「優しかったパートナーが突如、性格が変わってしまった」
これはパートナーシップでは実はよくあるご相談なんですよね。
相手が別人のように変わって、どうしていいか分からずに微妙な空気(気まずい空気)が流れてしまう。
・返事が冷たい。
・ギスギスしたオーラを出してくる。
・体に触れなくなった。
心理学の言葉を使えば、自立と依存が入れ替わるタイミングでもあります。
「何も言わない」=「優しい」ではなくて、「何も言わない」=「我慢している」場合があります。
我慢している人なりに自分の気持ちを伝えようとします。
でも、 相手が気持ちを言うことに慣れていないのか?こちらがパートナーの声をキャッチできなかったのか?
「もう何も分かってくれない!」
「自分のことばかり考えて!」
とある日、噴火します。
お互いの関係性が変わる時に噴火することは多くて、それ自体をマイナスに捉えすぎる必要はないと思います。お互いのことをよりよく知るために起こっているわけですからね。
パートナーシップにおけるマンネリとか、倦怠期とか、様々な問題は、「相手のことを分かった気になる」ことから始まります。
しばらく付き合ってきて「この人は〇〇だな〜」と相手のイメージが固まってきます。
私たちは自分が作り出したイメージに合わせた行動や態度をしてしまいますからね。
優しかったパートナーとは、その人の一部なんですよね。
愛する側、与える側なわけですね。
でも、相手にも愛して欲しい部分や分かって欲しいことがある。
長いこと自立のポジションをキープしてきた人ほど、その一面を見せることに慣れていないですからね。
よく分からない態度になってしまうのです。
この記事を読んでくれている自立系の皆様にも心当たりはないでしょうか?
最初は外面モードと言いますが、自立モードでお付き合いできます。
それがパートナーシップだけではなくて、友人やご近所付き合いなど。
でも、だんだんと付き合いが長くなると「なんかめんどくせぇな〜」とか、「嫌いじゃないけど、疲れるな〜」が顔を出してくることはありませんか?
もちろん相手に理由があることもありますが、自立系の方に多くあるのが、与えるモードばかりで受け取れないので疲弊してしまうことです。
言い換えると、
・弱みを見せることができない。
・素直になれない
ですかね。
人間関係が鬱陶しくなるというか、コミュニケーションは上手だけど、人と関わることを避けてしまいます。
自立モードではない側面を見せたいけど、それができないわけですね。
で、最初の話に戻りますが、
突然態度が変わったパートナーも同じように自立モード以外を見せることに慣れていないのです。
だからよく分からない態度になるのです。
また、今まで我慢していた時に感じていた感情と同じ感情を相手に感じさせようとする心理も働くことがあります。
無意識なんですけどね。
「ずっと我慢してたんだよ!」
それを口に出して言えないので、そのやり方になってしまうのです。
「愛されにくい態度をしているパートナーをどう愛してあげようか?」
ここがポイントになるわけですね。
「愛されやすい態度になれよ!」とケツを蹴り上げたくなるかもしれませんが。
あなたがどうしていいか分からないように、相手もどうしていいか分からないのです。
反抗期の子供のように思ってください。
パートナーは今、何を望んでいるでしょうか?
そこに耳と目を傾けていきましょう。
パートナーの態度が変わった時に、今までのように愛されようと思うとうまくいきません。
愛する側に回っていくことです。
パートナーは
どんな風に愛されたかったのか?
何を我慢してくれていたのか?
どんな言葉が欲しかったのか?
それは今まで知らなかったパートナーの一面を知ることです。
そして、お互いをより良く知ることがパートナーとの絆を深めていきいます。
パートナーも知らないわけですからね。
自分の自立モードではない、依存的な部分を見せた時に、どのように愛してくれるのか。
相手の態度が変わったと感じた時は、実はチャンスでもあるわけです。
今までのやり方を手放して、新しいやり方でパートナーの絆を深めてくださいね。
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