パートナーシップは自立と依存の２つの立場が入れ替わりながら進んでいきます。
自立は惚れられた側。
依存は惚れた側。
分かりやすく言えばこうなります。
自立のポジションになれば、少し楽なわけです。
依存のポジションの相手から、
愛を伝えてくれるし、求められるし、
自分が仕事や遊びに意識が向かっていようが、
そんな自分を追いかけてくれます。
相手の愛情確認を出来るという点においては、
自分から高いハードルを越えることはしなくていいのです。
依存のポジションは愛を確かめたくなる
それに比べて、依存のポジションになるといろいろな方法を使って相手から愛されていることを確認します。
惚れた側の弱みとも言えるかもしれません。
相手の行動の裏を読み取って、愛情を確認します。
この依存、自立のポジションは、
どちらがいいという問題ではなく、
2人いれば、必ずどちらかのポジションになります。
ポジションチェンジは、
2人の関係性が変わるので、
ピンチにもなりやすいのですが、
うまく入れ替えることが出来ると、
その恋愛はうまくいきます。
なぜ、ピンチになりやすいのか？
お互いのポジションが変われば、
相手が今までと変わってしまったように感じられますし、
対応や接し方も変わります。
それを、
自立と依存のメカニズムを知らなければ、
自分のことを嫌いになってしまったかのように、
錯覚してしまって、
ズルズルと、
不安のスパイラルにはまってしまいます。
もし、
あなたが彼に惚れられて、
彼がどんな要求も願望も受け入れてくれたとします。
デートもいつも自分の行きたいところ。
夜中に電話しても出てくれる。
愛されている安心感を、
強く感じられますよね。
余裕も感じられます。
でも、付き合いが長くなると
だんだんと彼の対応が変わっていきます。
夜中に電話しても、出てくれない。
デートも私が行きたいところには拒否反応を示す。
あれ？
私のこと嫌いになったのかもしれない？
そうやって、
彼の気持ちを探ろうしたり、
彼の気持ちを自分の方に向けようとする
アクションが増えていきます。
彼の発言や行動、
一つ一つに繊細になっていきます。
今まで、
何もしなくても愛を感じていた立場から、
自分から愛情を確認していく立場へと変わっていきます。
自立のポジションから、
依存のポジションへと変わったのです。
依存のポジションになったことで、
彼の気持ちが分からないと不安になるかもしれませんが、
その気持ちは、
あなたが自立のポジションにいた時、
つまり彼が依存のポジションにいた時に、
彼が感じていた不安でもあるのです。
ポジションチェンジを上手くいかせるには！？
ここで、
その不安という感情を使って、
今までの彼の気持ちを理解する側になるのか？
その不安という感情に呑まれて、
ネガティブなスパイラルにはまってしまうか？
それが恋愛の上手くいく別れ道になります。
不安の中で、
『私が愛されること』を求めるのか？
不安だけども、
『彼を愛すること』をやっていくのか？
そこがポイントです。
あなたが『愛されよう』とすることは、
彼を再び依存の立場に戻ってもらって、
自分は自立の立場をキープすることだとしたら、
彼はそこに抵抗する確率が上がりますよね。
今まで優しかった彼。
どんなことも許して、受け入れてくれた彼が、
『お前は、自分のことしか考えてない！』
となってしまうかもしれません。
また、
彼が他の女性の元へ走ってしまうこともあります。
彼との関係が変わってきた時は、
今までの愛のカタチを取り戻そうとするよりか、
新しい愛のカタチにチャレンジする必要があるのです。
依存と自立のポジション、
そのポジションを同じ立場でキープしようとするほど、
パートナーシップはギクシャクと不協和音が鳴っていきます。
ポジションは入れ替わるのは、
当たり前のことなんですよね。
人は愛したいし、愛されたい。
誰かの為に頑張れる時もあれば、
自分のことで精一杯になってしまうこともある。
その自然の流れに、
うまく委ねた方が恋愛はスムーズにいきます。
ポジションが入れ替わることは、
愛がなくなってしまうことではありませんからね。
今まで私がしてこなかったことは何だろう？
彼が私にしてくれたことは何だろう？
そうやって、
今あなたが出来ることに、
フォーカスすれば、
うまくいきます。
ポジションチェンジの時に、
過去の痛みや男女の競争など、
別の問題が顔を出してきて、
その関係性を拗らせてしまいますが、
それは、
大晦日の鐘の合図のようなもので、
大掃除のタイミングを教えてくれているのかもしれません。
彼との関係が変わってきた時は、
あなたの過去が癒されて、
今まで以上に愛され方、愛し方を
手に入れるチャンスでもあるのです！
桑野量の予約状況やカウンセリングのご利用は以下のボタンよりご確認ください。
