恋愛

同じ相手と付き合ったり別れたりを繰り返す恋愛

繰り返す別れという刺激

このような恋愛を繰り返してしまう背景には何があるのか?

刺激を求めている。

この恋愛を繰り返してしまう人に多いのが、相手との付き合いが長年にわたるタイプ。
付き合った年数が長くなくても知り合ってから長い年月が経っていたりします。

年月が長い分、
相手のことも熟知しているワケですよね。

ツーとカーの仲と言いますか、
『アレ取って』と言えば、『アレ』が出てくる仲ですよね。

具体的に醤油!とかポン酢!とか言わなくても、『アレ』で伝わります。

同棲はしていなくても、
お互いの家にどこに何があるか?くらいは基本把握しています。
彼の家に遊びに行った時に、絆創膏の場所なんて一発で分かったりします。
何なら、彼女の方が彼の家の絆創膏を足りなくなったら、補充してあげているような仲ですよね。

そうなると、付き合いが長い分だけ、刺激がなくなってしまうのです。

(※本当は長く付き合っているからと言って、刺激がなくなるワケではありません。
その辺りもあとで説明しますね!)

そうすると、
ジェットコースターのように急激なアップダウンを求めてしまうのです。
それが彼の浮気だったり、女性の方に好きな人ができたり、ド派手な喧嘩だったりします。 

そうして、悶々と、ハラハラ、ドキドキしますよね。

ジェットコースターもいろんなアップダウン、時には回転やひねりを加えて進んで行きますが、
最後には、スタートと同じ地点のゴールに辿り着きます。

別れを繰り返す恋愛のカップルも同じことが言えますよね。
紆余曲折を経て、同じ距離感に戻って行きます。

その都度、その都度、
本当に別れを考えたり、違う人を好きになったり、するのですが、
元の鞘に収まって行きます。

繰り返し同じジェットコースターを続けて乗る人がいるように、
この恋愛ジェットコースターに何度も続けて乗るカップルもいます。

そこに辛くてもしんどくても刺激があるからですよね。

ヨリが戻った時には、
すごい安心感と親密感そして、新鮮なロマンスを感じることができます。

『何だかんだ言って、彼は私のことが好きなのね〜!』
『私がちょっとよそ見してしまってけど、もう彼のことしか目に入らないの!』

そう強く思えることができますよね。
そして、離れていた度合いだけ、付き合いだした時のような新鮮なラブラブモードに突入できます。

ある意味、精神と時間をたっぷりかけた、そういうプレイと言ってもいいかもしれません。笑っ

お互いの愛情を色濃く感じるために、体当たりでぶつかっているワケでもあるので、
ジェットコースターのような恋愛自体が悪いと決めつける必要はないかもしれませんね。

もちろん、その恋愛を繰り返してしまう心理的要因として、
『親密感』の恐れがあったりもします。

これ以上彼と親密になってしまうのが怖いから、彼と距離を離すのですが、
一人ぼっちだと寂しいワケです。

するとまた彼にくっ付いて行きます。
彼の元に戻った時は、親密感を感じられますからね。
でも、それ以上近づいてしまうのは怖い、、
なので、また距離を取ってしまう。

『親密感への恐れ』という視点からジェットコースターラブを見てみてると、こんな感じですかね。

愛情や親密感を感じられるからと言って、
そのようなことを繰り返していたら、精神的にも肉体的にもしんどくなりますよね。

もっと違う方法で、彼との刺激や親密感を感じられることが出来たら、
それに越したことはないですよね。

レベルアップの時

今日の記事の途中で書いた、
長く付き合えば付き合うほど、新鮮や刺激がなくなるワケではないこと。

これがそのジェットコースターラブから抜け出すヒントになります。

相手の新しい一面や可能性が見えてくると、
それが刺激や新鮮さに繋がりますよね。

出会った当初は、
まだ彼のことを詳しくは知らないので、
デートの度に新しい発見やトキメキがあります。

知らないことの方が多いので、
それが良い面でも、悪い面でも刺激になって行きます。

『この人やっぱ素敵だな〜!』
『え!!そんなとこあるの!?』

これが恋のスパイスになるワケです。

で、長年付き合っていると、
もう知らないことは何もない。
相手のことを相手以上に知っている。
そんな状態になります。

お互いがそのままの状態で、
お互いが変わらないままで、
刺激が欲しくなると、

その距離感に変化を与えるしかないワケですよね。
それが浮気だったり、大喧嘩だったりするのですが。

しかし、
もしあなたや彼がバージョンアップして、
今までのあなたや彼から進化した一面を見せることが出来たのなら、
それが新しい刺激となって、
距離を変えることで刺激を求める必要はありません。

実は、お互いにマンネリを感じてしまっている時は、
自分のことを変えようとせずに相手や状況を変えようとしてしまっているのです。

別の言い方をすれば次のステージにレベルアップする時なのですが、
それを躊躇してしまっていて、地団駄を踏むかのように、
『オメェ〜や周りが変わればもっと楽しめるんだよ〜!』と八つ当たりしてしまうのです。

自分が変わること、それがもっと素晴らしいものに変化する時でさえ、
人は怖くなったり、不安になってしまうものです。

そして、パートナーとの関わりでは、
新しいステージにレベルアップする時は、
今まで見せていなかった部分を見せることでもあり、そこには勇気がいりますよね。

『彼が休日家にいて、ずっとゴロゴロしてる。
昼ごはんと作ってあげないといけないから、どうせなら外に出かけて行ってくれた方が、
私が家でのんびり休めるのに、
なんで、あの人はこうもグウたらしているの !?情けない!』

そんな彼に対して、
亭主改造計画に出して、パリッとした彼を手に入れたくなる気持ちも分かるのですが、

あなたがもっといい女になって、
そのエネルギーで彼をグイグイっと男前にして行ってもいいんですよね。

お互いがお互いのままで、変わらずに刺激を求めようとすると、
どうしても目は内側ではなく、外側(相手や環境)に向かってしまいます。

ジェットコースターラブを繰り返してしまっているのなら、
相手や距離感を変えるではなく、
自分自身をバージョンアップさせる時なのかもしれませんね。

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