こんにちは、桑野量です。
福岡はすっかりと涼しくなりまして、朝の散歩で下駄を履いていたら、すれ違う人に二度見されることも多くなりました。
さて、今日のテーマは「モテてきた人が本命の前で、女性性を抑えて恋愛がうまくいかない」です。
「10代後半〜20代前半は恋愛相手に困らなかった」とか、「若い時は異性との関係を楽しんでいた」とか、「夜職をしているので男性を転がすテクニックは十分に持っている」とか。
異性に対する苦手意識はなくて、むしろ自信があるんですよね。
「男の人は私のことを好きになろうだろう!」的なね。
会社では上司に気に入られるとか、恋愛以外でも、「人たらし」の才能を遺憾無く発揮するわけです。
「人たらし」と書けば嫌なイメージを持たれるかもしれませんが、愛されキャラなんですよね。
それは素晴らしい才能
もっと言えば、これが異性だけへの感覚ではなくて、「世界は私の思い通りに行くんじゃねぇ!?」と。
「人たらし」の才能が本領発揮をしていた無敵時間には、このような感覚まで持っていることがあります。
この「人たらし」の才能は、「周りに気を使える才能」でもあります。
周りの人が求めていることを(くすぐって欲しい部分を)満たすことができるわけですからね。
女性性のセンサーで、相手のニーズをキャッチしているわけですね。
その才能を活かしてクリエイティヴな仕事をされる方もいますし。
カウンセラーなど、心理的なサポートを必要とする仕事をされる方もいます。
才能なのに罪悪感を持ってしまう
さて、素晴らしい才能なのですが、それをダブー視することがあります。
「人たらし」って言葉にネガティヴなイメージを持たれる方もいますよね。
女性性を使って、相手を騙しているような感覚というか、悪いことをしている感覚を抱えることがあるのです。
そもそも「人たらし」は「人誑し」と書きます。
「誑す」は、「甘い言葉で相手を丸め込める」といった意味合いがありますからね。
また、育ってきた環境が影響することもあります。
両親や学校が、恋愛や男女関係について良くないイメージを持っていることもありますからね。「男女交際はダメ!」みたいにストレートに禁止するケースもありますからね。
ストレートに表現されなくても、両親の不仲や母親が女性性を抑えているケースなど。
家庭的な空気感で、女性性や男女交際に関してネガティヴなイメージを抱えることもあります。
「人たらし」とは相手を喜ばせる才能なわけですが、ネガティヴな感覚や罪悪感を抱えやすいのです。
本当の自分を見られてない感覚
「人たらし」が処世術になっていることもあって。
傷付いた自分を隠す為だったり、攻撃されないように自分を守る為だったり。
「問題と才能は裏表」と言われるように、そこに隠された苦悩や葛藤があるわけです。
周りの人に
「あの子は何もしなくてもチヤホヤされて、、、」とか、
「男に媚びて、、、」とか
ネガティヴな見方をされることもあります。
また、「人たらし」の才能を使って喜ばせている相手に対しても、
「この私が好きなだけで、本当の私を見てはいないんだろうな」とか
「このモードの自分でしか接することができない」とか
愛されキャラでもあるのですが、そこで孤独を抱えるケースがあるんですよね。
どこにも自分を見てくれる人がいないような感覚も育っていきます。
好きな人を前に不安が顔を出す
ここから本題ですが、自分の才能ゆえに罪悪感と孤独感を抱えてしまいます。
本当に好きな人が目の前に来たときに、「相手を喜ばす」という才能が使えなくなるのです。
「どんな自分の一面も見て欲しい!」
「他の人みたいに私をネガティヴに判断するかも!?」
嫌われる不安や本当の自分を見てもらえない寂しさを心の奥底で感じていきます。
ふたりの距離がまだ遠い間は大丈夫なんですけどね。
付き合いが始まったり、同棲(結婚)の話が出てきたりすると、セックスレスやイライラなど現実的な問題が起きていきます。
結婚した後には、相手を異性として見れなくなることもあります。
異性として見なければ、自分の才能を使わなくていいですからね。
夫以外の人に興味が注がれることも。
ゴールは自分を受け入れること
罪悪感と孤独を癒していくことがテーマになります。
それを隠すことが上手なんですよね。
心の奥の奥までは誰にも見せてこなかった(見せることができなかった)
生き方の一つとして、自分を守る防衛手段として、身についています。
カウンセリングでも何回もセッションを通じて、やっと自分が隠していた孤独や罪悪感に触れられるようになるケースもあります。
自分でも感じないようにすれば、うまく隠し通せることができますからね。
どんな感情の自分も受け入れていくことです。
それが
スタートでもあり、ゴールでもあります。
自信はあるけど、本当に好きな人とはうまくいかない。
もし、そんな悩みを抱えていたら、一緒にカウンセリングで隠された罪悪感と孤独感を癒していきましょう。
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