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好きなことを仕事にしたいのに思うように結果が出ない時に

「好きなことを仕事にしたい!」 

そんな気持ちを持つ方も増えてきてるかしれません。

コロナによる影響でテレワークも浸透してきて、

「会社に属さないでも個人でも仕事していくことができるかもしれない。」

と社会の変化をチャンスに変えようと思って相談される方も増えてきました。

もちろん、コロナ以前も
『好きなことを仕事にしたい!』
そんな思いを持った方々とたくさん話してきました。

好きなことなので、
頑張れるチカラもいつも以上に発揮できるのですが、
「好きなこと」だからこそ結果が出ないと自分を否定するエゴの声も大きくなってしまいます。

そこで、
好きなことを仕事にする時にハマりやすい落とし穴について解説していきたいと思います。

好きなことに限った話ではなくて、
結果が出ない状況について、冷静に分析することは必要です。

『結果が出ない』=『私には向いてない』

そう考えてしまうのは早計かもしれません。

マネタイズする能力と好きなことをする能力は違う!?


好きなことする力とそれでお金を稼ぐ能力は必ずしもイコールではないことがあります。

例えば、
あなたが文章を書くのが好きで、
素晴らしい小説やエッセイを書ける才能もあるとしますよね。

でも、
それをひたすら書くだけでは、
文章を書く才能はお金にはなりません。

本にして、広告をして、流通に乗せて、
あなたの書いた文章が商品としての価値を生み出すには、
文章を書く以外の能力も必要になってきます。

マネタイズする能力は、
自分ですべて身に着ける必要はないですが、
あなたの文章を書く才能を商品化するためには、
あなたの才能を知って助けてくれる人に出会わなければいけません。

その出会いのチャンスは、
たくさん作っておく方がいいでしょうね。

ブログやホームページに文章を投稿すること。
何かの賞に応募してもいいかもしれません。

文章を書く才能とそれを本にする能力は違うわけですよね。

①好きなことをすること。(才能)
②それを仕事化(商品化、お金化、)すること。(マネタイズ)
③手助けしてくれる人に見つけてもらう。(自己プロデュース)

極端に言えば、
好きなことの才能があまりなくても、
マネタイズする能力が高ければ仕事としてはうまくいくかもしれません。

 ①『好きなことをすること』に没頭することも大切かもしれませんが、
②と③の部分も同じように頑張る必要があります。

それ本当に好きなこと!?

「好きなことを仕事にしたい!」
と相談を受けていて、何度か話をしていく中で、
「あれ、私それって本当にしたいことじゃなかった」ということがあります。

例えば、
お母さんに認められるような仕事をしようとしていたり、
友達に自慢でできるような仕事をしていたり、

でも、そのような場合は自分でも、
何処かで気が付いているんですよね。

自己肯定感が上がったり、過去の傷が癒されたりすると、
自然に本当に進みたい道に進めるようになってきます。

また、このようなパターンもあります。

自分が向き合うことから避けるために、
『仮想の好きなこと』を作ってしまうケースです。

このような例がありました。

その方は仕事が好きで、お金を稼ぐことが好きだと思ってました。
毎月、毎年、収入がアップすることを目標に仕事に打ち込んでました。

ずっと結果を出してきていたので、
その仕事が自分の天職だと思ってました。

しかし、ある時を境に、
自分のやることがすべて裏目に出ていくようになります。

今まで築き上げたものがあるので、
何とか頑張ろうとします。

でも、結果に反映されません。

そこで燃え尽きを起こして、
カウンセリングに相談にやってこられました。

その方はパートナーがいたのですが、
ずっと結婚しないままでした。

結婚したくない訳じゃないのに、
結婚というゴールを選択していませんでした。


結婚よりも収入を上げていくことが目標だった訳です。

結婚の話を
「いつか」「後で」
としている間にずっと先延ばしにしていたのです。

カウンセリングで少しずつ自分の気持ちに気付いたみたいでした。

収入をどんどん上げていくよりも、
自分がパートナーと一緒に安心して暮らしていくことが、
私にとって幸せなのかもしれない。
でも、それに踏み込むのことが怖い。

このようなケースは少なくありません。

本当にしたいことは旦那さんと向き合うこと、でもそこに踏み出す勇気がない。
だから他の道に逃げてしまうのです。

先ほどの方は、
最終的には「お金を稼ぐことは好きなことじゃなかった」
 と言ってました。

何かの不足感を埋めるために、
「仮想の好きなこと」を作り出して、アドレナリンを出していたのかもしれませんね。

自信のなさが焦りを生み出している。

結果が出ないのではなくて、
結果が出るにはまだ時間がかかることもありますよね。

着実に成果を積み上げているのに、
それが自分の理想のペースとは違うので「結果が出ない」と烙印を押してしまうケースです。

「もうちょっと長いスパンで考えてもいいのでは?」
と話をしても、そのアドバイスは耳に入らないことがあります。

「長いスパンで考えた方がいい」
というのは本人もどこか分かっているんですよね。

でも、焦ってしまうのです。

その焦りの裏側には、
「自信のなさ」「自己嫌悪」「劣等感」が隠れています。

結果の出ない間は、
それらを感じ続ける期間でもあるので、
早くそこから抜け出したいのです。

しかし、
早く抜け出したいと思えば思うほど、
結果が出ていないことにもフォーカスされてしまうので、
余計に苦しんでしまい空回りしてしまいます。

そもそもの「自信のなさ」「自己嫌悪」「劣等感」を癒していく必要があります。

結果が出ないと思う時はチャンス!

結果が出ないと思ってしまう時は、
あなたのやり方や考え方、心のパターンに気付いて
レベルアップするチャンスでもあります。

本当に大切なことに気が付いて、
それと向き合っていく道を選ぶこともあるかもしれません。

自分のやり方を変えて、
全く新しい発想で成功を手にすることもあるかもしれません。

一人では限界だと思っていても、
誰かに助けてもらうにはどうすればいいのか?
そうやって見方を変えるだけで何倍ものスピードで進んでいくこともあります。

あなたがどのパターンの罠にハマっているのか?
ちょっと立ち止まって考えてみてもいいかもしれませんね。

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