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不安に飲み込まれそうな時に。

不安というのは感情は不思議なもので、

一度不安を感じてしまうと、その他の不安な感情も呼び寄せてしまうようで、アレもコレもがあなたを不安にさせてしまうように感じられます。

ちょうど今は受験シーズンですが、

もしあの志望に落ちてしまったら、どうしよう、、

もしかしたら、彼女にも振られてしまうかもしれない。友達も離れていってしまうかもしれない、、、

《志望に受かるかどうか?》の不安が、《落ちたら彼女に振られるかも》という不安を呼び寄せ、《友達も離れていく?》という不安も呼び寄せます。

何故このようなことが起きてしまうのでしょうか?

一つ一つの不安は絶対的に関係しているとは限りませんよね。受験に失敗したからといって、彼女に絶対振られるワケでもありません。

でも、不安を抱えている思考回路では、その不安が現実になるような理論的なバックグラウンドを積み立ててしまいます。

友達や親の話、ネットやブログ、マンガやドラマなどから得た知識を総動員させて、不安の後ろ盾となる材料を作り上げてしまうのです。

不安という感情は、

孤独感という言葉とセットになっています。

誰にも頼ることが出来ない。

誰も私を助けることが出来ない。

誰も私のことをみてくれない。

このような想いが不安の裏側には張り付いてます。

不安から抜け出すためには、『人とのつながり』を感じる必要があります。

誰かにその不安を話せることで楽になれたり、また、何も話さなくてもそばにいるだけで楽になれることがありますよね。

実際に誰かと話さなくても、

今まで受け取ることが出来なかった気持ちに気付けたり、また、自分の中にある誰かに対する想いに気付いた時に、『人とのつながり』を感じることが出来ます。

ここでポイントなのは、

『人とのつながり』がないから不安になるのか?

『人とのつながり』を拒否しているから不安になってしまうのか?

ということです。

私達は不安から抜け出したいのに、

孤独を証明するために周りの人々からの気持ちや想いを受け取らないという拒否をしてしまいます。

複雑というか、ややこしいですよね。

相反する気持ちを抱えながらも、素直になれないんですよね。

不安とは感じたくないものなので、

しばしば他の感情にすり替えてしまいます。

不安やその裏側にある孤独感を感じるのが嫌なので、過食をしたり、無駄使いをして浪費して、罪悪感という感情にすり替えてしまうこともあります。

不安が強いということは、

それだけあなたが《人とのつながり》を欲しているということでもあります。

あなたの心に差し伸べてくれる手を掴んでもいいですし、あなたが誰かの心に手を差し伸べてもいいんですよね。

これをイメージの中でやっていくことで、

不安に感じる気持ちを少なくしていくことも出来ます。

あなたは今誰の手を握りたいですか?

あなたは誰と距離が離れていると思いますか?

イメージの中でいいですから、

その相手の手を握ってみてください。

すぐに誰かが思い浮かばなければ、

自分自身と手を繋ぐというイメージをしてみてください。

ゆっくり優しく手を握り、

そのままイメージの中で、

相手の手、又は自分の手の感覚を感じてみて下さい。

1人だけではなく、何人でも手を握りあってみてもいいですよ。

不安というのは、

はじめに話したように、どんどん他の不安を呼び寄せてしまうんですよね。

そして、その不安の大きさに一人で耐えようとすると限界がきてしまいます。

誰かの手を握ることで、支え合うことが出来て、

支え合うから不安も無くなっていきます。

不安が強くなった時は、

それを無くしてしまおうとするのではなく、

誰かと繋がる時だということかもしれません。

そして、結果的に不安が解消されていくのでしょうね。

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