何をやってもうまくいかないように感じる日々
この努力はまったくの無意味なもので。
小川で石をひたすら積み上げるような、時間もかかるし、困難な作業だけど、何も得られるものがない。
そんな気がして滅入ってしまう日があるかもしれない。
または、
作業もすべきことも手をつけられないままで、このままじゃ上手くいかないけど、何もする気になれない。
そんな日もあるかもしれない。
カウンセリングで話を聞いていると、
「やる気がない」「堪え性がない」「社会性がない」など、ネガティヴな自己イメージが出てきます。
不安と焦りを強く感じてしまいますからね。
ネガティヴなイメージが大きくなるのも無理はありません。
でも、むしろやる気もモチベーションも高いんですよね。
何なら自信もバシッとあるわけです。
ただ現状と内面に溢れる想いが(パワーが)がアンバランスすぎて不安定さを強く感じてしまいます。
やる気がなければ、そもそも結果が出ないことに焦りませんからね。
不安定なバランスを取るために余計にエネルギーも使って疲弊していきます。
ちょっと身内の話になりますが。
カウンセラーとしてデビューした時はブログをもりもり書けるけど、そのうち失速してしまうという相談を受けることもありまして。
やる気はあるのに書けない!みたいにね。
カウンセラーだけではなくて、SNS等で情報発信していく仕事の人あるあるかもしれません。
で、これも最初の方は文章を作成することにエネルギーと情熱をすべて使えるわけです。
でも、だんだんと「読んでくれるのかな?」「いいね」がつくのかな?」「アクセス全然ないやん!!!」
ふあんふあんおばけが顔を出してきます。
文章作成だけにエネルギーが使えなくなって、心のバランスを整えるのに時間もエネルギーも必要になってきます。
するとパワー不足になっちゃうわけです。
そこで非力さとか、無価値感とか、感じちゃうのです。
誰にも必要とされてないようにまで。
本当は才能がないわけではなくて、モチベーションが低いわけでもなくて、
前に進んでいる感覚や手応えがあれば安定していきます。
ここを抜け出すには、「何か得ること」よりも「手放していく」ことです。
ジェットエンジンみたいにパワフルなバージョンアップをしようと思ってしまいます。
それは無価値感に呑まれているからですね。
でも、無意識に恐れも強くなるわけです。
ふあんふあんおばけが大きくなっていきます。
今でも、上手くいってないのに、強力なエンジンを積んでも上手くいかなったら、、、?
表面的にはパワーアップを望んでいるのに、深層心理では怖いわけです。
何か得ようとするほど、身動きが取れなくなります。
じゃぁ、何を手放せばいいのか?
それは背負いすぎた「期待」です。
自分に期待しすぎていることもあれば、誰かの期待を背負いすぎていることもあります。
期待することも、希望することも、ヴィジョンを見ることも、悪いことではありません。
でも、大きすぎる期待はコントロール欲を強くします。
成功や結果を自分が思い描いた方法ではないと受け取れなくなります。
何よりも背負いすぎた期待の裏側には自己否定があります。
心理学的には特別意識と言われるもので、特別ダメな私は特別成功しなければいけない!と。
期待のハードルをめちゃくちゃ上げてしまうのです。
小さい頃から周りの期待が強くて、それを飛び越えられなかった痛みが残っているかもしれません。
この痛みや自己否定は過去のものなんですよね。
傷や自己否定を手放せば、ハードルも適切に設置できるようになります。
ハードルが低くなれば、前に進んでいる感や手応えも感じられるようになります。
飛ぶことができますからね。
そのうちに勢いやパワーが戻ってきて、結果的に前は飛び越えられなかったハードルも気付けば飛べるようになるのです。
強力なエンジンよりも、さよならバイバイする過去の痛みを手放していきましょう。
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