恋愛

そんなめんどくさい男を好きになった理由は棚にあげといて、とりあえず攻略法を教えてくれよ

⇧というリクエストがありまして、まぁこのリクエストはたくさん寄せられます。

心理学は「自分と向き合いましょう!」がベースにありますからね。他人を変えるよりも自分と向き合う方がコスパがいいわけですけども。

コスパがいいと分かっていても、自分と向き合うのが嫌なわけで。スーパーまで買い物に行けばコストは抑えられるけど、ウーバーするわけで。

自分のブログを読み返しても「自分と向き合ってみましょう!」と文末を締めることが多くて、いつの間にか「向き合わせおじさん」が爆誕しておりました。

前置きはさておき、あなたが自分を向き合うことを棚に上げているように、相手も自分と向き合うことを棚に上げていることが多くありまして、それだけは頭の片隅に置きながら読み進めてくださいませ〜。

シェアする女性、ひとりでいたい男性

女性の皆さん、恋人を別れたらすぐにそれを周りに報告しますか?

すべての人に言わないまでも、【緊急招集】という件名のラインを友達に送りつけて、傷付いたHPの回復、去っていた男への呪い、などなど。

とりあえずシェアするかなと思うのです。

でも、男性はですね。失恋したことをずっと黙っているケースも多くて。「えっ!?〇〇ちゃんと別れたの?は?半年前?」みたいな会話が男友達と繰り広げられます。

シェアするよりもひとりでコツコツと傷を癒して、反省会して悶々とします。古風なイメージですが、港でひとりでたそがれているシーンは大抵男性ですよね。寒いし、塩っぽいし、どっか室内に入れよ!と思いますが、男性はあんな感じが好きなわけです。

こんな風にHP回復の仕方や起きた事件の整理方法が異なるわけですね。

この「とにかく話し合ってシェアしたい!女子」と「自分で整理するから放っておいてよ!男子」の恋愛が繰り広げられるわけですが。

これはお付き合い中も、日常のちょっとしたことでぶつかり合います。彼の気持ちを知りたいのに、彼は気持ちをシェアしようとしないのです。

女性からすれば「何を考えているか分からねぇよ!」なわけでして、それが発展して、男の態度も言っていることもコロコロ変わって、「お前の言っていること信用できないぜ!」となりまして。(シェアしてくれないから本音がわからない)

それに対応する女性は自分の感情も晴れたり曇ったり、雷がなって、雹が落ちてきて、「安心して眠ることもできないぜ!」になるわけです。

まぁ、それを総合して、「めんどくさいな〜こいつ」なわけです。

でも、顔がドンピシャストライクだったり、ふいに見せる寂しそうな表情に「守ってあげたい!」となったり、「なんか知らんけどあんたのことずっと考えてしまうわ!」なんですよね。

男性はどう感じているのか?

男性の方はと言いますと、彼なりに一生懸命にやっているわけです。

自分をめんどくさいと自覚しているタイプもいますし、自覚していないタイプもいます。

自分をめんどくさいと自覚しているタイプは、過去の恋愛でたくさんツッコまれた(怒られた)経験を持っているんですよね。いろんな女性に怒られたから「俺はめんどくさいんだろう、、、」でも、その理由と対処法が分からないぜ!って感じです。

女性から見れば「めんどくさいこと分かっているなら、変われよ!努力せよ!」と思うかもしれませんけどね。男性も自分の痛みと向き合うことを棚に上げたい部分もありますし、何よりも何がダメなのか?理解できていないことも多くあります。

それぞれのタイプが違っても一生懸命なことに変わりません。でも、それが女性に伝わらないんですよね。男性の方も男女の心理的な感覚の違いなんて知りませんからね。

一生懸命に彼女を想っているのに、歯車が噛み合わない!毎回噛みつかれる!と感じています。

愛し方やコミュニケーションの違いがあるだけでなんですけどね。その小さなすれ違いが大きくなってしまいます。

ちゃんと話し合おうが通じない

そっか!コミュニケーションの違いなら、ちゃんと話し合えばいい!と思いますよね。

でも「ちゃんと話し合おうよ!」はですね。人によっては、「お前が出来てないことがあって、こちとら迷惑してんだよ!反省してんの!?」と傷口に塩を塗りたくられるように感じてしまうのです。

上でも書いたように、そもそも男性は痛みとか、寂しさとか、ネガティヴな感覚はそっとひとりで噛み締めたいところもありまして、誰かにシェアすることは、傷口を強引に開くことに感じるのです。

目の前の女性が笑顔なら「まだ話をしてもいいかも?」と少しくらいは思えるかもしれませんけどね。女性は隠しているつもりでも不平不満のオーラは滲み出ていることがありますからね。

そのオーラの前では心を開きたくないのです。「絶対に塩を塗られる!」と。

ちょっと我慢して、仕方なく話し合いの土俵に上がったものの、開始5秒で塩を塗られて、「もうダメだ〜!」ってなるケースもあります。

女性側は塩を塗った感覚もないですし、繊細に相手に伝えたかもしれませんが。

男性がちょっとした刺激でもヒリヒリしてしまうのです。

(脱線)自分と向き合うメリットとは

ここまで男性の生態を読んでどう思いましたかね。

冷静な状況では、彼の生態も理解できるかもしれません。自立が強い女性ほど、彼を思考的に理解できるのでないでしょうか?

弱みを見せる=デッド(死)と思って、自分を強く鍛え上げたきた経験がありますからね。

少しだけ「自分と向き合いましょうおじさん」を発動させますが、自分と向き合う経験をしていると、彼を思考的理解だけではなくて、感情的感覚的理解ができるようになります。

ここがめんどくさい相手を攻略する最大のポイントでもあるので、僕は「自分と向き合いましょう!」を発動させるわけですね。

スポーツもコーチも、自分が苦い経験やしんどい想いをした方が選手の気持ちに寄り添ってアドバイスできますよね。そこに選手との信頼関係ができていきます。

理論だけでビシバシ指導されても選手のモチベーションはついてこないわけです。理論とか、正論とか、それでも上手くいかない気持ちの部分も感情的感覚的にサポートできるからです。

この感情的感覚的理解の寄り添いこそ、彼の「めんどくさい!」部分をほぐしていく魔法になります。

「あぁ、この感情を感じたくなくて、イライラしてたのか」とか、「こんな痛みがあればコロコロ変わる態度の理由は分かる」みたいに、感情や感覚で相手を理解できるようになります。

彼と「思考VS思考のプロレス」をやっている間は、お互いに心が緩む隙間が生まれませんから。

ここから本題!理論武装と深刻さ

ここからが本題ですが、過去と脛に傷を持つ男の攻略方法ですが、「深刻さを手放す」が王道の攻略になります。

「なんで男は何歳になっても中2男子みたいな話で盛り上がってんの?」とか、「やっぱり精神年齢は女子より低いわ〜!」と思ったことありませんか。

精神年齢が低いがどうかは知りませんが。

男性は、バカバカしさ、ノリの良さ、軽さで、心理的に深く繋がることがありまして、そのあたりも「男はイマイチよく分からんぜ!」の理由かもしれません。

「なぜ、私を放っておいて、男同士の飲み会に出かけるのか?」問題はカウンセリングでもたくさん扱うケースなのですが、それは彼女を大切にしていないからではありません。

バカバカしさで癒される部分があるからなんですよね。

「話し合いましょう!」とか、「なんで私を放っておくの?大切じゃないの?」とこっちが深刻になればなるほど、相手はバカバカしさを求めていきます。

「ずっと攻略していた男性を、横から何も考えてない年下女性が奪っていった!」案件もカウンセリングで多く扱います。

「なんで?あんな小娘に!?」「何も出来ないような女に!」「やっぱり若い子の方がいいんですか!?」と、ここでは書けない言葉も頭を駆け巡るかもしれません。

それは極端に言ってしまえば、何も考えていないからであり、深刻さがないからなんですよね。

「いやいや、あの男が私を深刻にさせた!」と思うかもしれませんが、ちょっとツッコませてもらいますね。

「なんで私だけがこんな目に!」とか、「男はいいよね、優遇されて」とか、「妹は可愛がられるけど、私は」とか、「お母さんはいいよね、自由で」とか、彼との関係以外でも物事を深刻に捉えてきませんでしたか?

これは仕方ないことなんですけどね。自立が強い状態は、どうしても思考が優位になりますからね。思考が優位な状態では深刻さも強くなります。

思考モードの時は、どんな最悪な事態も想定してしまいますからね。

極端に言えば「考えてもしょうがないから、どうでもいいや!」とは思えません。思考することで、自分を守って(感情を感じないように)に頑張って生きてきたわけですから、思考を放棄することは鎧を放棄することになるわけです。

夢中になれることある?

深刻さを手放すためには、自立を緩めて、思考を緩めて、となるわけですね。

がっつり自分と向き合って、緩めたい方は、ようこそ今月のイベントにいっらしゃいませ!です。

僕としてはイベントに来て欲しいのですが、今回のリクエストは自分と向き合うのは棚に上げとくわけですからね。

これは3月の東京イベントでも話したのですが、自分を楽しませることをサボっていたら、相手との関係性を深刻にしちゃうぜ!でありまして。

「彼の為に!」とか「2人の関係性が良くないと何も幸せに感じられない!」とか、ちょっと横に置いといて、棚に上げて、自分を楽しませることにフルコミットして遊んじゃおう!です。

自立が強くなってくると、損得とか、為になるならない、無駄になる?役にたつ?とかで、自分の行動を制限しちゃいます。

バカバカしさに禁止令を出してしまうわけですね。

「いいよね、男はバカで」とか思ったことありません?

実はここに嫉妬も隠れているし、だから「男性が好きなのよね〜」って話もあるのですが、それはまたいつか別にお話をしますが。

とにかく童心に戻って、自分を楽しませてみる。

何も考えれずに楽しめることってすぐに思いつきますか?

ずっと思考が強い状態だと「そんなことないわ!」ってなっていると思います。でも、それこそが「深刻さ」を手放せていないわけです。

夢中になれること、熱中できること、没頭できること、ポジティヴな状態で思考を手放せることを見つけていきましょう!

彼に何かする!?のではなくて、自分のエネルギーを変えていきましょう。

だんだんと自分のエネルギーが軽くなってきたら(深刻さを手放せたら)、彼との関係性も不思議と変わってきます。

自分を熱中させることに本気になってみてください。

桑野量の予約状況やカウンセリングのご利用は以下のボタンよりご確認ください。

最新予約状況

カウンセリングについて