ライフ

優しくしたいのに怒ってしまうのは!?

なぜ、子供やパートナーを怒りすぎてしまうのか?

『自分でも、そこまで怒ることなのか!?』
と思いながら、一度怒り出すとそのエネルギーに自分自身も翻弄されて、
不本意な結果になってしまって、

あとで、自己反省と後悔をしてしまう。

そんな経験はありませんか?

このテーマはいろんな側面から分析出来る深いテーマでもあるんですよね。

今日はメッセージを頂いたので、
そこから読み解いていこうと思います。

桑野量カウンセラー様

身体の調子はよくなりましたか?くれぐれも無理なさらないようにしてくださいね。
11日のブログ「身近な人に頼ったのに突っぱねられる…」がありました。

私も旦那には突っぱねられてばかりですが(笑

実は息子(成人)に対しては突っぱねてしまう側になってることに気付きました。

熱がある時やお酒を飲み過ぎてトイレでゲーゲー吐いている時等、
優しい言葉はひとつもかけれず逆に怒鳴ってしまいます。

見ているのが辛く「何故いつも無理をするのか」と怒りがでます。
罪悪感からだというのはよくわかりましたが突っぱねてしまう側がそんな気持ちがでた時、
自分で心をおさめるを方法を今度は教えてください。

機会があったらブログネタにしてもらえたら嬉しいです。

(I様)

ありがとうございます!
体調も回復しました!

早速ネタにさせてもらいますね。

11日のブログの記事はこちらですね。

身近な人に頼っても上手くいかないのは!? 心理学のブログを読んでいると、『頼ってみましょうよ』『甘えてみましょうよ』とアドバイスが書いてあります。 もちろん僕のブログにも...

この逆の立場ですよね。
優しくしたいのに、突っぱねてしまう、、、。

もちろん罪悪感という言葉も一つのキーワードでもありますが、
今日は様々な角度から見ていきましょう。

家族のパターン!?

僕の母親も熱を出したり、風邪をひくと、怒る人でした。

これも怒りたくて怒っているワケではなくて、『かわいそう』という心配の気持ちから、

『自分が代わってあげることができるのなら、代わりに、キツイ熱を引き受けてあげるのに、、、 』
そんな気持ちが反転されて、
『風邪なんてひいたら、あなたが苦しいでしょ!?なんで普段からもっと用心しないのよ!』
とついつい怒りのエネルギーとなって言葉に出てしまっていたのだと思います。

それほど、母親の想いって強いんですよね。

メッセージにあるように

”見ているのが辛く”って、正にそうだと思います。

今では僕は風邪を引いても、母親に怒られることはないですが、
兄が僕が風邪を引いたり、体調が弱っていることを耳すると、なぜか、怒るんですよね(笑)

『お前の普段の行いが悪いけんぜ!』
(博多弁)

と、助けを求めたわけでもなく言ってきます。

これって兄本人はあまり意識してはないと思うんですよね。
でも、僕も母親に怒られたように、兄も怒られていたのでしょうね。

自分がされたように同じような反応をしてしまうんですよね。

僕達は、両親から日本語だけを学ぶのではなく、その行動パターンも無意識に真似てしまいます。

これって気付かずにパターン化されてしまっているので、
気が付くことによってある程度、勝手に改善されていきます。

『心配しているのに、
それを相手に伝えようとすると、ついつい怒ってしまう』

そのパターンは実は家族が持っていたパターンかもしれません。
それを思い出してみるのもいいと思いますよ。

普段から溜め込み過ぎてない!?

優しくしたいのに、優しくできないってことは、
それって、普段からいろいろ背負い込んで我慢してないですか〜?
と聞きたくなってしまいます。

心と気持ちに余裕があれば、
優しくしたいのに、出来ないってことは難しいですよ。

ということは、
優しく出来ないほど、普段から抱え込んでいませんか?

子供を育てたり、会社で働いたり、ご近所付き合いをしたり、
日々の中で少しずつ我慢とストレスが溜まって行っているとしますよね。

心のバケツの中に、その我慢とストレスが溜まっていきます。
どこにも吐き出さないように、こぼれ落ちないようにバケツの中に慎重に溜め込んでしまっていたら、

水が入っているバケツと同じように、
持ち運ぶだけでも大変ですよね、

少しの振動、少しの衝撃でも溢れてしまいますから。

しかも、水の入ったバケツと違って、
心の中にあるバケツはずーっと抱えたままですよね、

抱えているだけでもしんどいのに、
そこから漏れ出さないように慎重に気を張り、緊張してしまいます。

そして、緊張というのは、
いつしか耐えられなくなってハジケてしまうのです。

緊張は解放されたい欲求を作り出しますからね。

そのきっかけが息子さんなのかもしれません。
罪悪感という振動と衝撃が、あなたの心のバケツを大いに揺らしてしまい、
そこに今まで張りつめていた緊張感も解放されようと勢いをつけます。

そして、水の入ったバケツをぶちまけるように、
息子さんに向かってバケツのエネルギーを怒りに変換してブチまけてしまうのです。

『い〜つも、飲み過ぎには注意しろって言っただろうが〜!!!』
ばっしゃ〜〜〜ん!!
っと

実際にはこんな口調で怒っているかは知りませんが。(笑)

これがお母さんvs子供、妻vs旦那、彼女vs彼氏となって、

『私(俺)だってキツいんだから、そこまで怒らないいでいいじゃんか〜!』
vs
『私だって、怒りたくて怒ってるんじゃないわよ〜〜〜!もう勝手にして!!』

と繰り広げられていくわけです。

つまり、
優しくしたいのに、優しく出来ないのは、
普段から心のバケツにたくさんのものを詰め込んでしまっているからなんですよね。

あなたの心のバケツに今どんなものが詰まっていますか?

それをバケツ一杯になる前に、
罪悪感や無価値観のスイッチで吐き出すのではなく、
自主的に吐き出していくのがポイントのようです。

人に優しくなれないとき、
自分に厳しくし過ぎてしまっているのかもしれません。

バケツの中を覗いて、
自分に優しくできることから、
始めてみませんか?

それがあなたが、あなたの周りに優しくできる方法かもしれませんよ。

桑野量の予約状況やカウンセリングのご利用は以下のボタンよりご確認ください。

最新予約状況

カウンセリングについて