好きな人や仲の良い相手に、
なぜか攻撃的になってしまうことはありませんか?
心の距離が近付けば近付くほど、
何故か暴言を吐いてしまう。
何故か冷たくしてしまう。
何故かシカトしてしまう。
《好き避け》と言われたりしますね。
好きな気持ちを伝えるのが恥ずかしくて、
その気持ちを隠そうとして、
『普通な態度をしてしまう・ちょっと距離を置いてしまう』くらいならちょうどいいのですが、
えらく攻撃的になってしまう。
少しもったいないような行動を取ってしまいます。
これは相手が恋愛感情の好きな人であっても、友人のように気が許せる仲であっても、また、家族の間でも起きてしまうんですよね。
「素直になれたら、どれだけ楽なんだろう、、、」
そうやって、反省したり後悔するんだけど、また繰り返してしまう。
いつ間にか好きな人や安心出来る仲間を作るのが、
億劫になってしまいます。
「あっこの人なら大丈夫かな、、、?」
「でも、、また、同じような関係になってしまうかな?」
「また、傷付けてしまうかな?」
「また、あの寂しさを感じるなら、、、」
など、いろんな考えが頭を駆け巡ります。
何故、好きな人を避けてしまうのでしょうか?
何故、好きな人との距離を遠ざけようとするのでしょうか?
今日は、
避けているのは相手のことではなく、
本当に避けたいのは自分の感情!
という視点からみていきます。
実は相手との距離(心の距離)が近付くと、
あなたの中に隠れていた感情(気持ち)が浮かび上がってくるんですよね。
それを感じたくないがために、
相手を攻撃して、距離を離そうとするのです。
例えば、
《昔男の人に裏切られた。
5年も付き合っていた彼が実は浮気していた。
あれ以来、男なんて信じられないし、世の中の男で浮気しない人なんていない!!》
と頭の中にあるとします。
すると、男性を目の前にしてキュンとするのを許せなくなるワケです。
だって、キュンとしたら、甘えたくなってしまったり、頼りたくなってしまいますからね。
そのキュンを感じたくないが為に、
相手を攻撃して、怒りのエネルギーを使って距離を離していこうとするのです。
黙って、去っていけばいいのに?
そうなんですよね。
確かに静かにフェードアウトする方もいます。
でも、
攻撃して距離を離そうとするパターンの人の心の中には、『自分の隠れた欲求を満たしてくれるかもしれない?』という期待があるのです。
上の例で言えば、
男なんて信じられない。
男なんて絶対信じられない。
男なんて、、、
でも、、
どんなに冷たくしても、、、
こんなに酷いことしても、
受け止めてくれる人がいたのなら、
私、
もう一回男性を信じてみてもいいかな、、、
『傷付きたくない』
その想いの下に、
『もう一度信じてみたい』
気持ちが隠れているんです。
しかし、表面上では、
距離を取ろうと、攻撃してしまうので、
一番下に隠れている気持ちには気付けないんですよね。
全く意識してない相手には、我慢も出来るし、優しくできるけど、
ちょっとでも好きだな〜、気持ちを許せるな〜と思いだすと、たちまちあなたの牙が剥き出てくるのです。
しかも、その牙に相手が怯んで、離れていってくれたらいいのですが、
いかんせん、
そこはあなたが認めた相手!
ちょっとや、そっとじゃ、
離れていかない(笑)
そうすると、あなたは困るのです。
ヤバイ!頼りたくなる!甘えたくなる!
心を許してしまう〜!
それなら牙だけじゃなく、
角も生やしてしまえ、爪も鋭くしてしまえ、
え〜い、マシンガン持ってこい!!
と攻撃を繰り返してしまうのです。
でも、
好きな人を攻撃してしまう時は、
自分は何を感じるのが嫌なんだろう?
自分は本当は何を求めているのか?
それに気付けるチャンスです。
そして何よりも、
あなたの隠れた本当の欲求を叶えるチャンスなのです。
相手への攻撃力が強ければ強いほど、
その下に隠れている本当の気持ちも強いです。
それにはまず、
あなたが自分に許可を出すことです。
今まで隠していた欲求(願い)をもってもいい。
好きな人を作っていい。
友達を信じていい。
家族に頼っていい。
あなたがそう許可を出すことで
その欲求(願い)を隠す必要もなくなります。
相手との距離を離そうとすることもなくなります。
あなたが幸せになる許可を、出してあげましょう。
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