私たちは自分の時間を誰かに消費されると、心もまた消耗してしまうようです。
やりたくない仕事やサービス残業などが分かりやすいと思います。
「何の為にしているのか?」か分からないままに時間を奪われていく感覚が心を消耗してしまいます。
好きなゲームの発売日に思いっきりそのゲームを何時間もやってもそこまで心は消耗しません。
しかし、仕事だと同じように何時間も働いていたら、その疲労度は違ってきますよね。
仕事は生活費を稼ぐができますが、ゲームの世界で何時間もかけていくらレベルを上げても生活費を稼ぐことはできません。
当たり前ですが、その時間が実際に利益を生み出すかどうかよりも、
自分の時間を「自分の意思」で消費しているかどうかで、心の消耗度合いは違ってきます。
好きなことをすれば疲れない!と言われます。
肉体的な疲労は出てくるかもしれませんが、「自分の意思」で時間を自分の好きなことに消費している間は、心は消耗するどころかエネルギーを増やしていきます。
同じ行動でもそこに「自分の意思」があるかどうかで心の消耗度は変わります。
嫌な仕事や繰り返しの作業は「ゲーム化」しましょう!
と本などに書いてあることがあります。
これはただこなす作業だと「誰かに消費されている時間」になるのですが、クリア目標などを作ることによって、自分の意思や目的を付け加えることで「自分の時間」に変化させているのです。
日々の食器洗いでも、
ただ食器を洗う作業にするのか?
それとも綺麗に洗うことで今度使える時に気持ちがいいように洗うのか?
そこに意思や目的を付け加えるだけでも、感覚は変わっていきます。
でも、そうは言っても
心が消耗してしまっている時に嫌な仕事に自分なりの目標を作ってゲーム化するのは、ちょっと難しんですよね。仕事に対するストレスが高まっている時は、仕事への嫌悪感も強いですからね。
嫌なことを無理に好きになろうと、楽しもうとするよりも、
自分の時間を自分の意思で使うことを増やしていくことの方をオススメします。
いきなり仕事を変える必要はありません。
先ほど書いたように、自分の好きなことにしていると心のエネルギーは回復していきます。
短い時間でも、「自分の意思」で好きなことをする時間を増やしていきましょう!
誰かの目を気にすることもなく、ただ自分の為だけに時間を使ってみましょう。
「でも、どうしたらいいか?何をしたらいいか?」分からない人は、物質的な損得感情はちょっと横に置いた方がいいかもしれません。
僕は昔は喫茶店に行く意味が分からなかったんですよね。
水分補給ならペットボトルの飲み物を買った方が安いですからね。
でも、自分の時間を好きに使う為に喫茶店に行くようになって、
お金の損得ではなくて心の充実度をすごく感じるようになりました。
お金を浪費することを勧めているのではありません。
お金の残高よりも、心の残高によって「何をしたいのか?今の自分に何が必要なのか?」を判断する時があってもいいと思います。
消耗し切った心が回復していくと今の仕事にも楽しみ方が見つかることもありますし、新しい仕事にチャレンジする意欲も湧いてくるかもしれません。
心が消耗していると、そのこと自体で「自分はダメな人間だ!社会に向いてない!」と自分を責めてしまうことがあります。
自己反省モードというか、自己否定モードになっているので、
「自分の意思」で自分の時間を使うことを禁止してしまうことがあります。
まるで、
心が弱い自分に罰を与えるような生き方をしてしまうのです。
その必要はありません。
そこまで心がすり減ってしまうまで、頑張ってきたのですから。
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