相談を聞いていると、本当にパートナーシップは振り子だなと思うことがあります。
2つの振り子が近づいたり、離れたりを繰り返していきます。
どんなに仲がいい二人でも、振り子は揺れて近づいたり離れたりしてます。
振り子の周期もそれぞれで、大きく長く揺れる振り子もあれば、小さく何度も振れる振り子もあります。
心理学的な解説をすれば、自立と依存を関係性が変わったり、親密感の恐れが出てきたり、恥ずかしさや寂しさが出てきたりと。
振り子のように揺れながらお互いの距離を模索していきます。
離れている方が楽な時もあるし、近すぎてめんどくさいこともある。
それぞれが小さい頃から慣れ親しんだ振り子の揺れ方がある。
だから、自分が思ったように相手は揺れないし、自分も相手が思ったように揺れることができない。
愛することは違いを知ること。
違いを見ないようにすると、相手の心のすべてが曖昧にしか見えなくなる。
愛されることは知ってもらうこと。
それぞれ違う揺れ方をして生きてきて。
偶然に出会い、恋をして、ふたりの人生が始まっていく。
何度も近づいて、何度も離れて、すれ違いながら、相手を知っていく。
すべてのことが相手をより知るために、自分を知るために起きるのだとしたら、
それは愛を教えてくれるために必要なことだったのかもしれない。
まだ知らない愛し方がある。
まだ知らない愛され方がある。
私たちはそれまで知らなかったことを知ることで、自らの振り子の揺れ方を変えていくことができる。
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