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私たちは頭の中にある言葉でしか悩めない

私たちは自分が知っている言葉でしか考えられないし、よく使う言葉で考える癖みたいなものがあります。 

当たり前に聞こえるかもしれませんが、知らない言葉では考えることが出来ないんですよね。

例えば、僕のブログに中では罪悪感という言葉がよく出てきます。

初めて罪悪感という言葉に触れた人は今まで出来事を「罪悪感」をキーワードに振り返ることが出来ます。

でも、罪悪感という言葉を知らない人は、当たり前ですが罪悪感という言葉と使って考えることが出来ません。

ちょっとややこしいですよね。

もっと身近な例えをしていきますね。

僕たちは冷蔵庫にあるものでしか料理を作れないんですよね。

スーパーに行って新しい食材を買えば、その日の献立も増えるかもしれませんが、新しい食材を買わなければ冷蔵庫にあるもので間に合わせることになります。

このように自由に料理を作れているようで、実はかなり制限されています。

野菜しか残っていなければ、ビーフシチューを作ろうと思っても、お肉がないわけですから作ることは出来ません。お肉をスーパーで仕入れてこなければいけません。

心も(頭も)冷蔵庫と同じなんですよね。
そこにある言葉(食材)でしか考えることが出来ません。

肉料理を作りたいと思っていてもお肉がなければ作れないんですよね。

また、冷蔵庫の中に食材が豊富にあっても、ついつい作り慣れた料理ばかり作ってしまうことがあります。学生の一人暮らし時代に実家からたくさんの食材が送られてくるけれど、いつもレトルトのソースを使ってパスタと作ってしまうみたいに。

食材があっても、その食材に慣れ親しんでいないと料理するハードルが高くなってしまいます。
忙しい時や疲れた時は作り慣れた料理方法が一番ラクですからね。

これも心も(頭も)同じです。
ついつい使い慣れた言葉ばかりを使ってしまいます。

言葉自体にネガティヴ、ポジティヴとキッパリと分けられないものも多くありますが、ここからは説明上ネガティヴ、ポジティヴという言葉を使わせてもらいます。

頭の中にネガティヴな言葉ばかり仕入れていると、ついネガティヴな言葉ばかり使ってしまいます。
ネガティヴな言葉を使って考えたり、判断したりすることが多くなるので、それに慣れてしまいます。

反対にポジティヴな言葉を仕入れていると、自然とポジティヴな言葉で考えたり、判断したりするようになります。

「私ネガティヴだから、、、」
「あの人はポジティヴだから、、、」

このように私たちが「性格」と呼んでいるものは、元々持っている素質だけではなくて、どんな言葉を使うことに慣れているのか?その違いが影響していることもあります。

付き合う人が変わったり、仕事を変えたり、異動したり、環境が変わると今までと180度性格が変わったように思えることがありませんか?

それは日々触れている(心に仕入れている)言葉が変わってくるからです。

相手によってよく使う言葉が変わってきますからね。その影響を受けているのです。

普段口にしている食べ物が変われば、そこに違和感を感じてしまうことがあります。
お肉ばかりを食べている人が野菜中心の食事にいきなり変わると最初は受け付けないかもしれません。

でも、少しずつ慣れていけばその変化を受け入れていくことが出来ます。

また、ファスティングや断食を行うことで、ガラッと食の好みに変化が起きることがありますよね。

心も同じなんですよね。
気持ちがすごく落ち込んでいる時は、ポジティヴ過ぎる言葉が受け入れらない時もあります。

でも、少しずつ慣れていくことは出来るんですよね。

心に言葉を仕入れるということは、その言葉に、見たり、聞いたり、触れることです。
心にその言葉が増えていけば、自然とその言葉を使って考えることが増えていきます。

最初はうまく馴染めないかもしれません。
気持ちに余裕がない時もあるかもしれません。

お腹もそうですよね。
お腹いっぱい時には食べようとすら思えない時もありますからね。

でも、ちょっと自分を変えてみようかな。
と思った時に、触れる言葉を変えてみてください。

自分の体が普段食べているもので作られているように、私たちの心は触れている言葉で出来ていることが実感できると思います。

身体の調子が崩れていくと食べ物を変えることがありますよね。
ちょっと野菜が必要かな?動物性タンパク質が足りてなかったかな?とか。

そんな風に心のバランスを整えるために、今自分にどんな言葉が必要なのか?って考えてみてくださいね。

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