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愛されることは、信じなければ受け取れない。

隣の芝生が青く見えるように、自分にダメ出しをしていると、自分以外の人が特別素晴らしく見える。

自分を否定して、他の誰かのようになろうと努力して。

でも、根本的に自分の良さを否定しているから、なんか上手くいかなくてさ。

結局は自己否定を強めて、自分を嫌いになってしまう。

自分を嫌いなまま誰かに愛されようとしても、やっぱり上手くいかなくて。

愛されても疑ってしまうから。

自分を大好きでいる必要もないけれども、嫌いじゃなくてもよくない?

好きなところもあって、嫌いなところもあって、トータルしたらちょっとだけ「好き」の方に針が傾く感じでいい。

たまには凹むし、嫌なことも重なるから、針が「嫌い」に傾いちゃうこともあるだろうけど。

本当に嫌になっちゃうよね。

そんな時は誰かに甘えたらいいし、頼ってもいい。

仕事の手を抜いてぼーっとしてさ。

ランチの定食の味噌汁を豚汁にアップするようなプチ贅沢もして。

針が「嫌い」まで追い込まれた自分に優しくしてあげよう。

甘えるって勇気がいるよね。

なんでも、そうなんだよね。ちょっと勇気を出す必要があって。

勇気とは強くあることではなくて、信じて飛び込むことなんだよね。

気になっていたお店の扉を開けるようにさ。

店の前を何度も通り過ぎて、様子を確認して、「ええぃ」って感じで。

きっと人生は辛いことばかりではないんだろうけど。

この言葉が棘になり胸に刺さることもあるよね。

傷付いた心には、どんな言葉も、どんな態度もトゲトゲしく見えてくる。

「何もかも嫌いだ〜!」って。

それって実は誰も信じることができなくなった自分自身も嫌ってしまってるかも。

頑張らなくてもいいし。

「ずっと」「いつも」ちゃんとしなくていいし。

ゆっくり休んで、少し余裕が出てきたら。

「ええぃ」って誰かを信じてみよう。

愛されることは、信じなければ受け取れない。

信じなければ傷付くことはないかもしれないけど、愛されていることも受け取れなくなってしまう。

勇気を出してすぐにうまくいくことばかりじゃなくて。

「慣れ」とか、「コツ」とか、「タイミング」とか、ややこしい部分もあるけど。

そのうち少しずつ針が「好き」の方に傾いていく。

そうやって行ったり来たりしながら。少しずつ調整できたらいい。

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