今まで、
女性性のセクシャリティ (色気)の部分について説明してきましたが、
女性性にはもう一つ重要な要素があります。
それは、母性・聖母・グレートマザーと形容される要素です。
女性性の包み込む、育む、養うの性質であり、
何でも受け止めてくれる母親のイメージですね。
実際に、自分の母親のイメージとは違っても、
子供の頃に作り上げた理想の母親のイメージかもしれませんね。
母性のもたらす影響力
良くも悪くも母親が子供にもたらす影響力は強いんですよね。
母親と癒着(気持ちや心の距離が近過ぎて、母親との関係が上手くいかないなどの)相談も受けます。
成人して自立して生きていけるのに、
母親との関係が影響して上手く生きていけないと感じるケースも少なくないんですよね。
それくらい、母親との関係は人間関係の基礎になってますし、あなたの性格やキャラクターの基礎に影響してます。
母親の想いや気持ち、影響力って本当に強いんですよね。
もちろん子供の立場からの
「お母さんを助けたい!」
「お母さんを幸せにしたい!」
という子供の純粋な想いも強いです。
その強い気持ちや想い同士がぶつかって上手くいかなったり、ねじれて伝わってしまいます。
母性とセクシャリティ と恋愛
さて、この女性性の母性・グレートマザーの要素に対して、あまりいいイメージがないと、恋愛がなかなか上手くいかないというケースが出てきます。
セクシャリティ (色気)という要素を使っては、男性に近付けたり、仲良くなれるのですが、
付き合いが長くなっていくと、
落ちつかない、
イライラする、
不安定になってくる
ことが多くなってしまうことがあります。
これは2人の関係のパワーバランスが変わっていく変化中で感じられることかもしれません。
自立的な男性が甘えてくるようになったり、
また、あなたが自立していた場合、自分の依存心(甘えたい気持ち)が出てきたりなど、
2人の関係が変わってくることに対して感じることですね。
もう一つ
不安になったり、イライラする原因として、
あなたの中の女性性のバランス
セクシャリティ (色気)と母性・グレートマザーのバランスが取れなくて感じてしまうこともあるようです。
女性性のセクシャリティ (色気)と母性は、
同じ一人の女性が持つ大切な要素、資質、才能、魅力でありますから、
そのどちらか一方に偏ることで、
自分の中に不安定さが生まれてしまうようです。
セクシャリティ (色気)の部分は
相手を魅了したり、自分を表現したりする要素が強いのですが、
母性の包容力、包み込むという要素を抑え込んでしまっているので、土台を失ってしまった感じがしてしまいます。
母性・グレートマザーを受け入れる
セクシャリティ (色気)を解放しているのに、恋愛がなかなか上手くいかない
また、そもそもセクシャリティ (色気)に対して抵抗が出て来てしまう。
そんな時は、女性性の母性・グレートマザーの要素を受け入れていくことをやってみてるといいかもしれません。
自分と母親との関係が良くなくて、
母親に対するイメージが悪いと、
自分もそんな母親になってしまうという恐れを抱いてしまいますからね。
どうしても、自分の中の母性・グレートマザーの要素を抑え込んでしまいます。
あなたが母親から欲しかったのは、安心ですか?
あなたは母親に何を貰えなくて、
怒っているのでしょうか?
受容してくれること、見守ってくれること、慰めてくれること、包み込んでくれること、話を聞いてくれること、、、、
あなたが欲しかったものは、
これからあなたが与えられるものでもあります。
母親に対して批判していると、
その要素を与えようとした時に競争が生まれてしまいます。
『私はお母さんからもらえなかったのに!!』
そうやって、与えようとした時に、
競争が生まれてしまいます。
そうしてあなたが母親が出来なかった度合いだけ、完璧に与えようとしたり、反対に与えることに強烈な抵抗が出てきます。
それはあなたを疲弊させてしまいます。
母親・グレートマザーも完璧ではないことを知ること、
そして、
あなたも完璧になる必要はないことを受け入れていくことが、そこから抜け出すキーポイントになります。
あなたはあなたらしい、
安心感や包容力、育むことが出来るのですから。
自分らしさを受け入れる
母親との関係を見ていく時に、
どうしても許せない母親を認めていくことだと思って、抵抗を感じてしまう方もいるかもしれません。
そんな時は、
どうしても許せない母親を使って、
自分が抑え込んでしまっている「自分らしさ」
その「自分らしさ」を受け入れる意識をもってみてください。
あなたの中の女性性
それはセクシャリティ (色気)の要素も、母性・グレートマザーの要素も受け入れて、
バランスが取れていくと(調和されていくと)
一人の女性としての母親と
一人の女性としてのあなたと、
対等な関係で関わりを持っていくことができます。
対等さを手に入れると、
相手のダメな部分も、自分のダメな部分も受け入れることが出来ますし、
助けられた部分も助けることができた部分も受け入れることが出来ますからね。
桑野量の予約状況やカウンセリングのご利用は以下のボタンよりご確認ください。