セクシャリティ の記事を書くようになって、
カウンセリングでもテーマとして扱うことが多くなりました。
女性性(色気も母性も)が夫婦関係やパートナーシップ、自己実現、仕事でのリーダーシップの基盤となります。
最初は、関係ないと思って相談されていくうちに、
「今の問題とそれって繋がってるんですね!」って驚きと共に納得されることもあります。
今日もそんなセクシャリティ について、
まずはメッセージの紹介から
『桑野先生、先程は話を聴いていただき、ありがとうございました😊
今日のブログ、タイムリーなネタをありがとうございました😊
私のために書いてくださったかのよう。
で、是非、続編というか、お願いしたいテーマがあって、
彼に会いにいくこと
私としては、「私は(逃げずに)ずっとここに居ますよ」的なアピールのつもりだったのですが、裏を返せば、「オマエが逃した魚は大きいんだぞ。バカ、ボケ、カス。目ん玉ひん剥いて私の魅力を良く見やがれ、ドアホ。」って事だったんですね。ビンゴだ!ビンゴ!笑える~。
純粋に好きな人に会いたいという乙女心も多少あるので(笑)、どうなるかわからないけれど、意地張って会わずに悶々としているよりはいいかなと。
いったんリリースしたオトコを見返したいという邪心(桑野先生に言われたアレですw)を手放してグレートマザーになる方法を教えてください。
今、私の中で、マザーテレサがボンテージに着替えようとしていて、とっても心地悪いです。
どうかよろしくお願いします。切に願います。同じような人がいっぱいいるはずだから。
面白いですよね笑
何度読んでも、面白いメッセージです。
マザーテレサがボンテージにね笑
まさに、絶妙な例えだと思いますね。
女性性の2つの要素
セクシャリティ(色気)って、
自分のアイデンティティに深く結び付いているワケですよね。
女性性には、
色気の要素だけではなく、
母性の要素もあるので、
そのバランスが上手く取れてないと「マザーテレサがボンテージに着替えようとする」ってアンバランスな状態に気持ち悪さを感じるかもしれません。
人によっては、
「アルプスの少女ハイジがボンテージに着替えようとする」感覚がしてしまうかもしれません。
女性性の母性・聖母・グレートマザーの要素は、
深く地に根を下ろした(母なる大地と形容されるような)安定した包容力があります。
その安定した包容力、安心出来る部分がないと、
セクシャリティ を解放していくことに違和感を持ってしまいます。
セクシャリティ をまったく拒絶してしまうか?
セクシャリティ を解放したように見えて色気を過剰に演出してしまうこともあります。
一人の女性の中に、セクシャリティ (色気)と母性の両方の性質は共存しています。
自分の中の二面性を受け入れることが出来てないと、マザーテレサがボンテージに着替えることに違和感を感じてしまいます。
マザーテレサが実際にボンテージを着ることはなかったでしょうが、
マザーテレサの中にも大きな母性があると共に、セクシャリティ (色気)もあったと思いますよ。
女性性を表現する場所
母親に対するイメージがよくなかったり、母親との癒着(心の距離が近過ぎて感情的に強く影響してしまう)があったりする場合は、
女性性の母性・グレートマザーの影響力の強さに、
自分が巻き込まれてしまう(呑み込まれてしまう)感覚がしてしまうことから、
自分の中の母性・グレートマザーという女性性の要素を拒絶してしまいます。
そのあたりについては、前回の記事で書きましたね。
自分の中の母性・グレートマザーの要素を受け取れていくと、セクシャリティ (色気)も安定して解放されていきますからね。
その2つが安定してくると、
その要素・性質の使い方も学んでいけます。
子供達がたくさん集まる場所で、
セクシャリティ を120%解放する必要もありませんし、
気になる男性とバーでゆったり過ごしている時に、
肝っ玉母ちゃんの要素が出てくる必要もありませんね。
自分の表現したい女性性の要素と、
場所とタイミングが合わないことで悩まれる女性も少なくはありません。
例えば
『彼と過ごしている時にもっとロマンチックな雰囲気でデートしたいのですが、どうしても彼のお母さん?みたいな感覚がしてしまうのです』
といった感じですかね。
献身的な愛情に隠されている競争!?
献身的な愛情
なかなかハートを開いてくれない男性に対して、
その心に抱える痛みや傷が分かるからこそ、
彼が悪い態度や冷たい態度を取ろうが、
『そんなことでは私はあなたを見捨てません』という大きな愛を包み込もうとする愛情ですよね。
その想い自体は素晴らしいことだと思います。
ただ、その献身的な愛情にもし執着してしまっているとしたら、いろいろな背景が隠れています。
今日は、女性性の話も出たので、その側面から見ていきましょう。
【母親との競争】
これは感覚的には理解できても、何となくピンと来ないかもしれません。
例えば、
母親が感情的な人でヒステリックになってしまい父親と関係が上手く行かなかったとします。
それが原因かどうかは分からないけど、両親は離婚してしまった。
母親にもっと包容力があれば、、
お父さんと離れ離れになることもなかったのに、、、
そこにあなたの怒りと寂しさの感情が隠れているとすれば、
あなたは母親と競争するように、
自分の包容力(献身的な愛情)のチカラを証明しようとしてしまうこともあります。
反対に、
母親がめちゃくちゃ包容力があり、何でも受け入れて、まさにグレートマザーだった。
そんな時にも、
無意識に母親との競争が行われることがあります。
知らず知らずのうちに、
手のかかる男性(浮気などのトラブルを抱えた)を追いかけてしまったりします。
多かれ少なかれ無意識に
母親を女性の基準として、自分と比較してしまうのですが、そこに未処理の感情やコンプレックスがあると母親との競争心は強くなってしまいます。
で、この【母親との競争】によって
オンナとしての喜びであるセクシャリティ を存分に味わうロマンチックな恋愛の中に、どこか後ろ髪を引かれる感覚がしてしまうこともあるようです。
どこかイケナイ恋愛をしているような感覚になったり、自分のセクシャリティ を受け入れてくれない男性を追いかけてしまったりします。
男性を使って、
母親との包容力勝負(女性性のグレートマザーの競争)をしているので、セクシャリティ (色気)の要素が不純物に感じられるのです。
まさに、マザーテレサがボンテージに着替えるのが気持ち悪いって感覚ですよね。
男性との競争の裏に!?
もちろん男性を見返したい!
って気持ちも当然あると思います。
『私はこんなにもいいオンナだぞ!』
その気持ちもあって当然です。
しかし、男性との競争の裏側に、母親との競争が隠れていると、
「この彼とは上手くいかないと分かってるのに、追いかけてしまう」
「実は彼に対してはちょっと飽きちゃってるんですけど、何故か手放せなくて〜」
「もっと楽に頼れる男性はいるんですけど、ピンとこなくて〜」
みたいな感覚がありつつ、
彼を追いかけているという状態を引き起こしてしまいます。
彼に対する純粋な想いと、
その裏側にある母親との競争、女性性(セクシャリティ も母性も)への抵抗が隠れていないかチェックしてみてもいいかもしれません。
『私が彼と付き合うことで、私は何を証明しようとしてますか?』
『私が彼を手に入れることで、私は誰に文句を言えるようになりますか?』
ちょっと不思議な質問ですが、
自分自身に問いかけてみてくださいね。
そこから、あなたの恋愛に隠れているものが見つかるかもしれません。
もし競争をしているのなら、
そこから勝負から下りてくださいね。
競争を手放せるのも、
女性性の一つの才能・魅力ですからね。
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