ニュアンスが難しいのだけど。
「失敗することへの恐れ」は実際の損失よりも【肥大化した失敗感】を怖れていることがあって。
例えば何かにチャレンジして、損失が1000円出たとする。
実際に失ったものは1000円なのだけれど、失敗した自分を責めることで失敗感がどんどん肥大化していく。
「ほら、こんなことも出来ない!」
「人生、何もうまくいかない!」
「おとなしくしてなさい」
「夢を見るのはやめなさい!」
たった1000円の損失から、過去のトラウマ的な出来事や言葉を引っ張り出して、『今』も『未来』も『自己価値』もフルボッコにしてしまう。
実際の1000円の損失が、何十億円も損失したように失敗感が肥大化する。
本当に失ったもの以上の失敗感を抱えてそれが人生の鎖になる。
(実際の損失)と【肥大化した失敗感】を区別することが大切。
一つの失恋が『未来永劫誰とも幸せになれない』と決定付けることはない。
でも、肥大化した失敗感はそのように自分を思い込ませて、そのように振る舞わせていく。
大切なことは“本当に失ったものを実際の大きさで受け取ること”
【肥大化した失敗感】に向き合うことは、恐ろしいオバケと向き合うようなもの。
勇気がいるし、怖いけど。
夜中に窓の外から覗いてくるオバケは、実は風に揺れる木々かもしれない。
その正体を知れば安心感と共に夜を過ごすことができる。
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