離婚、失恋経験があると恋愛へのハードルが高くなることがあります。
再婚を目指していても、ただ恋愛がしたいだけでも。
なぜか他のことを忙しくさせたりして、自分の気持ちを誤魔化すことがあります。
「いい相手がいない」「恋愛なんてしている暇ない」「デートしてもテンション上がらない」と。
それも本当の声かもしれません。
でも、エゴが作り出したダミーの声かもしれないんですよね。
今日はそんなお客さまのメッセージから掘り下げていきます。
恋愛したいのに、エゴが暴れだす
桑野先生〜!!
おひしぶりです。
自分が「また恋愛したいです!」と言っておきながら、先生に「その情熱に素直になってみましょう」と言われたら
無理無理!バツイチだよ!もう懲り懲りだよ!と急にエゴが暴れて暴れて、やっと落ち着き1年ぶりに来週カウンセリングの予約を申し込みましたよ!
褒めてください!!覚えてくれてますか!?
予約完了からドキドキが止まりません。またエゴが暴れようとしている!!1年かけて何も変わってない、、、、
カウンセリングまでにこのドキドキを止める方法を教えてください!
お願いします!!
(Kさま)
もちろん覚えてますよ!来週はよろしくお願いします。
う〜ん。ドキドキを止める方法ですね、、、。
ないです!!思う存分味わっておきましょう。
なぜ、そんなにドキドキするんでしょうかね!?別にお見合いに行くわけでもないし、デートに行くわけでもありません。
言ってしまえば、ただのカウンセリングですよ。本番の恋愛の「れ」も始まってませんからね。
人生がクライマー気質
「またもう一度恋をしたい!」
その気持ちに素直になることに、エゴが暴れるまくることがあります。
エゴが暴れていると自覚できるだけ、気持ちに素直になれているとも言えますけどね。
「本当は恋愛したいかも」とカウンセリングで呟いてから、なぜかハードワークに勤しみ、数多の資格を取得し、昇進した方もいます。
それが悪いわけではありません。
特に自立されてきた方は自分の欲求を後回しにすることに慣れていますし、その状態の方が仕事に捗ることがあります。
自分の気持ちを抑えて、周りがうつつを抜かしている頃に、ひとりやるべきことに没頭しているストイックさが好きだったりします。
「あぁ。しんどいけど、生きてる!」って感覚がするんですよね。高いハードルを設定して、それを乗り越えることに生きがいを感じるわけで。
人生がクライマー気質なんです。
これがもう一度恋愛を始めることのネックになることもあって。
「ちょっと恋愛してみようかな!」と恋活アプリでやり取りしても、「あれ!腑抜けた野郎しかいねぇよ!」となって、「こんな野郎どもではテンション上がらんがな!」とそっとアプリを消去します。
また、娘や息子、孫のお世話に熱中することもあって、「ここは私の出番ぜよ!」と水を得た魚のように活躍をします。「あれ!?恋愛は?」とふと頭を過るのですが、「そんなことをやっている場合じゃない!」となります。
本当は恋愛にも情熱的
で、ここまで読んでお分かりかと思うのですが、何事にもめちゃくちゃ情熱があってパワフルなんですよね。そもそもがクライマー気質なので。
恋愛にも本当はめちゃくちゃ情熱でパワフルなんです。でも、パワフル過ぎるが故に封印してしまうわけです。
離婚とか、失恋とか、仮面夫婦とか、セックスレスとか。自分の情熱に蓋をするいい理由なんですよね。
「好きになりすぎて周りが見えなくなる」
「愛が溢れて相手を振り回してしまう」
「自分のこの情熱を満たしてくれる相手はいない」
と、自分の中に溢れる情熱が強すぎて、恋愛が上手くいかなかった!と思い込んでしまいます。
パワフルが故に恋愛に本気になるのがめっちゃ怖いのです。
ちょっと皆さん、自分の人生を振り返ってみてください。
どんな苦境も、困難も、おりゃや!と乗り越えてきませんでしたか?
周りの友達に「私にはそんなの無理!」と言われたことありません?
自分では普通かもしれませんけどね。周りから「強いよね!」とか、「しっかりしているね!」とか、「華があるよね!」とか言われてきませんでしたか?
周りは褒め言葉で言っているのですが、受け取る本人としては、そう見られる部分がもしかして恋愛でマイナスに働いているかも!?と思っちゃうわけです。
情熱を抑えるよりハンドリング
問題の裏には才能が隠れていると言われますが。
才能があるから悩むし、情熱があるからぶつかる壁があるよ!ってわけです。
悩みも、壁も、自分の夢を諦める理由にしなくていいし、自分の価値を下げる理由にはならないのです。
でも、アクセルが強いだけ(情熱が強いだけ)勢いよく壁にぶつかって、ダメージが大きくなることもありますからね。
恋愛したいけど、恋愛禁止!!ってのは、アクセルベタ踏みしか知らないので、恐れも強くなるわけです。
自分の気持ちに素直になれば、アクセルを踏み込むしかありませんからね。
「いい人がいない!」「他にもやることがある!」とブレーキをかける必要があるわけですね。
溢れる情熱が悪いわけではなくて、コミュニケーションの仕方とか、男女の心理的な違いとか、自立と依存で感じ方が違うとか、ちょっとしたやり方を学ぶだけで、壁にぶつかる大事故は回避できます。
野球でも、情熱が溢れるからと言って、どこでもバットを振り回せば上達するわけではありませんからね。むしろそれでは大事故が起きてしまいます。
テクニックというか、情報知識と言いますか、溢れる情熱を上手くハンドリングできる術があればいいわけですからね。
溢れる情熱を愛していこう
溢れる情熱を問題視するのではなくて、そのまま受け止めてあげる。
パートナーに恋する前に、まずは自分の中に溢れる情熱をとことん愛してあげることです。褒めて、ねぎらって、抱きしめてあげる。
「もう1段階アップして自分を愛してあげる!」と表現してもいいかもしれませんね。
カウンセリングでは、自分の中にある溢れる情熱を擬人化して向き合うセッションを重ねることがあります。
擬人化することで対話が始まっていくんですよね。
「また恋をしたいけど怖いよね」
「もう傷付きたくないよね」
と、今まで無理やり押さえ込んでいた恋愛への情熱を、怖がっている子供と話すように優しさを持って対話するようになります。
「あなたが悪いわけじゃないんだよ」
「今度はこうすればうまくいくかもしれないよ」
「頑張ったらちょっと休憩してもいいよ」と。
「もう一度恋愛したい!」ってモードになっても、100%アクセルを踏み続ける必要はないのです。緩めたり、回り道をしたり、恋愛が始まるまでの過程を楽しむことです。
恋愛は困難なミッションを完了させるような仕事ではないですからね。
溢れる情熱を活かして、その瞬間瞬間に、自分を満たしてあげることですからね。
「もう一度恋愛したい!」
その気持ちに素直になれない抵抗は、もっと自分を好きになること、もっと自分に喜びを与えることに抵抗しているとも言えるわけですね。
恋愛のバッドエンディングやダークストーリーを作り上げてしまいます。
「もう一度恋をする!」って「誰かと」という意味もありますけどね。
「自分自身に恋をする!」って意味もあるわけですよね。
情熱家なら分かりますよね。好きな人には、自分に持てること限りを与えたくなりますよね。
それなら自分にも最高の喜びと愛を与えてあげよう!
そんな意識を持ってみてください。
溢れる情熱を愛してあげてください。
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