コラム

ひとりはさみしい。でも誰かと関わっても素直になれずに怒ってしまう自分はもっと嫌だ。

「私、会社でも、実家でも、友達といても怒ってばかりいる。」

直接目の前の人に怒りをぶつけることはなくても、心の中で怒っている。

気付いたら、ムスっとした表情なっていて、

何か機嫌悪そうに思われたり、近寄りにくいと思われたりして。

誰かを嫌いになりたいわけじゃないのに、

誰かと関わることが億劫になっていく。

新しい恋愛も、新しい友人関係も。

怒ってしまうその状況も許せないし、怒っている自分も許せない。

優しい人ほど胸の内に怒りを溜めてしまうことがあります。

周りの空気を読みすぎてしいます。

言えなかった自分の本音が、「外に出たい!」と扉をどんどん!とノックするように怒りが込み上げてくる。

そして、また飲み込む。

誰かと関わるとその繰り返し。

だから、ひとりがいい。

ひとりは寂しいけど、怒っている自分はもっと嫌だ。

自分も、人も、これ以上は嫌いになりたくない。

だから、ひとりがいい。

必要なのは、更なる我慢ではなくて、

「自分を押し殺した優しさ」ではない生き方を見つけること。

優しさは才能です。

でも、それを才能と言われても、今まで自分を押し殺してきた優しさでもあるから、

優しく生きることが苦しかったかもしれない。

それを才能と言われても、喜べないかもしれない。

ナイフは野菜も、果物も、自分の手も切ってしまう。

誰かの料理をする度に自分の手を切らないように、ナイフの扱い方を知る必要がある。

優しさも同じです。

誰かの為の優しさで心を傷付けないように、その優しさの扱い方を学んでいく必要がある。

その怒りは、怒りたいのではなくて、

自分の優しさをどう扱っていいのか分からなくて苦しんでいるのかもしれない。

その優しさを「自分を活かす優しさ」に変えていくこと

ただそれだけ。

優しくなれない自分を責めたり、「優しさなんてもう要らなかった」と過去を後悔したりしなくていいように。

自分を押し殺す優しさから、自分を活かす優しさへ

それだけ苦しいのはきっと一生懸命誰かを想い、何度も何度も人と向き合ってきたから。

その優しさに、その人生に、まずは「よかったね」「よく頑張ってきたね」と、

自分自身に声をかけてあげることから始めていきましょう。

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