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生活に不自由はないけれど、心は何か満足していない

心の問題は現実的な問題とリンクしていないことがあります。

例えば、周りから見れば何不自由なく生きてるように見えて、心は何か満足しないまま日々を暮らしていることがあります。

「生活が出来ていれば、心の問題なんてどうだっていいじゃないか!?」

周りからそう思われるのが怖くて相談できないこともあるし、自分自身で自らの問題を「たいしたことない」と決めつけることもあります。

心の問題が現実化していく

でも、どうんなんでしょうね。

満たされない心の問題は、現実の問題となって形になっていきます。

不倫や浮気、家族との断絶、社会での孤立、周りから上手に隠しているだけかもしれません。

心の問題は、そこに孤独と孤立があります。

でも、心の問題を隠そうとするので、孤独や孤立に対抗する薬である「繋がりや理解」を得ることが出来ません。

処方箋はあるのに、その薬を手に入れることが出来ないんですよね。

繋がりと理解を注ぐために

カウンセリングは現実の問題にすぐに対処できないこともあります。

問題の現場に出動することも出来ません。消防士なら火事の現場に駆けつけることができます。

また、代わりに問題を解決してあげることもできません。弁護士なら本人の代理となって、助けてくれてます。

だから、すごく遠回りをしているように感じられるかもしれません。

でも、カウンセリングの本質は、隠した心の問題に繋がりと理解を注ぐことでもあるのです。

そして、繋がりと理解を注ぐには、時間がとても必要なんですよね。

満たされない心の正体は?

満たされない心の正体は、生きるために心に蓋をしてきた結果かもしれません。

生存する為には、繊細な心が邪魔になってしまうのです。

傷付かないように蓋をして、傷付いた部分を麻痺させて、そうやって生き延びてきたわけです。一生懸命頑張ってきたんですよね。

満たされない心の問題は、些細なことだと思ってしまうかもしれません。

でも、ずっと「些細なことだ」と思うことによって、我慢してきたのです。

本当に求めているものは?

満たされない心を満たすために本当に求めているものはなんでしょうか?

私たちの心は、満たされない心をどうにかしようとして、さらに心に負荷をかけることがあります。

何かに必死に取り組むことで、心からまた意識を逸らそうとするのです。

今まで必死に生き延びる為に、心の問題に蓋をして、麻痺させてきたように。

それと同じような方法を取ってしまいます。

アドレナリンを出して、何かを必死に追いかけることで、心の空白を埋めようとするのです。

でも、あなたが本当に必要としていることはそれでしょうか?

何かを追いかけることで、心の空白を埋めようとすると、永遠に追いかけ続けなばいけません。

それは、あなたを満たしてくれるもの必死に追いかけることで忘れようとしているだけかもしれません。

自分の心を満たしてくれるものは、何か?

自分にとって繋がりや理解が何を意味をするのか?

時間をかけて見つける必要があるかもしれませんね。

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