恋愛

自分を優先してくれない彼に感じているのは、実は不安ではなくて嫉妬かもしれない!?

人は偽物の感情を作り出すことがあります。

本当は甘えたいのに、素直に甘えることが出来ないので怒ってしまうことってありますよね。

そんな風に私たちの心は偽物の感情を作り出して、その感情に左右されてしまうことがあります。

その寂しさは実は偽物かも!?

恋愛の相談でよくあるケースです。

例えば、

彼は仕事や友達との飲み会など自分の好きなペースで好きなことをしている。

「ちょっとくらい時間を作ってくれて私との時間を作ってくれればいいのに。」

メールや普段の彼の態度からは、「私のことは嫌いじゃない」ってのは分かるけど、「私を優先させるほと好きでもないのかな」と寂しさを募らせていきます。

・その寂しさをどうにかしたい!!
・彼がわたしを最優先してくれるようになって欲しい!

このようなケースの相談って多いんですよね。

彼のことが好きだけど、自分の理想通りにならないので怒りを感じることも少なくありません。

また、自分へのダメ出ししてべっこりと凹んで自己肯定感も下がってしまうこともあります。

怒りと自分へのダメ出しはコインの裏表のようなもので、根本的には同じものなんですけどね。

で、この寂しさを何とかしようと思っても、うまくいかないケースがあるんですよね。

それはこの寂しさが偽物の感情だからです。

本当の寂しさが30くらいだったとしたら、偽物の寂しさが加算されていって100にも、200にもなってしまいます。

偽物の感情に振り回されてしまって、本当の解決策が見えなくなってしまいます。

本当にしたいことを我慢してない?

先ほどのケースを分解してみると

彼:自由気まま

私:彼に振り回されて我慢してる

こんな感じになります。

「彼に相手にされなくて寂しい」

と感じているように思えて、

「私はずっと親の顔色見たり、友達の目を気にしたり好きなことを我慢してきたのに、あいつ好き勝手にしてやがるのに、私に愛されてめっちゃうらやましい!!!」

それが本音なことがあります。

私の中には「周りの空気を読んで、周りに合わせないと愛されない」というルールがあるんですよね。

でも、目の前のあいつは「私の空気を読まないし、私に合わせない。だけど、私から愛されている!」とそのルールとは矛盾な部分を見せつけてくるのです。

もっと簡単に言えば、

「自由気ままに生きやがってうらやましいぜ!!」

ってことなんですよね。

でも、その気持ちに素直になれないんです。
その気持ちに素直になっちゃうと自分が自由気ままに生きること踏み出さなきゃいけない気持ちになります。

だから、その気持ちを見ないように「偽物の寂しさ」を作り出します。

素直に甘えられないから「偽物の怒り」を作り出す心理と一緒ですね。

本物の気持ちに気付いて幸せを手にしたケース

ハードーワークの彼とお付き合いしていたAさん。

彼が自分で仕事を立ち上げて、今は多変な時期だとわかっているけれど、休みなく働く彼を応援したい気持ちと自分との時間をとってくれない寂しさの間で揺れていました。

寂しさを彼にぶつけてしまうこともあって、このままじゃ彼に捨てられてしまうかもしれない。
そんな不安も抱えてました。

カウンセリングで話を聞いていくとAさんの心の中にあったものは、「私も彼みたいに熱中できるものが欲しい!」だったんですよね。

Aさんの仕事は、好きでもないけど、嫌いでもない。
給料はもっと高くなればいいなと思っているけれど、今もらっている給料で足りないことはない。

彼:すべてをかけて熱中出来るものがある

私:熱中できるものがない

こんな構図になってたんですよね。

Aさんは熱中出来るものがないことに劣等感を感じて、彼に嫉妬していたんですよね。

で、寂しさという偽物の感情を作り出して、彼を自分へと振り向かせることで、その嫉妬の気持ちを抑えようとしていたのです。

その嫉妬の気持ちに気付いたAさんは自分の好きなことを見つけていくステップに入っていきました。

子供の頃に我慢していた気持ちに耳を傾けたり、自分をワクワクさせてくれるような出会いを求めて、気になるイベントや街へと出掛けていきました。

彼のことばかり考えている時は、ひとり引きこもって出かけることも少な買ったのですが、どんどんと活動的になっていきました。

自分の好きなことを見つけていくことでいいエネルギーの循環が始まったのです。

子供の頃にお花屋さんになりたかったこと。
お花のあるカフェや空間が好きなこと。

Aさんはフラワーアレンジメントの教室に通い出しました。

今では趣味だったフラワーアレンジメントが副業となって、Aさんにたくさんの人の出会いと刺激をもたらしてます。

気付いたら、彼との関係も変わっていきました。

彼も相変わらず忙しくしていましたが、ふたりの時間が取れた時は、今までと違って何よりも幸せな時間となっていきました。

偽物の寂しさに振り回されることなく、彼にその感情をぶつけることもなくなったこと。
彼との関係を変えようとコントールしようとする気持ちがなくなったこと。

そして、自分も好きなこと見つけることで、より彼の気持ちを応援出来るようになったからです。

Aさんの幸せは、寂しさや相手をどうにかすることではなくて、自分のやりたいことを見つけていく先にあったのです。

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