「何もしないこと」と「心を休めること」は、
ちょっと違ってて、
「何もしないこと」が
「心を休めること」になることも
「何もしないこと」が
「心を忙しくさせる」こともある。
心を休ませることは、
簡単のように思えて難しいのかもしれない。
人は「何もしない(何も出来ない)」という状態がストレスになることもある。
恋愛でも、
相手の返事やリアクションを待つ
「何もしない」という状態に堪えきれずに行動に移してしまうことがある。
『待つ』という状態が、
心の中にある様々な感情を感じさせてしまうので、
良くも悪くも外的刺激を求めてしまうから。
「今はLINEをやめときましょう」
そう言われてもLINEを送ってしまうのは、この心理が働いてしまうからかもしれない。
古くからずっと抱えてきた感情には向き合いたくないから、外側に常に新しい刺激を作っておく。
どんどん新しい刺激を作っておけば、
それに気を取られているうちに自分の内側から湧き上がってくる感情を見ないで済むから。
仕事でも
「何もしない」という状態を心良く受け止められる人は意外と少ないのかもしれない。
忙しさで時間が経つことの方が、
「何もしない」状態で1秒1秒時間が過ぎるの感じるようマシかもしれないし。
「何もしない」ことに罪悪感や無価値感など後ろめたさを感じてしまうかもしれない。
でも、
「何もしない」ことで感じる感情や心の動きは、
実は仕事していても、彼とのLINEのやり取りが出来ていても無意識の中に存在しているものかもしれない。
あなたの心はいつだって、
頑張って働き続けてきたのに、
それに気付けなかっただけかもしれない。
雨の日も、風の日も、
あなたの心は何かを感じ続けて頑張ってきたのです。
目の前にやることが無くなった時に、
その心の声が聞こえてきたとするのなら、
その心の声を再び聞こえないように
慌ただしくすることではなく、
「今まで頑張ってきたんだね。お疲れ様。
たまにはゆっくりしようね。大丈夫だよ。今まで頑張れたんだから、ちょっと休んでも平気だよ」
とその声に応えてあげる時かもしれない。
「いっぱいいっぱい頑張ってきてえらいね」
その言葉が欲しくて、
ずっと心は耐えてきたのかもしれない。
「何もしない」ことで心が休まらない時は、
あなたが休みの合図を心に語りかけるのを忘れてしまっているかも。
今までありがとうね、
今はゆっくり休もう。
これからもよろしくね。
あなたはあなたの心を安心させる言葉をかけてあげてますか?
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