「甘えてもいい」「頼ってもいい」「感情を感じてみましょう」
自立を癒す時に出てくる言葉ですが、この言葉って怖くないですか?
「騙されないぞ!」って気持ちも出てくるし、「それじゃ許されないぜ!」って気落ちにもなります。「他の人は良くても、自分は、、、」と。
過去の傷を癒すと言われても、痛いから見たくないし。
これまでやってきた生き方を変えたくても、もっとダメになるかもしれない。
せっかく作り上げた自分を「緩む(癒す)」ことで壊して、また痛みのどん底に落とされたら、どうしてくれるの?もう頑張れないかもしれない。
「癒す」って聞こえのいい言葉ですが、怖いです。
自分と向き合うことは、心の中に隠した痛みと恐れの暗黒面に触れる感覚もしますから。
それなら無理して頑張り続けた方が楽なんですよ。
睡眠時間削って、ハードワークに打ち込んで、ストレスを暴食や爆買いで解消して、過去を振り返るよりも、強い刺激で麻痺させる方が。
しんどいけど、ずっとそうやって生きてきたから。
自分を愛することよりも自分に厳しくすることに慣れ過ぎてしまったのです。
カウンセラーもこの罠にハマることがありまして、
目の前の相手には「緩むこと」「頼ること」を勧めているのに、自分はいろいろ抱えて、がんじがらめになって、「カウンセラー」という役割が自立の鎧(隠れ蓑)になって場合があります。
心の勉強をずっとしてきたカウンセラーでさえ、そうですからね。
他の仕事をしている方はもっとその傾向が強いかもしれません。
いろいろな立場や役職、役割を理由に、自立をもう緩めなくなってませんか?
自立を癒したくない
いよいよ25日(土)は自立を癒すイベントです。
ストレートに『自立を癒す!』ってテーマだけにすればよかったかな〜。と思ったりもしましたが、上に書いたように自立と仕事はやっぱり密接に繋がってます。
仕事において「自立」することは大切なのですが、それだけではバランスが取れなくなります。自立を癒すことは「自立を完全に辞める!」というよりも、自立に傾き過ぎた心を思考のバランスを整えることです。
恋愛でも甘えたり、甘えられたりして、関係性を深めていきますからね。
「いや!仕事ではそうはいかない!」と思われるかもしれません。
でも、その声こそが自立の罠かもしれないのです。
もっと自分を愛することができたら
自分への接し方を、親や周りが自分に接する方法から学ぶことがあります。
例えばお母さんが自分に接するように、自分が自分に接するのです。
愛することをよりも厳しくすることに慣れてしまっている。
それはお母さんが分かりやすい愛情表現よりも厳しく接することが多かったからかもしれません。だから、自分も愛情表現よりも厳しい言葉で駆り立ててしまう。
私たちはポジティヴなことよりもネガティヴなことをより強く記憶するよう性質があります。
仮にお母さんがたくさんの愛情を注いでくれていても、何度か厳しい言葉や冷たい態度をされたら、それをベースに母親と自分との関係を作り上げます。
そして、その関係を自分自身への接し方として再現してしまいます。
本当はたくさん愛されていたのに、その事実を受け取れません。
そして、これは母親との過去の話だけではないかしれないのです。
あなたの周りの人がたくさんの愛情や優しさを注いでくれていたとしても、それを受け取れていないかもしれないのです。
自立はこのように「孤独」を作っていきます。
もし、もっと自分を愛することができたら、人生はどのように変わるでしょうか?
25日は一緒にその問いの答えを見つけていきましょう。
お申し込みお待ちしております。
桑野量の予約状況やカウンセリングのご利用は以下のボタンよりご確認ください。