くわのさ〜ん!
私は現在カウンセラー養成コースに通ってます!
カウンセラーの卵さま達と仲間になれて心強いのですが、自分の悩みを周りに相談できません。
このままうっかりカウンセラーになってしまうと、永遠に誰にも相談できない!
私もめっちゃ問題抱えてるし、癒されたい!
カウンセラーがカウンセリングを受けてもいいと分かるのですが、そんなカウンセラーに相談したいとお客さまは思うのでしょうか?
私がカウンセリングを受けてもお客さま 知るよしもないでしょうけど。
こんな私がカウンセラーを目指していいのでしょうか?
(名無しのカウンセラー卵さま)
卵さん
(名前が長いので勝手に省略させてもらいますね。)
メッセージありがとうございます。
これは一つの卵さんのパターンかな〜と思うのです。
現時点では「カウンセラーを目指しているから、、、」というのが理由で相談できないわけですが、
「先輩だから、、、」
「上司だから、、、」
「長女だから、、、」
「お母さんが大変だから、、」
「男は頼りないから、、、」
といろんな理由で今まで頼ることが出来なかったかもしれないな〜と。
自分の悩みや問題を後回しにする、誰にも言わない、そのパターンをそもそも持っているように思います。
カウンセラーだからどうのこうのではなくて、卵さんにとって誰かに頼ることは一つのテーマだと思います。
このままカウンセラーを目指していくと、それが一つのハードワークになることがあります。
「誰にも頼らないで1人で抱えていく。」
そのパターンを強化するためにカウンセラーという役割がネガティヴなサポートになってしまいます。
カウンセリングにやって来られる方の中で卵さんと同じような方も多いです。
誰にも頼れなくて、やっと思いでカウンセリングなら大丈夫かもしれないと勇気を出して来られる方がいます。
卵さんはその人たちの気持ちがよく分かるのではないでしょうか?
自分も頼りたいのに、つい周りをサポートする役割に回ってしまって。
家に帰って「何してんだろう」と思いながらも、また次の日も誰かをサポートする側に回っていく。
それは卵さんのパターンでもあり、優しさでもあると思うのです。
それ自体が悪いことだと思いません。カウンセラーを目指されるのも「誰かをサポートしたい!」と強い想いがあるからだと思います。
ただ、それ以外の選択肢も取れるようになることも大切なように思います。
卵さんが実際にカウンセラーになった時に、たくさんの選択肢を取れるようになっていることが相談にやってきた方の助力になります。
誰にも頼れない人から「頼った方がいいですよ!」とアドバイスもらっても信憑性はないですよね。
卵さんは心理学的にかなり自立しているわけですが、「自分の為に」誰かに頼ることに強い抵抗があるわけですね。慣れてないというか、、、
「誰かの為に」頼ってみるのはどうでしょうか?
人に頼られて嬉しい人もいます。
卵さんの周りのカウンセラーの卵さま達も頼ってくれることが嬉しいと思うかもしれません。
また、直接的に頼るわけではないけれども、卵さんが頼ることで、
それがいつか出会う卵さんにカウンセリングを受けたい方たちの助力にもなるわけです。
「自分の為に」自立という鎧を脱げないのなら、卵さんが愛したい!助けたい!「誰かの為に」その鎧を脱いでみてもいいのではないでしょうか?
カウンセラーは確かに自立的な側面が多いと思います。
時には受けとめて、時には引っ張っていく。
でも、それは「誰にも頼らない完璧超人になる」こととは別のように思うのです。
完璧超人を目指してしまうとジリジリと心が疲弊して燃え尽きてしまいます。
カウンセラーを目指されたモチベーションも見失っていくかもしれません。
「カウンセラーを目指しているのに、誰かに頼ってはいけない!」
それは一つの禁止令であるわけです。
「〇〇してはいけない!」と。
その裏には「強くあらねば!」と鞭を叩いているリトル卵さんが心の中にいるわけです。
その心の中のリトル卵さんは、誰に何を言われて?どんな体験を過去にして?
「強くあらねば!」と鞭を打っているのでしょうか?
その心の中のリトル卵さんと仲良くしていくこと、コミュニケーションしていくこと、受け止めてあげること。
カウンセラーになったつもりで、心の中のリトル卵さんに寄り添ってあげてくださいね。
そのうち「カウンセラーが頼ってはいけない!」と禁止令ではなくて、
「頼ってもいいけど、今は頼らなくても大丈夫かな」と緩やかに思えるようになると思います。
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