がしんどいだけなんですけど!!」と思ってしまうかもしれません。

与えているつもりでも、それが自己犠牲だったり、裏にニーズが隠れていたら、どんどん苦しくなっていきます。形では愛を与えても、心がついていかないと自分の首を絞める結果になってしまいます。

与えることで心を癒すとは!?

では、本当に愛を与えるとはどのようなことなのか?

まずは相手を理解することです。

相手を理解することは「繊細さ」で相手と繋がることなんですよね。

過去に傷付いた経験がある。

繊細になりすぎて人との距離を取ってしまう。

完璧主義者になって、でも自分を認められなくて自信がない。

こんな人ってあなたの周りにいませんか?

自分を強く見せようとしたり、弱音を見せなかったり、正しさを主張したり、距離が近づけば素っ気なくなったり、ぱっと見は繊細さんに見えなくても、相手の防衛反応かもしれないんですよ。

相手が抱えている傷がなんであるか?そこまでは知る必要はありません。相手もあなたと同じように心のHPを削りながら一生懸命頑張っているかもしれないんですよね。

それがどんなにしんどい生き方なのか?

同じ繊細さんのあなたなら分かると思います。

お疲れ様のワーク

物理的に相手に近づく必要はまだありません。心の中で相手の為に安らぎの言葉をかけてあげてみて下さい。

愛を与えれば与えるほど増えていくように、安らぎも相手に与えれば与えるほど増えていきます。

投影の法則なんですよね。

相手の為にかけてあげている言葉は実は自分にかけているんです。

誰か具体的に頭の中でイメージして、その人の中の「繊細さ」を感じていきます。

想像できる範囲で大丈夫です。

一見強そうに見えるこの人の中にも、私と同じくらい繊細な部分があって、それでたくさん傷付いてきたとしたら、、、と想像してください。

そして、ただ一言「お疲れさま」と心の中で相手を思いながら、優しく呟いてください。

それで大丈夫です。

まずはこれを繰り返していきます。

一日の終わりにも、仕事終わりでも、お昼休みに時でも気が向いたらやっていきます。

抵抗が出てきても自分を責めない

抵抗が出てくることもやる気が起こらないこともあると思います。

それはあなたの親密感への恐れだったり、ニーズだったりするのですが、それを否定する必要もありません。

あぁ、私はこんなに抵抗するくらい親密感が怖いんだな~

ずっと我慢してきて、自分のニーズを抑えてきたんんだなぁ

とまずはそれをそのまま受け止めてあげることです。

一回では消えることはありません。何度も、何度も、そうやってありのまま受け止めてあげてくださいね。

この「お疲れさま」のイメージワークを繰り返してやっていくと

繊細な自分=傷つきやすい

周りの人々=そんな自分の繊細さに気が付いてくれない

という構図がどんどん弱まっていきます。境界線や対立がぼやけていくんですよね。

すると肩に入り過ぎていた力も抜けていきます。

孤独感も薄まっていきます。

心のHPも削られていくことなく、少しずつ回復していきます。

優しい繋がりから選択していく

心のHPが順調に回復してから、いよいよ実践になっていきます。

まずは近づきやすい人から!大切なので繰り返しますが、近づきやすい人から近付いていきましょう!

怒鳴り散らかす上司も後回しです。なかなか連絡をくれない男も後回しです。

緩く優しい繋がりから作っていきましょう!

ちょっと逆説的な言い方ですが、そもそも緩く優しい繋がりを作れないのに、厳しい相手と繋がることは、難しいことですからね。

逆上がりが出来ないのに鉄棒の大車輪に挑戦するような、目玉焼きが焼けないのに三ツ星シェフのコック長になるような、、星の王子様カレー(甘口)しか食べられないのに、超激辛カレーを食べるようなものです。

いきなり挑戦するのはチャレンジ精神と愛の大きさとも取れますが、自己攻撃と親密感への恐れの裏返しかもしれません。
 

安心出来る場所やそれまでの実績での自信があるから難関なチャレンジもできるのです。ラスボスに挑むにはたくさんの場所からサポートをもらう必要がありますからね。

オリンピック選手も、

「自分ひとりの力ではここまで来れませんでした、みなさんの応援と協力があったからです」と話されることがあります。

優しい緩い繋がりを作って、そのつながりで安全な場所が作れるようになってから、ボスにチャレンジすればいいのです。

そもそもボスにチャレンジしなくても、十分に幸せを感じられるかもしれませんからね。ボスを作り出すことで、自分を苦しめているかもしれませんからね。(ここが無意識の怖い引き寄せですよね)

心のHPを回復させて、それから緩く優しい繋がりを作っていってくださいね。

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