恋愛への苦手意識を相談される方に「ずっと優等生をしてきました」と言われる方は少なくありません。
優等生は、「勉強ができる!生徒会などをしていた!」というタイプもいれば、「親の言うことを忠実に守ってきた!」というタイプもいます。
周りの期待に応えるのは上手だし、与えられた課題(子供の時は勉強、大人になってからは仕事)も計画的にこなしていきます。
でも、恋愛だけがうまくいかな!そんな相談が寄せられます。
恋愛への苦手意識ができる理由①親の影響
「優等生だったから恋愛がうまくいかない!」というわけではないんですよね。
でも苦手意識を持ちやすい環境と優等生というワードがリンクしやすい部分もあります。
例えば、親の言うことを守ってきた優等生タイプには、恋愛に対するNG意識を強めてしまうことがあります。
勉強や部活に対してすごく応援してくれるのに、「恋愛に関してはダメ!」みたいな態度が恋愛へのタブー意識を作っていきます。
勉強の科目であれば、数学とか、社会とか、必死に勉強して身につけていくわけですが、恋愛という項目だけは手を付けられない。
自分が勉強をしてきた科目で成果を出せば出すほど、何も手を付けていない恋愛の項目に苦手意識を強くすることもあります。
大人になって自由恋愛の市場に急に出されても、「こんなの今までやってきませんでした!」と控えめな態度を発動してしまいます。
「他の人はうまくやっているのに私にはできない!」
そうやって苦手意識が大人になっても強化されていきます。
本当は「できない!」というよりも、経験が少ないだけなんですよね。でも、その経験が少ないことをコンプレックスにして、恋愛へのハードルを上げてしまいます。
恋愛への苦手意識ができる理由②競争意識
仕事や勉強へのモチベーションが競争意識の場合もありますよね。
「他に人には負けたくない!」「自分でやり遂げたい!」と。
その気持ちは悪いものではないですが、その気持ちを恋愛へと持ち込んでしまうと上手くいかないことも増えていきます。
競争意識は完璧主義とタッグを組むことが多いです。
「完璧な自分なければ恋愛できない!」と自分へのハードルを上げてしまうこともありますし、パートナーの細かい欠点がたくさん目について「もう!だから恋愛はめんどくさい!」と自ら恋を終わらせることもあります。
また、パートナーとも競争してしまう。自分の弱さを見せられないし、相手の弱さも受け入れることができない!みたいなこともあります。
恋愛のパートナーというよりも、仕事のパートナーみたいな関係になることがあります。「信頼はあるけれど愛はない」そんなドライに感じられる関係になることも。
これは恋愛のパートナーシップだけに限った話だけではなくて、競争意識や完璧主義を手放すことが他の人間関係や仕事でも課題になることがあります。
パートナーシップは心の距離が相手と近くなりますからね。仕事や他の人間関係でも影響がありますが、パートナーシップになるとそれが色濃く影響が出てしまうのです。
まとめ
別に優等生が実際に恋愛が苦手なわけではないんですよね。
そもそも恋愛がめっちゃ得意!と思える人の方が少ないですからね。
悩みながら、戸惑いながら人を愛していく経験は誰もが通る道ですからね。
それを苦手意識を強く結びつけすぎないことも大切です。
苦手意識の原因となっている「恋愛へのタブー意識」「競争意識」などを手放していくことで、今までの恋愛へのイメージをガラッと変えることもできますからね。
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