恋愛というものは、お付き合いが長くなるほど、パートナーのポンコツ姿を見ることになります。
最初はかっこいい姿しか見せませんからね。
「思ってたんと違う!」「出会った時と違う!」というのは当たり前なのです。
信頼して、安心して、A面だけではでなくて、B面も、C面も見せることができるのです。
イメージが最初から変わらないパターンもあるかもしれないですが、それは偶像崇拝であり、距離が縮まってないのでは?と 、クエスチョンマークが浮かんできます。
さてさて、パートナーがポンコツ姿を見せることは、信頼しているわけですが。
今日は「そのポンコツ姿のパートナーをどう扱うか?」というテーマです。
自分の依存心が強い時は、そのポンコツ姿のパートナーを見ては、「私にはサボっている!」「大切に思ってない!」「優先順位が低いからだ!」「どうでもいいんでしょ!」とポンコツな相手の地雷を踏みまくってしまいます。
相手はあなたの存在に安心感を感じているのに、緊張と警戒心を強めるような言動をぶつけてしまいます。
相手もポンコツになりたくて、ポンコツになっているわけではありません。
仕事や家族のことで一生懸命頑張っているからこそ、気を抜く瞬間が必要なわけです。
もちろん「私だって、、、」という声もあるかと思います。
これを読んでいる皆さまも仕事で、家族のことで、頑張ってらっしゃると思うのです。
しかし「俺も」「私も」と依存の競争が展開されるとあまりいい結果にはなりません。
他に依存先を探してしまいますからね。
浮気やら、家に帰ってこない問題につながることもあります。
「与えたモノが返ってくる」という法則はパートナーシップでも健在でありまして。
ポンコツなパートナーを見て、踏みつけるのではなくて何を与えてあげるのか?がポイントになってくるわけです。
相手が気力もパワーも回復すれば、あなたが与えたモノが返ってきます。
たくさん社会で気を使っているなら、ちょっとは何も考えていい時間を作ってあげるとか。
誰かのために走り回っていて自分を後回しにしているなら、労ってあげる時間を作ってあげるとか。
ポンコツ姿を見せたくないと思って、つっけんどんな態度をする相手を可愛がってあげるとか。
いろいろとやり方はあります。
「私の為に何かさせるのではなくて、相手の為に何ができるのか?」ですね。
でも、自分の依存心がざわつくと抵抗も強くなってしまうのです。
そう実は相手の依存を引き受ける為には、ちゃんと自分の依存も扱えるようになる必要があります。
上手くいかないケースは、自分の依存を扱えずに「我慢」で押し通してしまってます。
自分は我慢しているのに、相手がポンコツ姿を見せてきて、「お世話までさせようとしやがって!!」と怒りがわんぱくに溢れ出してしまうのです。
自立100パーセントで、完璧主義で生きてきたかもしれませんね。
「ゆるむ」 必要があるのです。
パートナーのポンコツ姿を見てイラッとしてしまうのは、「最近ゆるんでますか〜!?」と教えてくれるサインでもあります。
パートナーを通して、自分を大切に扱うタイミングを教えてくれているのです。
自分に与えたものを、相手に与えられるようになりますし、相手に与えたものが、自分に返ってくるのです。
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