「お腹すいた〜!」と思ったら、きっとご飯を食べますよね?
「何か食べたい!」という自分の欲求を満たす行動をします。
「幸せになりたい!」と思うのに、なぜ満たされないことがあるのでしょうか?
「お腹を満たすこと」と「心を幸せで満たすこと」
何か違いがあるのでしょうか?
幸せとネガティヴなイメージの関係性
「幸せになる恐れ」はカウンセリングでもよく出てくる言葉です。
なんだそれ?って感じですよね。
「お腹を満たす恐れ」って言葉は聞いたことはあるでしょうか?
このままストレートに使用することないですが、日常の中に溢れています。
例えばダイエット中の人は、「お腹を満たす=太る」ので、お腹いっぱいになることを避けるかもしれません。
また大事な会議を控えている人は「お腹を満たす=眠くなる」ので、お腹を空いたまま会議に参加することもありますよね。
こんな風にお腹を満たした後に、ネガティヴな結果や結末を予想している場合は、お腹を満たすことを避けます。
他人の目が禁止令になっている場合
「幸せになることへの恐れ」もその結末や結果にネガティヴなものを結びつけていたら、幸せになることを避けてしまいます。
例えば、お母さんから「調子に乗ってはいけない!」「我慢しなさい」とたくさん言われて育ってきたとしますね。
すると、「調子のっているとお母さん(誰か)に叱れられる!」「我慢しなければ怒られる」みたいなネガティヴなイメージを作っていきます。
そのネガティヴなイメージが「幸せになる」と結びついた時に、
幸せになる
↓
調子に乗っていると思われるかも?
↓
怒られる(攻撃される)
また
幸せになる
↓
嫌なことを我慢してないと思われる
↓
怒られる(嫌われる)
このように他人の目を気にして、幸せへのブレーキを踏んでいることがあります。
他人の目を気にしている時は常に恐れの感情を感じます。極端に言えば監視されている感覚です。
いつも疲労感を感じでリラックスできていない場合があります。
怒りがブレーキになっている場合
怒りが幸せを引き止めるケースもあります。
自分を不幸な状態にしておくことで、相手に復讐することがあります。
ちょっとややこしいですね。
相手に罪悪感を感じさせたいわけです。
罪悪感を使って相手の心を間接的に攻撃します。
「ほら、あなたの育て方が悪かったから、私はこんな惨めな思いをしている」
「あなたが私を捨てたから、もう何もかも上手くいかない」
自分を苦しめることで、相手に復讐をします。
無意識にやっているので、なかなか気が付けません。
怒りを無意識に我慢する癖を持っていると、知らずにやってしまいます。
怒りのエネルギーで自分を苦しめるのではなくて、怒りのエネルギーを解放して消化していくことが幸せへのキーとなります。
幸せを限定している場合
自分の幸せを限定しているケースもあります。
「お金がなければ幸せになれない!」
「彼が連絡してくれないと幸せになれない!」
これは言い換えると、自分が望んでいる幸せ以外を拒否していると言えます。
「どんな幸せを望むのか?」
もちろんそれは自分で選択していいです。
でも、それ以外の幸せを拒否する必要はありません。
また自分の心に余裕がなければ望んだ幸せを手にすることもできません。
手に入らないものばかり追いかけ続けているのは、幸せになることを拒否し続けているからかもしれません。
「現実が変わらなければ幸せになれない!」と私たちは考えてしまいます。
確かにそれも間違いではないと思います。
しかし、現実をどのように切り取って受け取るか?それは自分で決めることができます。
心に余裕がない状態では、ネガティヴに切り取ってしまいます。
ブレーキに気が付く為に
私たちが幸せにブレーキをしている時は、思考が強くなります。
思考は感情のブロックという言葉があります。
思考がフル回転している時は、もしかしたら幸せにブレーキをかけているかもしれない?そうチェックしてみてください。
「〇〇しなければいけない!」
「〇〇してはいけない!」
思考がどんどん幸せへのブレーキを強化しているかもしれません。
体感できることに注目しよう!
思考を停止させるためには、「今、この瞬間に」体感できることに意識を向けていきましょう!
体感は思考を必要としませんからね。
その場で「心が感じること」です。
コーヒーの香りも、頬にあたる風も、背伸びをする気持ちよさも、思考を必要としません。
「今、この瞬間」に意識を向けてみましょう!
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