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身近な人に頼っても上手くいかないのは!?

心理学のブログを読んでいると、
『頼ってみましょうよ』『甘えてみましょうよ』
とアドバイスが書いてあります。

もちろん僕のブログにも同じようなアドバイスは書いてあります。

頼っても上手くいかない!?

でも、実際にブログに書いてあるように、
家族やパートナーに頼ってみると、

・なぜが知らないけど、逆ギレされた。
・母親に私だってしんどいのよ〜! と言われた 
・一方的に自分が悪いかのように説教された。

という不思議な案件が起こることがあります。

 なぜ、このような事態が起こってしまうのか?
それを心理的メカニズムから紐解いてみましょう。

罪悪感を感じすぎると

あなたが今まで家族やパートナーに頼ることなく、
自立的に(1人で何もかも抱えて)頑張って来たのなら、
誰かに頼ったり、甘えたりする時は、よっぽどのことなんだと思います。

でも、実際に頼ってみると、しっぺ返しを食らってしまうワケです。

私達は、罪悪感という感情を感じてしんどい時には、
誰かを責めることで、その感情から避難しようとしてしまいます。

人を責めている間だけは、
自分を責めることから逃げ出せるのです。

例えば
家でお酒を呑んで暴れているお父さんが、
『お前らのせいで、俺がこんなになってしまったのは〜!』
と会社や家族に対して、怒鳴っているとしますよね。

でも、実際は、酒を呑んで暴れている自分自身を許せなくて、
その罪悪感に耐えきれずに周りに怒りをぶつけているのです。

これと似たようなことが、
あなたが誰かに相談している時に起こってしまうのです。

あなたが家族やパートナーに相談したとします。

家族やパートナーからすればあなたを助けたいし、協力してあげたいのです。
しかし、その人の状況やタイミングによっては、
あなたを助ける方法が見つからないこともありますよね。

そうすると、大切な人が困っていて助けたいのに、助けることができない。
そんな自分を相手は責めてしまっているのです。
そこにすごい罪悪感を感じているワケです。

その罪悪感を感じるのが辛すぎるために、
あなたを『怒り』のエネルギーで拒絶してしまうのです。

無力な自分を感じないために、あなたを突き放してしまうのです。

突き放された当人からしたら、
『いやいや、わざわざ突き放す必要なくない!?こっちも落ち込んでいるんだよ!』
と言いたくなる場面ですが、

心のメカニズムとしては、相手はそのようにあなたを突き放す態度をとってしまうのです。

そんな出来事のついて、
ある程度時間が経ってから本人の気持ちを聞いてみると、
『あなたがかわいそうで、どうしてあげたらいいか分からなかったの』
という答えが返ってくることがあります。

私達は、時に思っていることと、その言動がかけ離れたものになってしまうことがあるのです。

誤解が生まれないように

このようなすれ違いや誤解が生まれて、
必要のないことで傷付かないようにコミュニケーションをしていきたいものですよね。

まずは相手に話を聞いてもらえるだけで、
自分の支えや助けになっていることを丁寧に伝えてみるといいかもしれません。

家族やパートナーの存在がいて、
そして、こうやって頼ることが出来るだけで、
『ありがとう』の感謝の気持ちがあると伝えてみてもいいと思います。

相手は答えやアドバイスを出してあげられないことへのプレッシャーや、
話を聞いてあげることしかできないことの罪悪感を感じてしまって、
それが突き放す理由になってしまうので、

まず第一にそこの心配や罪悪感を取り除いてあげるように、
気持ちを伝えてあげてみてくださいね。

『私がしんどくて、辛いのに、
なんで、相手の立場や心境ばかり考えてコミュニケーションしなければいけないのよ!』

と思うかもしれませんが、

これは相手の為でもあり、
一番はせっかく相手に頼ろうと思ったあなたが、
これ以上傷つかない為であり、
あなた自身を大切に扱う為に下準備でもあるんですよね。

相手が罪悪感や不安を感じていなければ、
あなたも安心して自分の気持ちや想いを委ねることが出来ますから、
結果的には、あなたの安心感にも繋がるんですよね。

最初は、
パターンとしてオートマティックに相手が突き放してくる言動をするかもしれませんが、
ちょっとずつあなたの役に立てていることを理解して行くと、
相手の対応やリアクションも変わっていきます。

相手へ詳細に繊細に気持ちを伝えてあげることは、
あなた自身を丁寧に大切にすることに繋がっていきます。

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