言葉のコミュニケーションも、身体に触れるコミュニケーションも、
相手の心に触れることが出来なければ、寂しく感じてしまいます。
心に触れるためには、まずは自分の心を開く必要があります。
セックスレスの相談を受けることがありますが、本当の解決はセックスがゴールではないことがたくさんあります。
身体の関係を取り戻したとしても、心が繋がっていなければ満たされない気持ちがあるからです。
身体が触れていても、心が閉じていれば、その見えない壁をより感じてしまうだけです。
身体の関係を取り戻すことが出来れば見えない壁がなくなっていくわけではありません。
大切なことはお互いに閉じてしまった心を開いていくことです。
心が閉じた理由がお互いの関係性の中にあるかもしれませんし、それぞれの過去や取り巻く環境に影響されているケースもあります。
その理由にしっかりと向き合っていく必要があります。
自己嫌悪と過去の痛み。
心を閉じてしまう理由には、その二つが隠れていることがあります。
パンドラの箱のように心を開いてしまえば、痛みや自己嫌悪が溢れてくるから、必死に閉じ込めようとします。
「自分の心は閉じたままでいいから、私のすべてを受け止めてほしい」
リスクを回避するつもりが、愛も感じられなくなってしまうのです。
ただ身体を求めあうことをゴールにしてもいいですが、闇雲にそれを追い求めても、さらなる孤独と痛みを強めることがあります。
過去の恋愛の傷に向き合えないまま、新しい恋愛してもうまくいかずに傷付いてしまいます。
身体の関係があっても心が満たされない。
いつしか身体の関係もなくなってしまった。
それはあなたが隠したままの自己嫌悪と痛みを癒す時がきたことを教えてくれるサインかもしれません。
ひとりで痛みも、悲しみ、怒りも抱えていく必要はありません。
それを手放す時がきたのです。
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