恋愛に苦手意識があると、
ついつい相手に合わせてしまおうとしてしまいます。
〈自分がその恋愛を楽しめているか?〉よりも、
〈相手に嫌われないように〉が基準になってしまう。
カウンセリングをしていて、
『彼を必死に繋ぎ止めようとしていますが、
この恋愛をそのまま続けて幸せですか?』
と確認することがあります。
〈彼を繋ぎ止める〉=〈幸せ〉になっていないこともあるのです。
これは、
たくさんお金を稼ぐことが幸せだと思っていて、
土日も休むことなくハードワークに打ち込む人の心理に似ています。
結局、
ハードワークをして稼いだお金はいつ使うのでしょうか?
使うアテのないお金を、稼ぎ続ける生活にいつか限界が来てしまうかもしれませんよね。
『いや、お金がないと将来不安だから、、、』
もちろん、その考えも分かります。
しかし、常に不安に動かされている【今の状況】が心を蝕んでいるとしたら?
ちょっと違う方法が必要なのかもしれません。
恋愛のスタートで、
相手に合わせすぎてしまうと、
その相手に合わせたキャラクターや考え方しか見せることが出来なくなって、本当の自分を窮屈に閉じ込めなければいけません。
いつか限界が来てうまくいかなくなってしまうのなら、最初から本当の自分を出して受け入れてもらう方が楽かもしれませんよね。
無理に自分を閉じ込めて、
恋愛する必要はどこにもありません。
そうは言っても、
初めてのデートは可愛いと思われたくて、
いい女性と思われたくて背伸びをしてしまいますよね。
背伸びしたい時は、
背伸びしてもいいんです。
ただ、ずっと背伸びをしていると、
足がパンパンになってしまいますからね。
でも、
実は彼だって背伸びをしているものなんです。
だから、
あなたが背伸びをしたままだと、
彼も背伸びをし続けなければいけない。
借りてきた猫のように、
よそいきの私とよそいきの彼が付き合っているようなものです。
恋愛が上手くいかなくなった時に、
あなたの中にある理想の彼の姿を追いかけてしまっている時があります。
それは背伸びした彼の姿と言ってもいいでしょうね。
なので、
その恋愛がひと段落した時に、
現実の彼の姿(背伸びをやめた彼の姿)を見て、
『なんでこんな人を好きになったんだろう?』と不思議に思ってしまうのです。
また、
自分が背伸びを辞めた時に、
等身大の自分で付き合える人がいいと、
気付くこともあります。
『あの人のことを追っかけていたけど、
私は私らしくいられる恋がいいな』
そうやって、
背伸びをやめて、
ありのまま自分で恋愛を始めたくなります。
うまくいく恋愛とは、
『いかに自分をカッコよく見せるか?』
ではありません。
『この人なら、
私のダメな部分も愛してくれるかも?』
と思えたり、
『彼は彼自身の〇〇なところは嫌ってるみたいだけど、私からしたらそこが可愛いのにな〜』
と思える
頑張らない恋愛が、
上手くいく恋愛かもしれませんね。
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