相手の態度や行動に自分の気持ちを振り回されてしまって、フラストレーションを感じることはありませんか?
例えば、
実家で母親と話していると、
気にしなくていいと思っているのに、母親の小言にいちいち反応してしまう。
「はやく結婚しなさい!」「仕事の方は大丈夫なの?」「子育ては〇〇したら?」
母親の態度や発言に振り回されたくないから、
もう実家には帰るのは辞めようかなと思っていたのに、気が付いたらまた実家に行く用事が出来てしまっている。
また、
仕事での上司や周りの同僚の評価が気になってしまって、 仕事中はいつも緊張してしまう。
仕事終わりに何か予定をいれる余裕なんてなくて、帰って家事や育児をするだけで精一杯。
つい反応して振り回される
反応しなければいいだけなのに、
心は思い通りにならずに常にアンテナを張り巡らして、相手の行動や態度に影響されてしまいます。
相手はそこまで何も考えていなくて、
何気なく言った一言かもしれませんが、
その言葉に縛られて身動き取れなくなってしまうこともあるかもしれません。
気にしすぎ?
自信がないだけ?
優柔不断?
私たちが周りの人の態度や行動に影響されてしまうのは、何故でしょうか?
相手の気持ちを思いやる優しさ
相手の行動や態度にいちいち反応してしまうのは、
裏を返せばそれだけ相手のことを繊細に観察しているということです。
そのことをポジティヴに受け取れば、
気遣いできる人であり、相手の気持ちに寄り添える人でもあります。
繊細であることは、
ネガティヴな要素ではなくて、むしろあなたの長所でもあるのです。
しかし、
この繊細なアンテナであなたが周りの人の行動や態度を読み取った後の、
あなたの行動によって自らを苦しめてしまうことが問題になってしまいます。
【自分よりも相手を優先させてしまうこと】
それがあなたの問題の原因になってしまっているからです。
あなたは何故自分よりも相手のことを優先させてしまうのでしょうか?
例えば、
相手の態度や雰囲気を繊細に読み取っても、
相手は相手、私は私と境界線を引くことが出来れば、
あなたが相手に影響を受けて振り回されることはありません。
繊細であることは問題にはなりませんよね。
あなたは、相手を自分との間に境界線は引けているでしょうか?
コントロールされてきた?
境界線が引けなくなってしまう理由の一つに過干渉・過保護というキーワードがあります。
少し強い言葉に言い換えるとコントロールされてきた過去があるということです。
それは親かもしれませんし、恋愛相手が束縛する人だったかもしれませんよね。
相手に許可出してもらう感覚が自然とパターン化されてしまうのです。
「〇〇していいですか?」
「✖️✖️しても怒りませんか?」
そんな風に自分の意思よりも相手の判断を求めるのが癖になってしまっているのです。
このパターンを直していくためには、
自分が自分へと許可を与える練習をしていく必要があります。
あなたが欲しいもの買ってみる。
たまには怠けてみる、サボってみる。
相手の頼み事をしてみる。
NOと言ってみる。
出来ることからでいいので、
小さいことからやってみてください。
これは計算ドリルのように、
繰り返しやっていきましょう。
心が自然に反応して、
自分に自分が許可を出すことに抵抗してしまうかもしれません。
その抵抗が出てきた時に、
「やっぱり私は自分で決めることはできない」
と自分を責めることではなくて、
「頑張ってチャレンジしたんだね」
とあなたの心をよしよししてあげることです。
心の抵抗が出てきた時ほど、
自分のことを褒めてあげてくださいね。
満たされなかった想いから
もう一つ、
相手の行動や発言に振り回されてしまうパターンがあります。
あなたの心が無価値感を感じてる時です。
例えば、
このようなケースがあります。
小さい頃に実家が商売をしていて、お母さんと遊んでもらうことも、一緒に食事をすることもあまりなかった。
頭では商売をしていて忙しいことは分かっているので、
小さいながらも大人になって我慢をします。
しかし、
心の中には一緒に遊んで欲しい気持ちと、自分だけ我慢しなければいけない怒りも感じているかもしれません。
成長していく中で、
気が付いたら親が安心するような選択肢を取るようになっていきます。
親が安心するような学校、職業、恋人、、、、
とくに親から何か言われているわけでもないのに、
親の為に生きていく(選択していく)ことをやってしまいます。
親の期待に応えるともっと愛されるのかもしれない。
子供の頃に感じていた寂しさと怒り、両親の愛がごちゃ混ぜになっている中で、気が付きにくいかもしはるません。
その想いから相手を満たしてあげること、
(相手を安心させてあげること)があなたの存在価値に変わっていきます。
この場合は、
先ほどの過保護・過干渉のケースとは、
ちょっと違うので自分が相手の言動に振り回されていると感じにくいかもしれません。
幼少期の頃でいえば、両親との距離は遠いと感じていますからね。
しかし、距離が遠かった度合いだけ
あなたの愛から相手を満足させたい(安心させたい)と思ってしまっています。
このパターンの場合は、
あなたが愛を受け取っていくことがポイントになっていきます。
望むように愛されなかった。
その想いから相手を満たすことで、
自分はちゃんと愛されるようになると思ってしまっています。
受け取れなかった愛を取り戻していく
あなたは愛されなかったのではなくて、
あなたが望む形ではなかったので、気が付きにくかっただけで、あなたは愛されていたのかもしれません。
あなたが受け取ることが出来なかった愛に気が付く必要があります。
あなたは誰に十分に愛されなかったと思っているでしょうか?
本当にその人はあなたのことを愛していなかったのでしょうか?
当時は分からなかったけど、
時間が過ぎた今だからこそ受け取れる愛はそこにはなかったでしょうか?
少し振り返ってみてくださいね。
誰かの言動に影響されて、自分が振り回されてしまうのは、
自信がないのではなくて、あなたが受け取れる愛を見落としていることが原因だったとしたら?
まずは、あなたの心を愛で満たしていきましょう
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