執着を手放せない時、
そこに無価値感が隠れていることがあります。
無価値感があると「特別さの罠」にハマってしまいます。
愛される価値がない。
必要とされる価値がない。
認められる価値がない。
その想いから「特別な自分」になろうとします。
ポジティヴな力になることも
今の自分を否定する気持ちがあるのですが、これ自体は悪いことではありません。
ダメな自分から抜け出すために、
「もうそろそろちゃんとしなきゃダメだな!」
そう感じて仕事や勉強を頑張ることもありますよね。
人が成長するプロセスですからね。
自分の中にある、何かをサボっている感覚ややることをやっていない感覚があれば、
それを克服することは誰だってあることです。
ネガティヴな力になることも
しかし、「特別さの罠」にハマっている時は、
手に入れたい目標とそこまでの努力のやり方がズレてしまっているので、しんどくなってしまいます。
いつまで経っても、自分が本当に欲しいものが手に入らないので、そこに執着してしまいます。
でも、よくよく考えてみると「今追いかけているものって、本当に欲しいもの?」となっていることがあります。
「特別さの罠」の一つが本当は必要ないものを追いかけてしまうことです。
そこに執着してしまうのです
満たされない「もっと、もっと」
例えばですね。
自分は周りの人に受け入れらないと思っているとします。
人に受け入れてもらう為には、ブランドの洋服を身に付けて、おしゃれのお店を知ってて、、、と自分を作り上げていきます。
ブランドを身につけ、おしゃれなお店に通ってても、
心の中には無価値感があるので、本当の意味では満たされません。
ブランドや素敵なお店が本当に好きならばいいのですが、
自分の無価値感を隠すために必要なアイテムになってしまっているのです。
周りの人がいくら褒めてくれても、そこで友達が出来ても、心は落ち着かない。
でも、自分の中にある無価値感からは目を背けてしまうので、理由は分かりません。
もっといいブランドの洋服があれば!
まだ誰も行ったことのないおしゃれなお店に行けば!
と、どんどん自分の外側にあるものに執着していきます。
いくら追いかけても心は満たされないので、「もっと!もっと!」となってしまいます。
恋愛での「特別さ」
恋愛でもこれ起こります。
自分は誰にも愛されないだろうな、、、
という気持ちがある時に、
難攻不落な恋の相手を選んでしまうことがあります。
誰も手に入れたことがないブランドの洋服を身に付ければ満足出来ると思うように、簡単には手に入れらない相手を落とすことが出来れば自分の価値を証明できるように思うからです。
難攻不落の相手を追いかけている時に、
「本当に彼のこと(彼女のこと)好きなのかな?」と心のどこかでしていることがあります。
相手を手に入れることによって、
自分には価値があるということを証明したいわけですからね。
純粋に相手が好きという気持ちとはちょっと違うわけです。
ブランドの洋服も、予約の取れないレストランも、難攻不落の恋の相手も、
実際に手に入れてしまうと「あれ、思ったよりも満たされない」と感じてしまうことがあります。
根本にある無価値感が癒やされていないからです。
ビジネスに影響することも
ビジネスでも起こります。
資格ハンターになって本当は必要のない資格を追いかけてしまったり、抱えきれない仕事を抱えたり、自分の特別さを証明しようとしてしまいます。
何度も言いますが、
本当にそれらが自分にとって必要なものであればいいんですよね。
資格を取ることも、ブランドの洋服を買うことも、仕事を頑張ることも、それが悪いことではありません。
しかし、埋められない心の不足を埋めるために頑張っても、
その頑張っている間にずっと心が消耗してしまって、実際に手に入れても満足できない時に「特別さの罠」が隠れているのです。
無価値感を癒していく
執着を手放したい。
カウンセリングで多く扱っていく案件ですが、
この無価値感を癒していくことで執着心も薄まっていきます。
癒しが進んでいくと、
自分に対する価値感が変わっていくので、身の回り、社会に対する価値感も変わっていきます。
追いかけていたものに興味がなくなったり、
ずっと辞められなかった仕事をやめたり、
好きだった相手がどうでもよく思えたり、
何をしていいか分からなくなることもあります。
それは無価値感が癒やされた証拠でもあります。
何をしていても焦りを感じていませんか?
好きなものを追いかけているはずなのに苦しくなってませんか?
何をしても満たされない感覚はありませんか?
そこに無価値感が隠れているかもしれません。
まとめ
無価値感を癒していくのは、愛を受け取っていくことなんですよね。
あなたが受け取れなかった愛を受け取っていきましょう。
そして、本当にあなたが愛したい人やモノを愛していきましょう。
それができるようになっていくと、執着心は知らない間にどこに消えてしまってます。
無価値感を補う為に、特別なモノに執着しなくていいからです。
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