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心配されるとイライラしてしまう

今回のブログタイトルを見て
「心配されて?なぜイライラするの?」
と思われた方もいるかもしれません。

心配されると心配してきた相手に対してイライラした怒りのような感情が湧いてくるという相談は実はたくさんあります。

パートナーや両親、家族などに、
ちょっとしたことで心配されると嫌悪感が出てくることはありませんか?

例えば
「明日早いのに、もう寝なくて大丈夫なの?」
「友達とはうまくいっているの?」
「仕事はうまくいっているのか?」
「将来のことはちゃんと考えているの?」
「あの彼氏とは大丈夫なのか?」
などなど。

相手は何気なく言ってる場合や本当に気にして心配している場合がありますが、どちらにしても心配された時点で「イライラ」が湧いてきてしまうことはありませんか?

心配された時にイライラしてしまう理由はいくつかあります。

今日は自立している人が誰かに心配されるとイライラしてしまうパターンについて書いていきます。

簡単に説明をするとイライラしてしまうのは、自分も気になっていたけど、それと向き合うのが嫌で誤魔化していた話題に触れられた時です。

例えば
夏休みの宿題をサボって遊び惚けていた時に、頭のどこかに宿題のことがあったとします。でも、宿題のことを考えたら、気持ちよく遊べないので頭の奥底に封印してしまいます。

『夏休みの宿題は大丈夫なの?』

向き合うことを避けていた夏休みの宿題が相手の言葉(心配)で、その封印が解かれてしまいます。

自分が避けていた話題(夏休みの宿題)を向き合うことになって、出て来たネガティブな感情を相手のせいにしているわけです。

「お前がそんなことを言わなかったら、こっちは気持ちよく遊べたんだよ!」

と、まさに八つ当たりの逆ギレ状態になるわけです。

大人になってからは、自分の中にあるネガティブな感情(不安や怖れ)を抑圧してしまっていて、相手の心配によりその抑圧が解かれて、嫌な気分になっていくというメカニズムになります。

自立している人(自分の感情を我慢・抑圧している人)にそのパターンが起きやすくなります。

自立している人は、
その心配してくる人に嫌悪感が出てくるので、物理的にも心理的にも相手と距離をとってしまうことがあります。

人によっては、相手が自分をコントロールしてくるように感じてしまうかもしれません。

相手の心配が思いやりや優しさからであっても、上手に受け取ることが出来ません。

相手の心配を一つ一つ丁寧に受け入れる必要もないかもしれませんが、相手の心配に対して一つ一つイライラしてしまうのも心理的な負担は多くなってしまいますよね。

まずは相手の気持ちを「ありがとう」と受け取ってみましょう。そこで相手の心配を応援として受け取ることが出来れば、自分が抑圧していたネガティブな感情や話題に向き合うことが出来ます。

これにはちょっとした勇気と慣れが必要です。

心配を応援として受け取れるようになると、相手への嫌悪感がなくなっていきます。

相手の言う通りにする必要はなくて、心配を応援として受け取って、そのあとは自分で選択して決断すればいいのです。

自立している人は、
この「受け取る」も苦手なので、心配されると余計にイライラしてしまいます。

もしあなたが心配されてイライラしてしまうなら、何を自分に与える(受け取る)ことを拒否しているのでしょうか?

それを見つけることで、
この課題はクリアされていきます。

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