自分のやりたいこと、やって欲しいことを相手に伝えることは、コミュニケーションの上ではとても大切になります。
でも、それが行き過ぎてしまえば相手の心を削ってしまいます。
特に自信のない相手や恋愛の優先順位が高くない相手に、過剰に伝えるとフェードアウトにきっかけなります。
優しい彼を追い込んだ例
カウンセリングでよく聞く案件は、優しい彼を追い込んでしまうパターンです。
例えば、優しいので彼は自分の主張もしないし、彼女に合わせてくれる。
「〇〇に行きたい」と言えば、そこに行く計画を立ててくれる。
文句も言わないし、言ったことは些細なことまで覚えてくれる。
そんな優男です。
「優しい彼に愛されてよかった〜〜」と思っていると、突然「〇〇ちゃんにはもう付き合いきれない」と別れ話を切り出してきます。
率直に別れ話をしてくれるパターンはまだいい方かもしれません。
しれっと仕事や他のことを言い訳としてスーッと徐々にフェードアウトしていく例もあります。
好きだから頑張るけど
彼も好きだから彼女の期待に応えたくて頑張っていきます。
最初はアドレナリンが出ているというか、「あれもしたい!」「これもしたい!」って言ってくれることで「どうしたら喜んでくれるのか?」が分かるので、それが嬉しくて頑張っていきます。
必要とされている感覚を感じられるからですね。
でも、それがハードワークの後の燃え尽きのように、突然として頑張れなくなります。
ハードワークもそうですが「自分は何かしなければ価値がない!」と無価値感から自分を追い込んでしまうことがあります。
それと同じように「何か与えないと喜ばれない」「期待に応えないと」と無価値感や自信のなさから自分を追い込んでいることがあるのです。
ハードワークは目の前のことに追われて身体が悲鳴を上げていること気が付けないことがあります。
何かをキッカケに「どっと疲れが押し寄せる」「仕事に行きたくなくなる」となるわけですが。
そのように優しい彼も「もう何も与えられない」となってしまうのです。
与える側から受け取る側へ
ハードワークもそうですが頑張る気持ち自体は悪いことではありません。
ただネガティヴな自己イメージなど(無価値感)から必要以上に頑張りすぎてしまうし、休むことができないわけですね。
優しい彼もそうなんですよね。
好きがゆえに頑張りすぎてしまうし、自分の気持ちを後回しにしてしまうのです。
しっかり彼の心と体を休めてあげましょう。
彼を「与える側」から「受け取る側」になってもらう日や時間を作っていきましょう。
無価値感や自信のなさは、言い換えると「受け取れない」わけです。
周りからの評価や自分の価値を受け取れないので、「もっともっと!」と頑張ってしまうわけですからね。
彼に愛情やあなたが見ている価値をしっかりと受け取ってもらいましょう。
最初は上手くいかないけど大丈夫
きっと彼は「受け取ること」が苦手なので、最初は上手く行きません。
「何かして欲しいことがある?」と聞いても、「特に、、」とか「なんでもいいよ」とか言ってくるかもしれません。
ですが、そこからが腕の見せ所です。
彼が喜ぶようなことしつつ、彼の反応を見ていきましょう。
・気になっていた本を買ってあげる。
・足をマッサージしてあげる。
・お風呂のリラックスセット(入浴剤等)を用意する
・大好物を作ってあげる
etc
本当に些細なことで大丈夫です。
壮大なことをしても、最初から受け取れませんからね。
そうやって徐々に「受け取る」ことに慣れてもらいましょう。
「与えること」と「受け取る」ことで愛情が循環していくので、彼の「もう何も与えられない」を刺激することもなくなっていきます。
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