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気持ちを伝えるのは、ワガママだと思ってしまう。

カウンセリングで、「私、ワガママなんです!!」と切り出されてお話を聞いていると、「全然、ワガママじゃないですよ!!」と僕がツッコミを入れることがあります。


自分が本音を伝えた時に相手が戸惑っている感じがして、

「あぁ、私はわがままなことを言ってしまったのだろうか?」
「私のことで迷惑をかけてしまったのだろうか?」

と一人で自分を思い詰めてしまうのです。

一生懸命だったから

そう感じる方は、今までずっと我慢して頑張ってきたなんですよね。

例えば、長女や長男で下の兄弟が生まれてから、自分のやりたいことは我慢して「お兄ちゃんだから(お姉ちゃんだから)」と言われてきた。

幼い頃に、お母さんが働いていて、本当は遊びたいし甘えたいけど、迷惑をかけないように家事を手伝っていた。

学校でしんどいことがあったけど、お父さんは忙しいそうで、相談することが出来なかった。

そんな過去から、自分のやりたいことや甘えたいことを我慢するようになったかもしれません。

①自分の気持ちを誰かに話すこと自体もハードルが高い
②いざ話そうとしても話した経験がないからうまく伝えることが出来ない。

もしかしたら、相手はあなたの本音を聞くことを負担に感じているわけではなくて、「あなたが何をして欲しいのか?」が伝わってないのかもしれないのです。

あべこべに伝わるあなたの本音

自分では、気持ちをちゃんと話していると思っているけれど、
相手には伝わってないことって多いんですよね。

「さみしいと言えてますか?」と質問すると「もちろん、言えてますよ」と返ってくるので、具体的なエピソードを聞いていくと、さみしさではなくて、怒りが伝わってしまって、相手は怒られているように感じているかもしれない場合があります。

恥ずかしがり屋さんや我慢強い人ほど、相手に甘えることや頼ることを遠慮して、相手が受け取りづらい伝え方をしてしまいます。

ここと突破するためには『素直さ』『信頼』がポイントになってきます。

「彼に迷惑をかける「彼に嫌われてしまう」 

そう思うかもしれません。


でも、素直に自分の気持ちを表現できるようになれば、彼は何をしてあげればいいか分かりやすいですからね。

「今まで我慢してきた分が一気に溢れ出してしまうかもしれない。」
そんな心配があるかもしれませんね。

でも、本当に求めているのは、なんでも満たしてくれることではなくて、ありのままの気持ちや想いを話しても、相手が向き合って受け止めてくれることではないでしょうか?

その安心感と見守られている信頼感を求めているのではないでしょうか?

コミュニケーションの密度を増やして

あなたが自分の依存心(甘え、弱音)を嫌っていると、大切な恋人と距離が出来てしまうことがあります。

もちろん、相手の本音をどう扱っていいか分からなくて、初めは戸惑うかもしれません。


あなたが自分の本音を隠すほど、相手はあなたから信頼されていないと感じることもあります。うまくいっていると誤解されるかもしれまん。

自分の隠してる本当の気持ちを気にかける様子も見えないので、『この男はいつも自分勝手に好きなことをして、私のことを見てくれない』と勝手に怒りがふつふつと湧いてきてしまいます。

お互いにどうしていいか分からないだけかもしれませんよね。

まずは「話を聞いてくれるだけでいいから」と前置きをして自分が想っていることを話してみてはどうでしょうか?

そして、ただ話を聞いてくれたことに感謝する。

最初はその繰り返しでいいと思います。


相手はただ話を聞くだけで役に立ててることが実感出来ますし、あなたは自分の話をすることに少しづつ慣れていきます。(自己開示することへの抵抗が減っていきます)

そうやって、コミュニケーションする時間をまずは増やしていきましょう。

相手を信頼していく

コミュニケーションの時間や密度を増やしていけば、それまでと違った気持ちの伝え方も見えてくることがあります。

自分の気持ちをありのまま伝えることが初めてのように、相手もありのまま伝えてくれた気持ちを受け止めることは初めてかもしれませんよね。

「甘えること」「信頼すること」

ふたりの愛の信頼していく。


はじめは上手くいかなくても、少しづつ上手になっていきますよ。

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