感情は燃えるゴミを出すように、袋にくるめて捨てれば無くなるものじゃない。
寂しさや悔しさ、孤独感も、感じては消えて、浮かんでは消えてを繰り返していきます。
昨日の夜に張り裂けそうになった寂しさを、次の日の朝は忘れているかもしれないし、さっきまで笑って友達を話していたのに1人になった瞬間に気分が急に落ち込むかもしれない。
どんなにすべてを受け入れてくれる人に出会えても、昨日まで抱えた寂しさがふと顔を出してくることもある。
でも、それは何も異常なことじゃないし、心が弱いわけでもない。
ごく自然なことです。
むしろ気持ちを無理やり切り替えることの方が不自然かもしれません。
私たちが頭で求める理想のスピードが、心にとっても理想のスピードとは限りませんからね。だから、思い通りに気持ちを切り替えられなくても大丈夫です。
悲しみがずっと続くのは嫌だし、寂しい気持ちとは早くさよならしたい。
そう思うのも当たり前だから、そう思っちゃいけないわけじゃない。
でも、ゆっくりと心がやがて落ち着いていくこともあるから、頭が求める理想のスピードで変化しなくても焦らなくて大丈夫です。
不安定な心を抱きしめる時間こそが今は必要な時かもしれませんからね。
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